ドーム型防犯カメラとは?撮影範囲や特徴を活かす設置方法

ドーム型防犯カメラとは?撮影範囲や特徴を活かす設置方法

2024年10月28日

防犯対策がますます重要視される現代社会において、防犯カメラは導入が欠かせないツールとなっています。特にドーム型防犯カメラはその特徴的なデザインと多機能性から、多くの場所で採用されています。ドーム型防犯カメラは360度の広範囲をカバーすることが可能で、設置場所を問わないことが特徴です。

本記事では、ドーム型防犯カメラの特徴や撮影範囲、設置場所の選び方、さらには他のカメラとの違いについて詳しく解説します。用途に合った最適なカメラを選び、安心できる監視システムを構築しましょう。

目次

  1. 1. ドーム型防犯カメラとは?
  2. 2. ドーム型防犯カメラを設置するメリット
    1. 見え方が360度で死角が少ない
    2. カメラの存在が目立ちにくい
    3. 耐久性があり屋外設置もできる
    4. コストパフォーマンスが高い
  3. 3. ドーム型防犯カメラを設置するデメリット
    1. 犯罪抑止力が弱まることもある
    2. 設置方法が難しい
    3. 望遠機能に乏しい
  4. 4. ドーム型防犯カメラと他のカメラの違い
    1. ボックス型(箱型)カメラとの違い
    2. バレット型(筒型)カメラとの違い
  5. 5. ドーム型防犯カメラを導入する際の注意点
    1. プライバシーと法的規制に配慮する
    2. 適切な位置に設置する
  6. 6. 監視カメラソリューションサービスとは
    1. 導入までの流れとサポート
  7. 7. ドーム型防犯カメラの取り付けはプロに任せよう

ドーム型防犯カメラとは?

ドーム型防犯カメラはその名前が示す通り、ドーム状のカバーでカメラを覆ったデザインが特徴的な監視カメラです。このドーム型デザインは、カメラの向きやレンズの角度を外部から分かりにくくし、監視範囲を隠す役割を果たします。これによりカメラの存在を目立たせず、自然な監視が可能となります。また、ドーム型防犯カメラは耐久性が高く、防水・防塵性能を備えたモデルも多いため、屋内外を問わず設置できる柔軟性が魅力です。

ドーム型カメラは、家庭や小規模なオフィスから大型の商業施設や公共施設まで、幅広い用途に対応できる万能な監視カメラです。周囲のインテリアや建物のデザインに溶け込むため、カメラを目立たせたくない場所にも適しており、設置後も違和感を与えません。

ドーム型防犯カメラを設置するメリット

ドーム型防犯カメラを設置するメリット

ドーム型防犯カメラはそのデザインと機能により、さまざまなメリットを持っています。ここでは、ドーム型カメラをおすすめする理由とそのメリットを詳しく解説します。

見え方が360度で死角が少ない

ドーム型防犯カメラの最大の特徴は、360度の広範囲をカバーできる点です。多くのドーム型カメラは、パンチルト機能(カメラを水平・垂直に動かす機能)を備えており、カメラが全方向を自動的にスキャンすることで、広範囲を見渡せます。この機能により、死角を最小限に抑え、一つのカメラで広範囲を監視することが可能です。

天井に設置することで部屋全体や店舗のフロア全体をカバーできるため、複数のカメラを設置する必要がありません。これにより、導入コストの削減にもつながります。また、360度の視野を持つため、動きのある物体を追跡し、どの方向からの侵入者も逃しません。

カメラの存在が目立ちにくい

ドーム型防犯カメラのもう一つの大きなメリットは、そのデザイン性です。ドーム型のカバーは、カメラの向きを隠すだけでなく、カメラ自体を目立ちにくくする効果があります。カメラが設置されていることに気付かれにくく、監視していることを意識させずに、自然な形で監視を行うことができます。

特に、店舗やオフィスのように人の出入りが多い場所など、カメラが目立つことによる心理的な圧迫感を避けたい場合に、ドーム型カメラは最適です。また、天井や壁に自然に溶け込むデザインであるため、インテリアや店舗の美観を損なわずに設置することが可能です。これにより、顧客や従業員に対しても安心感を与えることができます。

耐久性があり屋外設置もできる

ドーム型防犯カメラは、耐久性が非常に高く設計されており、屋内外を問わず設置することが可能です。屋外に設置する場合は、防水・防塵性能が必要ですが、ドーム型カメラはその点においても優れています。IP66やIP67といった高い防水・防塵性能を持つモデルも多く、雨風や砂塵といった過酷な環境でも安定して動作します。

さらに、ドーム型カメラは耐衝撃性能にも優れているため、いたずらや破壊行為をされても壊れにくいのが特徴です。屋外の駐車場や工場のような人目に触れやすい場所でも安心して設置でき、長期間にわたって高いセキュリティを維持することができます。

コストパフォーマンスが高い

ドーム型防犯カメラは広範囲をカバーできることから、複数のカメラを設置する必要がないため、コストパフォーマンスに優れています。一台のカメラで広いエリアを監視できるため、初期投資を抑えることができるのはもちろん、メンテナンスコストや運用コストも抑えられます。

さらに、ドーム型カメラは他の防犯カメラと比較しても性能と価格のバランスが取れているため、初めて防犯カメラ導入を検討している方や、予算に限りがある場合にも適しています。例えば、小規模な店舗やオフィスでの導入を考えている場合でも、ドーム型カメラならコストを抑えながら設置可能です。

ドーム型防犯カメラを設置するデメリット

ドーム型防犯カメラを設置するデメリット

ドーム型防犯カメラには多くの利点がありますが、導入にあたってはいくつかのデメリットも考慮する必要があります。ここでは、ドーム型カメラの欠点について詳しく解説します。

犯罪抑止力が弱まることもある

ドーム型カメラは控えめなデザインが特徴ですが、それゆえに犯罪抑止力が弱まる可能性があります。他の目立つデザインのカメラとは異なり、犯罪者がカメラの存在に気付かないことがあります。

そのため、犯罪抑止を目的とする場合は、ドーム型カメラだけではなくボックス型カメラやバレット型カメラを併用することで、より効果的な防犯対策になるでしょう。ドーム型カメラは耐久性や証拠の収集力に優れている一方で視覚的な抑止力には欠けるため、その点を補完する工夫が必要です。

設置方法が難しい

ドーム型防犯カメラは、そのデザイン上、設置場所や角度によっては取り付けが難しい場合があります。特に天井に設置する際は、設置場所の高さや配線の取り回しなど、専門的な知識や技術が求められます。また、設置後にカメラの角度を調整することが難しい場合があるため、最初の設置時に正確な位置決めをしましょう。

設置方法が難しいため、自身で取り付けを考えている場合は、できれば専門業者に依頼することをおすすめします。プロに設置を任せることで、最適な角度でカメラを配置して、効果的に監視をすることができます。

望遠機能に乏しい

ドーム型カメラは広範囲をカバーできる一方で、望遠機能に乏しいというデメリットがあります。特に遠距離の細部までを確認する必要がある場合には、ドーム型カメラだけでは不十分なケースがあります。そのため、遠距離の監視を必要とする場所には望遠機能を持つカメラとの併用がおすすめです。

例えば、広い駐車場や広場など、遠距離の監視が必要な場所では、バレット型カメラのようにズーム機能が強化されたカメラを追加することで、ドーム型カメラの欠点を補えます。ドーム型カメラと他のカメラの組み合わせによって、短距離と長距離の両方をカバーした理想的な防犯体制を整えられるでしょう。

ドーム型防犯カメラと他のカメラの違い

ここまでドーム型防犯カメラの特徴を紹介しましたが、防犯カメラには他にも代表的な種類があります。ドーム型カメラと他の代表的なカメラとの違いを比較し、その特徴を解説します。

ボックス型(箱型)カメラとの違い

ボックス型カメラは、その名の通り箱型のデザインが特徴。一般的にレンズがむき出しになっているため、カメラの向きや監視範囲が明確です。犯罪に対する抑止効果を期待できるため、カメラの設置によって犯罪を未然に防ぎたい場合にはボックス型カメラがおすすめです。

一方、ドーム型カメラはその目立たないデザインと広範囲をカバーできる点が特徴です。カメラの向きが隠されているため、監視範囲を外部から特定しにくく、見えない場所からの監視が可能です。また、ボックス型カメラは通常、固定された方向を監視するのに対し、ドーム型カメラは360度の視野を持つモデルも多く、広範囲をカバーするのに適しています。

バレット型(筒型)カメラとの違い

バレット型カメラは、筒状のデザインが特徴で、遠距離監視に適したカメラです。ズーム機能や赤外線機能を備えたモデルが多く、夜間や暗所での監視にも優れています。特に、特定の方向やエリアを詳細に監視したい場合には、バレット型カメラが向いています。

一方、ドーム型カメラは広範囲を一度に監視するのに適しており、複数の方向を監視する必要がある場合には効果的です。また、バレット型カメラは明確にカメラの存在感があるため犯罪抑止効果が高いのに対し、ドーム型カメラは目立たないデザインで心理的圧迫感を与えないという利点があります。

ドーム型防犯カメラを導入する際の注意点

ドーム型防犯カメラを導入する際の注意点

ドーム型防犯カメラを導入する際には、いくつかの注意点を考慮しましょう。これらのポイントを押さえることで、効果的かつ安全に防犯カメラを設置できます。

プライバシーと法的規制に配慮する

防犯カメラを設置する際には、プライバシーの保護と法的規制を遵守することが大切です。特に、公共の場所や他人のプライバシーに関わるエリアを監視する場合には、撮影範囲や設置場所に細心の注意を払う必要があります。

監視カメラによるプライバシー侵害が問題となることもあり、違法な監視行為は罰則の対象となることがあります。そのため、監視カメラを導入する際には、事前に地域の法律や条例を確認し、適切な設置と運用を行いましょう。また、カメラ設置場所には、監視エリアを明示する看板を掲示するなど、透明性のある運用を心がけて下さい。

適切な位置に設置する

ドーム型防犯カメラの効果を最大限に引き出すためには、設置場所と位置が重要です。カメラの視野を最大限に活用するために、天井や高い位置に設置し、広範囲をカバーできるように配置しましょう。また、設置場所の暗さも踏まえて、暗所での撮影には赤外線機能付きのモデルを選ぶことをおすすめします。

カメラの取り付け角度にも注意が必要です。適切な角度に設置することで、監視対象エリアを効果的にカバーし、死角を減らすことができます。設置後にカメラの向きや角度を微調整することも可能ですが、初期設定で最適な位置を見つけるのがベストです。

監視カメラソリューションサービスとは

監視カメラの導入を考える際には、専門家の手を借りることをおすすめします。監視カメラは種類やメーカーも多岐に渡るため、知識がないと選定や設置に手間取ることがあるからです。

USENの監視カメラソリューションサービスは機器選定から設置、運用までのプロセスをサポートしています。現地調査とヒアリングから設置場所に合った監視カメラをご提案します。

導入までの流れとサポート

USENの監視カメラソリューションサービスは、まずクライアントのニーズに合わせたコンサルティングから始まります。これにより、最適なカメラの選定や配置計画が立てられます。その後、設置作業が行われ、監視カメラの運用がスタートします。

さらに、導入後のサポートも充実しています。全国拠点の担当者が総合的にサポートし、24時間・365日電話でのサポートを受け付けています。監視カメラのシステムは、定期的なメンテナンスやソフトウェアのアップデートが必要です。アフターサポートが充実しているサービスを選ぶことで、長期間に渡って安心してご利用いただけます。

ドーム型防犯カメラの取り付けはプロに任せよう

ドーム型防犯カメラの取り付けは、設置場所や条件によってはとても複雑な作業となります。特に、天井への取り付けや配線作業が伴う場合は、専門的な技術が求められることが多く、DIYでの設置はトラブルの原因となる可能性もあります。

そのため、ドーム型防犯カメラの取り付けはプロに任せると安心です。専門家の安定した施工によって、カメラが適切な位置に設置され、最大限の効果を発揮できるでしょう。また、設置後の調整やアフターメンテナンスも依頼できるため、長期的な視点で安心してカメラを運用することができます。

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