タッチ決済端末は導入すべき?タッチ決済のメリットや端末の導入方法まで簡単解説

タッチ決済端末は導入すべき?タッチ決済のメリットや端末の導入方法まで簡単解説

2024年05月23日

タッチ決済の端末を店舗に導入するか迷っている経営者は多いのではないでしょうか。タッチ決済を導入すれば、売上向上や顧客満足度の向上など多くのメリットがあります。この記事では、そもそもタッチ決済とは何か、またタッチ決済のメリットから端末の導入方法まで詳しく解説します。

目次

  1. 1. タッチ決済端末とは?
  2. 2. タッチ決済端末の規格
  3. 3. タッチ決済に含まれる4種類の決済方法
    1. カード決済
    2. 電子マネー・スマホ決済
    3. 交通系電子マネー決済
    4. QRコード決済
  4. 4. タッチ決済を導入するメリット
    1. 混雑を緩和できる
    2. 利用者の幅が広がる
    3. 安心して利用できる
    4. 衛生面に配慮できる
  5. 5. タッチ決済を導入するデメリット
    1. 端末などの導入コストがかかる
    2. 端末操作に慣れる必要がある
    3. 利用金額に上限がある
  6. 6. 3ステップでできる!タッチ決済の導入方法
    1. 【Step.1】申し込み
    2. 【Step.2】必要書類を提出して、審査を受ける
    3. 【Step.3】端末が納品されたら、設定して利用開始
  7. 7. タッチ決済に関するよくある質問
  8. 8. タッチ決済端末の導入で会計をスマートに

タッチ決済端末とは?

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タッチ決済端末とは、人と直接触れ合わずに決済できる非接触型決済専用の端末です。タッチ決済は世界的にも導入が進んでいる決済方法で、海外のブランドによっては「コンタクトレス(Contactless)決済」とも呼ばれます。

タッチ決済端末では、タッチ決済に対応したカードやスマートフォンを端末にかざすだけで決済が完了。現金決済の場合に必要となる、お釣りのやり取りや会計の細かい正誤確認などが不要なため、スピーディに会計できる点がメリットです。

タッチ決済端末の規格

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タッチ決済端末には、「NFC(Near Field Communication)」という国際規格があり、主に「Type A」「Type B」「Felica(フェリカ)」の3種類が採用されています。Type AとTypeBはそれぞれ外国の企業が開発したもので、海外で広く普及している規格です。Felicaはソニーが開発した規格で、主に日本国内で展開されています。

原則カードでのタッチ決済にはType AとType B、Suicaなどの電子マネーにはFelicaに対応した端末でなければ決済できません。希望の決済方法に対応するには、それぞれの規格に対応した端末を用意する必要があります。

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タッチ決済に含まれる4種類の決済方法

タッチ決済端末に対応した決済方法は主に4種類に分けられます。それぞれの仕組みや特徴を見ていきましょう。

カード決済

タッチ決済に対応したカードを専用端末にタッチすることで決済する方法です。

カード決済の際に通常必要となるサインや暗証番号の入力が、タッチ決済では不要になります。ただし、15,001円からはサインなどが必要となるため注意が必要です。

このようなマークがついていれば、クレジットカードのタッチ決済に対応しています。

タッチ決済アイコン
【例】
  • VISAタッチ決済
  • JCBタッチ・コンタクトレス決済
  • American Expressコンタクトレス決済

電子マネー・スマホ決済

スマホ決済は、Apple PayやGoogle Payなどのアプリを利用した決済方法です。

Apple PayやGoogle Payはスマホをデジタルウォレット(お財布機能)として利用できるアプリで、多くの電子マネーブランドの情報をまとめて登録しておけます。利用時は決済端末にスマホをタッチするだけで決済可能です。最近では、スマートウォッチなどのウェアラブル端末で使用できるものも増えてきています。

【例】
  • Apple Pay
  • Google Pay
  • QUICPay
  • 楽天Edy
  • iD

交通系電子マネー決済

SuicaやPASMOなど国内の鉄道会社が発行している、ICカードによる決済方法です。

SuicaやPASMOなどの交通系電子マネーは基本的に国内専用のサービスで、NFC Felicaに対応した端末でのみ利用できます。FelicaはType AやType Bと比べて通信速度が速いのが特徴で、タッチから約0.1秒で決済が完了するスピーディな処理が可能です。

【例】
  • Suica
  • PASMO
  • ICCOCA
  • manaca

QRコード決済

スマホのアプリを用いて、画面に表示させたQRコードなどの決済コードを読み取って決済する方法です。QRコード決済には専用の端末は必要ありません。

顧客が決済コードを提示するケースと、店頭のQRコードなどを読み込んで決済するケースがあります。顧客がコードを提示する方法を「ストアスキャン」、店側がコードを提示する方法を「ユーザースキャン」といいます。

【例】
  • PayPay
  • 楽天Pay
  • LINE Pay
  • d払い

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タッチ決済を導入するメリット

タッチ決済の導入は顧客と店舗双方にとってさまざまなメリットがあります。タッチ決済の導入で得られる主なメリットを見てみましょう。

混雑を緩和できる

タッチ決済の大きなメリットは決済処理の速さです。基本的に、端末にカードやスマホをタッチするだけなので決済作業が数秒で終わります。

現金会計で必要なお釣りの受け渡しや、一定額までであればカード利用後のサインの記入なども必要ありません。そのため、会計待ちの長い行列ができなくなり混雑の緩和につながります。おのずと回転率も上がるので、売上の向上も見込めるでしょう。

利用者の幅が広がる

タッチ決済端末の導入は、幅広い利用者の集客を期待できます。とくにキャッシュレス志向の強い、若年世代の利用者増加が見込めるでしょう。

また、韓国や中国などキャッシュレス化が進んでいる国からの訪日客の獲得も期待できます。キャッシュレス決済に慣れている訪日客は、タッチ決済に対応している店舗の方が利用しやすいため、売上機会の拡大につなげられるでしょう。

安心して利用できる

カード決済の場合、店員の前で暗証番号を入力するのに抵抗があるという人も少なくないでしょう。タッチ決済は、暗証番号の入力が不要なうえ、顧客自身で操作(タッチ)するため、スキミングや個人情報の漏えいといった不正の心配がありません。

店側にとっても、お釣りの受け渡しミスなどがなくなるため安心して会計業務を行えます。

衛生面に配慮できる

顧客との現金やカードの直接的なやり取りがないため、感染症のリスクを抑えられる点もメリットです。コロナウイルスの流行以降、世界的にもコンタクトレス決済の導入が増えました。

とくに現金は不特定多数の人が触れている可能性があり、衛生面で抵抗を感じる人もいます。そんな人たちにとっても、タッチ決済は安心して使える決済方法といえるでしょう。

タッチ決済を導入するデメリット

タッチ決済にはメリットが多い一方で、デメリットになりうる点もあります。メリット・デメリット両方を把握したうえでうまく活用しましょう。

端末などの導入コストがかかる

タッチ決済も含めたあらゆるキャッシュレス決済に対応するには、それぞれに対応した端末を用意しなければなりません。そのため、端末代金などのコストがどうしてもかかってしまいます。

ただ、1台で複数種類の決済手段に対応した「マルチ決済端末」を導入するという方法もあります。できるだけコストを抑えたい場合にはマルチ決済端末の導入がおすすめです。

【ポイント】
  • 1台で複数種類の決済に対応できる、マルチ決済端末を選ぼう

端末操作に慣れる必要がある

決済方法に合わせて操作方法が異なる複数の端末を導入すると、扱いづらさから操作ミスなどの増加につながるリスクがあります。

タッチ決済端末は、処理方法によって「2面待ち」と「3面待ち」の2種類にわけられます。「2面待ち」とは、決済方法によってボタン操作の方法が2通りある端末です。クレジットカード決済の場合とタッチ決済の場合で、店舗側がそれぞれ別のボタンを選択する必要があります。

一方「3面待ち」は、一つのボタンで磁気カード、接触型IC、非接触が同時にアクティブになる端末です。店舗側で操作する必要がなく、顧客自身で決済方式を選択できるため、ミスを軽減できるでしょう。

操作ミスを避けるためにも、決済方法を問わずボタン一つで処理できる「3面待ち」のものを選ぶのがおすすめです。

【ポイント】
  • 「3面待ち」の端末を選ぶようにしよう

利用金額に上限がある

タッチ決済は利用金額に上限が定められており、一定額以上の支払いは行えない場合が多いです。カード会社によって異なりますが、一般的にカードの場合15,000円を超える金額の支払い時には使用できません。

Suicaなどのプリペイド式電子マネーの場合は、チャージできる金額に2〜5万円程度の上限があるのが一般的です。これらの理由から、タッチ決済は比較的少額な決済の利用が多い店舗に向いているといえるでしょう。

【ポイント】
  • 顧客の利用金額を考えて、導入を検討しよう

USEN PAYであれば、タッチ決済の利用金額に上限がありません。15,001円を超える支払いの場合はサインが必要ですが、それでも会計がスムーズになるでしょう。

3ステップでできる!タッチ決済の導入方法

3ステップでできる!タッチ決済の導入方法

上記に挙げた導入の流れはあくまで一例です。導入を検討する際は、どのような手順を踏む必要があるかを依頼する会社にあらかじめ確認しておきましょう。

【Step.1】申し込み

使用したい端末が決まったらWebなどで申し込みましょう。

申し込みをする前に、端末の機能とコストが自店に合っているかどうか、サービスを提供する企業に相談してみるのもおすすめです。加えて、申し込み前に必要書類を用意しておくと、次のステップをよりスムーズに進められます。

【Step.2】必要書類を提出して、審査を受ける

申し込み時には営業許可証のほか、業種ごとに必要な書類を用意しなければなりません。たとえば酒類販売では酒類販売許可証、美容院などであれば美容所登録書が必要です。

必要書類を送付したあとは、加盟店審査を受ける必要があります。数日で完了できる場合もありますが、決済種別によっては審査に時間がかかるケースもあるため注意しましょう。

USENなら、提出書類の確認についても細やかにサポートしてくれるので安心です。必要な書類に関しては下記よりご覧ください。

USEN PAY導入時の必要書類一覧

【Step.3】端末が納品されたら、設定して利用開始

審査を通過すると端末が店舗に届きます。必要なものが揃っているかを確認したら、同梱されているマニュアルなどに沿って初期設定を行いましょう。完了後、問題なければそのまま利用を開始できます。

USEN PAY なら審査から最短10営業日で端末納品されるので、スピーディな導入が可能です。

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タッチ決済に関するよくある質問

タッチ決済を初めて導入するという場合、疑問点や不安な点も多いでしょう。タッチ決済に関するよくある質問をまとめましたので参考にしてみてください。

Q. セキュリティは大丈夫?

A. タッチ決済は安全な決済方法です。

タッチ決済では店舗にカード情報が残らず、通信データも送信時に暗号化されるため、店舗からの情報漏えいの心配はありません。タッチするだけで決済が完了するため、スキミングや暗証番号の盗み見も防止できます。

USEN PAY はなりすましや偽造カードの被害対策にも対応しているのでより安心です。

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Q. すぐに導入できる?

A. 比較的スピーディに導入できるが、時間がかかる場合もあります。

タッチ決済の導入は、クレジットカード会社と直接契約する方法もありますが、決済代行会社を通せば審査期間を大幅に短縮できます。

ただし、決済種別や申し込む時期によっては時間がかかるケースもあるので注意が必要です。申し込み前に目安を確認しておくとよいでしょう。

USEN PAYの導入にかかる時間についてはこちら

Q. タッチ決済端末を選ぶときのポイントは?

A. マルチ決済端末がおすすめです。

タッチ決済端末を導入する際は、顧客のニーズやかかるコストなども検討したうえで自店にあったものを選ぶ必要があります。

タッチ決済端末にはさまざまな種類がありますが、1台で複数の決済方法に対応したマルチ決済端末がおすすめです。自店に合っている端末がわからなければ、端末の取扱い企業に相談してみましょう。

タッチ決済端末の導入で会計をスマートに

タッチ決済端末はタッチするだけで決済が完了するため、スピーディかつスマートな会計が可能です。顧客にとっては待ち時間の短縮や安全性、店舗にとっては混雑緩和や会計管理の効率化など双方にさまざまなメリットがあります。

採用したい決済手段に対応した端末分のコストが必要になるというデメリットもありますが、マルチ決済端末を導入すれば1台で複数の決済手段への対応が可能です。

USEN PAYのタッチ決済端末は業界最大級のブランド数に対応。店舗の規模や来店客のニーズに合わせた端末の導入が可能です。導入端末に関するご相談から審査、保守にいたるまでUSENがすべてサポートするので安心してご利用いただけます。これからタッチ決済端末の導入を考えている方は、お気軽にお問い合わせください。

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