モバイルオーダーは、スマートフォンやタブレットから商品の注文・決済が行えるシステムです。モバイルオーダーは利便性が高く、近年急速に利用が拡大しました。本記事では、モバイルオーダーの概要やメリット・デメリット、導入事例について解説します。モバイルオーダーの導入を検討している方は、ぜひ最後までご覧ください。
目次
- 1. モバイルオーダーシステム(サービス)とは?
- 2. モバイルオーダーが普及した背景
- 3. モバイルオーダーを導入している企業・店舗
- 4. モバイルオーダーの種類
- 5. モバイルオーダーの支払い方法は?現金は利用できる?
- 6. 店舗側のモバイルオーダーのメリット
- 7. 顧客側のモバイルオーダーのメリット
- 8. 店舗側のモバイルオーダーのデメリット
- 9. 顧客側のモバイルオーダーのデメリット
- 10. モバイルオーダーの導入に向いている飲食店の特徴
- 11. 【比較8選】おすすめモバイルオーダーシステム
- 12. モバイルオーダーシステムの選び方
- 13. モバイルオーダーの導入事例
- 14. モバイルオーダーに関するよくあるQ&A
- 15. 業務効率化や人手不足にも!モバイルオーダーの導入を検討しよう
モバイルオーダーシステム(サービス)とは?
モバイルオーダーシステムとは、来店客が自身のスマートフォンやタブレットから商品の注文・決済が行えるシステムです。モバイルオーダーは、店内で注文を行うシステムと、持ち帰り用(テイクアウト)の注文を行うシステムの2つに分けられます。
店内で注文を行う場合は、来店客がテーブルに設置されたQRコードを読み取り、表示されたメニューを選択して注文を行います。支払いはWEBやアプリ上、もしくは退店時にレジで行うのが一般的です。また、持ち帰り用の注文を行う場合は、WEBやアプリ上で注文・決済まで行います。商品ができあがる頃に店舗に受け取りに行けるので、待ち時間がなく商品を受け取ることができます。
モバイルオーダーが普及した背景
飲食店を中心にモバイルオーダーが急速に普及した背景として、飲食業界の人手不足が挙げられます。モバイルオーダーは、商品の注文だけでなく決済まで来店顧客自身で行うものもあります。そのため、接客スタッフの負担軽減や業務効率化に繋がるシステムとして注目されました。また、コロナ禍で非接触サービスの需要が高まったことやキャッシュレス化が進んだことも、モバイルオーダーの普及を後押ししました。
一方で来店顧客にとっても、モバイルオーダーによって自身の好きなタイミングで注文ができ、注文や会計の待ち時間がないといった利便性が注目されました。モバイルオーダーは店舗・顧客の双方にメリットがあるため、受け入れられたといえるでしょう。
モバイルオーダーを導入している企業・店舗
モバイルオーダーは、大手チェーンの飲食店をはじめ、多くの企業・店舗にすでに活用されています。以下は、モバイルオーダー導入企業・導入店舗の一例です。
- マクドナルド
- スターバックス
- 丸亀製麺
- ケンタッキー
- ミスタードナツ
- モスバーガー
- スシロー
- くら寿司
- 吉野家
- 松屋
- カプリチョーザ など
モバイルオーダーの種類
主に飲食店で導入されるモバイルオーダーは、3つの種類があります。ここでは、それぞれの違いについて解説します。
イートイン型モバイルオーダー
イートイン型モバイルオーダーは、店内飲食を目的とした業態向けのシステムです。イートイン型では、来店客がテーブルに設置されたQRコードを読み込み、自身のスマートフォンでメニューを見て注文まで行います。支払いは飲食後にレジで会計をする場合がほとんどですが、スマートフォン上で決済まで完了するシステムもあります。
店舗にとってのメリットは、オーダー業務が削減され、清掃や配膳など他の業務に集中できる点が挙げられます。そのため、食べ飲み放題のコースがある店舗など、繰り返し注文などによる注文業務が多い店舗に向いているシステムです。
テイクアウト型モバイルオーダー
テイクアウト型モバイルオーダーは、顧客が来店前に商品を注文し、指定の時間に商品を受け取りに行くシステムです。テイクアウト型は、顧客の好きなタイミングで注文が可能で、決済も注文と同時に行う場合が多いため、店頭での待ち時間や支払いの手間を減らすことができます。
店舗にとってのメリットは、事前に注文内容を確認し来店時間までに調理した商品を来店客に受け渡すだけで対応が完了するため、顧客対応の効率化や店内の混雑緩和に繋がる点です。
キャッシュオン型モバイルオーダー
キャッシュオン型モバイルオーダーは、ファーストフード店やカフェなど、前会計型の業態向けのシステムです。来店客はQRコードを読み込み、メニューを見て注文と決済を同時に行います。そのため、キャッシュオン型はテイクアウト型の一部として見る場合もありますが、キャッシュオン型はイートインとテイクアウトの両方に対応しているのが特徴です。
キャッシュオン型もテイクアウト型と同様に、レジ前の混雑解消、支払いの手間の削減が期待できます。
モバイルオーダーの支払い方法は?現金は利用できる?
モバイルオーダーにおける支払い方法は、導入形態や店舗の方針によって異なります。
テイクアウト型やキャッシュオン型では、ほとんどの場合キャッシュレス決済が基本で、現金は利用できないケースが一般的です。そのため、自店舗にテイクアウト型やキャッシュオン型のモバイルオーダーを導入したい場合は、キャッシュレス決済サービスも併せて導入が必要になります。
一方、飲食後にレジで会計するイートイン型では、現金を取り扱う店舗であれば現金支払いにも対応できます。
店舗側のモバイルオーダーのメリット
次に、モバイルオーダーを導入するメリットについてより詳しく解説します。店舗の課題をモバイルオーダーが解決できるか確認しましょう。
オーダーミスを防ぐことができる
モバイルオーダーでは、オーダーミスを減らせるのもメリットです。通常は従業員が注文を受けてオーダーするため、注文の聞き間違えやオーダー端末の入力ミス、オーダーを忘れるなどの人為的ミスが発生する可能性があります。しかし、モバイルオーダーでは顧客が自身で商品を注文するため、オーダーミスによる商品提供の遅れやクレーム、材料の廃棄などを防ぐことができます。
注文情報を分析できる
モバイルオーダーは、経営戦略に役立つ情報の分析にも役立ちます。注文された商品の情報が、全てデータベースに保存されるので、集約された情報から注文傾向を分析することが可能です。そのため、食材を無駄なく発注でき、ロスも減らせるでしょう。また、人気メニューや時間帯別の注文傾向なども可視化されるため、新メニューの開発やリピーター獲得のヒントも得られます。
人手不足を補える
モバイルオーダーは、人手不足にも効果的です。飲食店では注文に人員が必要であり、従業員が少ないと注文遅れなどのクレームや、それに伴う店内の混雑に繋がります。しかし、モバイルオーダーでは顧客自身で注文を行うため、従業員の負担を減らし、人手不足にも役立つでしょう。
システムによっては会計まで行うため、レジ業務に必要な人員の削減も可能です。削減した人員を他の業務に回せるだけでなく、新入社員にオーダー業務や会計業務を教える負担も減らすことができます。
回転率を上げることができる
回転率を下げる要因を削減できるのも、モバイルオーダーのメリットです。飲食店において、提供のスピードや店内の混雑度合いは回転率に影響を与えます。モバイルオーダーでは、顧客自身が注文を行うため、注文待ちの時間がなくなり回転率が上がります。
また、システムによってはレジでの会計業務が削減できるため、レジ前の行列もなくなります。モバイルオーダーの導入により、混雑時でも安定したオペレーションが可能になり、売上アップにも貢献するでしょう。
レジ業務が不要となる(テイクアウト型・キャッシュオン型)
モバイルオーダーは、お客様ご自身がアプリやWEB上でご注文いただくため、レジでの注文・会計を不要にします。そのため、従業員は商品の配膳や受け渡し、調理、清掃といった他の業務へ集中できます。また、お金のやり取りを減らし、人為的ミスの削減や顧客とのトラブルの回避にも繋がります。スタッフの業務負担が軽減されることで、業務の効率化や人件費の抑制にも期待できるでしょう。
顧客側のモバイルオーダーのメリット
店舗形態や来店する客層にあわせてモバイルオーダーの必要性は変化します。モバイルオーダーの導入における顧客側のメリットを解説するので、導入を検討している方は参考にしてください。
日本語が分からなくても注文できる
多言語対応しているモバイルオーダーであれば、海外から来た顧客も安心して注文できます。近年、インバウンド需要は高まっており、売上増加のためにも訪日外国人客を呼び込むのが大切です。多言語対応のモバイルオーダーは、スタッフとのやり取りが不要なため、言語によるオーダーミスの心配がありません。また、料理の写真を合わせて掲載できるため料理のイメージがつきやすく、顧客が注文後に後悔するのを防ぐことも可能です。
自分のペースで注文できる
モバイルオーダーは、自身のペースでゆっくり注文できる点が魅力です。レストランなど後会計型の飲食店では、スタッフを呼んでから、注文しようと思っていたメニューが見つからなかったり、再度注文を迷ってしまうなど、スタッフを待たせてしまうケースがあります。
また、ファーストフード店など前会計型の飲食店では、注文待ちのお客様が後ろに並び、焦って注文を決めてしまうお客様も少なくありません。モバイルオーダーは、お客様ご自身のペースでゆっくりと注文できるため、小さなストレスを減らせます。また、注文した商品の合計金額が一目で分かるのも嬉しいポイントです。
待ち時間が減る
モバイルオーダーによって、注文や料理を準備する間の待ち時間が減るのもメリットです。後会計型の飲食店では、スタッフを呼んでもなかなか注文取りに来てもらえない、近くをスタッフが通らず注文ができないなど、注文を通すまでに時間がかかる場合があります。モバイルオーダーでは、スタッフを介さずに注文できるため、待ち時間が減るでしょう。
また、テイクアウトなどの場合は、事前決済をすることで会計待ちの列に並ぶ必要がなくなります。店外から注文して、指定の時間に取りに行けば商品を待つ時間も不要です。モバイルオーダーは余分な待ち時間をなくせるため、仕事中の限られたランチタイムなどには特に嬉しいシステムといえます。
店舗側のモバイルオーダーのデメリット
ここからは反対にモバイルオーダー導入における、店舗側のデメリットについて解説します。導入後の失敗を防ぐためにも、しっかりと把握しておきましょう。
コストがかかる
モバイルオーダーを導入するにあたって、コストがかかるのはデメリットのひとつです。サービスによって異なりますが、サービス利用手数料や決済手数料、振込手数料などが必要な場合があります。また、モバイルオーダーを導入する際には、プリンタや専用端末を用意する初期費用も必要です。
導入にはコストがかかりますが、モバイルオーダーの導入によって業務の効率化に繋がり、人件費削減にも効果が見込めます。来店客にとっては、スタッフを呼ばずに注文するという選択肢が増えるため、顧客満足度を高める効果も期待できるでしょう。 初期費用が必要だとしても、長い目でみると売上増加に期待ができます。初期費用が不要なプランなど、コストを抑えられる手段もあるので、導入を検討されている場合は一度お問い合わせください。
スタッフへ研修が必要になる
モバイルオーダーの導入後は、業務オペレーションが変わるため研修などの教育が必要です。モバイルオーダーによって、不要になる業務が出る一方で、新しい業務オペレーションの導入が必要です。スタッフに浸透していないとミスなどの原因になり、来店客からのクレームにも繋がります。そのため、新たな研修フローを構築する必要があり、運用が現場に定着するまで時間がかかる点を考慮した経営計画を立てなければなりません。
顧客側のモバイルオーダーのデメリット
モバイルオーダーは店舗だけでなく、来店顧客にとってもメリットが多い一方で、デメリットもあります。ここでは、モバイルオーダーのデメリットを解説します。
面倒に感じる場合がある
モバイルオーダーは、場合によっては面倒に感じられ、敬遠される可能性があるのがデメリットです。モバイルオーダーの注文自体はシンプルですが、単品で注文する場合など、来店客にとっては口頭で注文した方が楽なケースもあります。またモバイル機器を使い慣れていない方は、注文の仕組みを理解するのに時間がかかるため、面倒だと感じてしまいます。そのため、モバイルオーダーの導入によって、一部の来店客層が離れる可能性を考慮する必要があるでしょう。
現金が使えない(テイクアウト型・キャッシュオン型)
事前決済を行うテイクアウト型やキャッシュオン型のモバイルオーダーは、現金に対応していない場合が多いです。現金に対応しているケースは比較的少なく、多くの場合はクレジットカードやQRコード決済などのキャッシュレス決済のみ対応しています。キャッシュレス決済を利用していない現金支払いが主な層にとっては、難しいシステムに感じる場合があるので注意が必要です。
モバイルオーダーの導入に向いている飲食店の特徴

スマホやタブレットを使ったモバイルオーダーは、注文をデジタル化し業務を効率化するツールです。導入を検討する飲食店にとって、顧客満足度向上や業務効率化を図るために重要になります。
しかし、全ての飲食店が導入に適しているわけではなく、特に以下のような特徴を持つ飲食店に適しています。
軽食利用が多い飲食店
軽食利用が多い飲食店では、注文から提供までのスピードが重視されます。
モバイルオーダーを導入することで、来店客が自身のペースで注文を完了できるため、レジ前の待ち時間が軽減され、回転率が向上します。
さらに、セルフサービス形式との親和性も高いため、スムーズな運営が可能です。モバイルオーダーにより、顧客が注文内容を確認しながら操作できるため、オーダーミスの削減にも繋がります。
ファーストフードやカフェなど、来店客数の多い店舗に特に効果的です。
インバウンド客の多い飲食店
インバウンド客が多い店舗では、言語の壁が大きな課題となります。
多言語対応されているモバイルオーダーを利用することで、海外からの観光客にも対応しやすくなります。メニューが画像や説明付きで表示されることで、注文時のミスや混乱も防げるでしょう。
観光地にあるレストランやカフェの導入が特に推奨されます。
さらに、支払いもモバイル端末で完結できるため、訪日客にとってもストレスの少ないサービスを提供できます。これによって、海外からの観光客への集客に力を入れていくことも可能になります。
店内飲食の回転数を上げたい飲食店
回転率を高めたい店舗では、注文の効率化がカギです。
モバイルオーダーを導入すれば、フロアスタッフがテーブルごとに注文を取りに行く手間が省け、業務が効率化されます。その結果、オーダーから提供までの時間が短縮され、テーブルの回転率が向上します。
短時間での利用客が多いチェーンレストランなどに適しているでしょう。ランチタイムや混雑時も迅速なオペレーションが可能となり、売上の向上に直結します。また、店舗内での動線がスムーズになることで、従業員の負担も軽減されます。
「食べ放題」「飲み放題」などのオーダー回数が多い飲食店
「食べ放題」や「飲み放題」のサービスを提供する店舗では、繰り返し注文が多くなります。
従来の紙や口頭での注文だと、対応に時間がかかり、顧客の満足度が低下するリスクがあります。モバイルオーダーなら、お客様ご自身のデバイスで追加注文をすぐに行えるため、スムーズな対応が可能です。
また、食べ飲み放題の事前設定で、終了時間になると注文ができなくなるなどの設定もできます。
さらに、オーダー履歴を活用したデータ分析により、人気メニューや消費傾向を把握し、今後のメニュー改善や経営戦略にも役立てることができます。
【比較8選】おすすめモバイルオーダーシステム

ここからはおすすめのモバイルオーダーを8選紹介します。
| USEN Order & Pay | POSレジ連携、事前決済、キャッシュレス決済、注文履歴表示 |
| USEN Mobile Order | QRコード注文、POSレジ連携、LINE連携、多言語対応(5言語) |
| CHUUMO | QRコード注文、POSレジ連携、オンライン決済、テイクアウト対応 |
| リピッテ テイクアウト&デリバリー | LINE注文(友達登録必要)、テイクアウト、デリバリー対応 |
| menu | テイクアウト、デリバリー対応、au連携、事前決済 |
| CASHIER モバイルオーダー | テイクアウト対応、事前決済 |
| L.B.B.Cloud モバイルオーダー | オンライン決済(Alipay+対応)、3日間無料トライアル、即日利用可 |
| RettyOrder | LINE注文、SNS誘導可、放題・コース対応 |
2025年6月時点の情報
1.USEN Order & Pay
USEN Order & Payは、USENが提供する飲食店向けのオーダーシステムです。このシステムの特徴は、店内外から顧客のスマートフォンで注文と事前決済ができる点にあります。これにより、従来の対面式オーダーに比べて効率的な注文処理が可能となり、顧客の待ち時間短縮にも繋がります。
また、キャッシュレス決済に幅広く対応しており、クレジットカードやQRコード決済など、顧客の好みに合わせた支払いの選択が可能です。
2.USEN Mobile Order
USEN Mobile Orderは、店舗で発行するQRコードから来店客のスマートフォンで簡単に注文できるモバイルオーダーシステムです。
卓上のQRコードを読み取るだけで専用端末なしで導入でき、POSレジ「USENレジ」と連携しています。初期費用と管理費用を抑えられ、お客様のタイミングで注文できるため、機会損失を防ぎ、売上アップが期待できるでしょう。
さらに、LINE公式アカウントとの連携や英語・韓国語・中国語(簡体字・繁体字)の5言語に対応、メニュー写真表示、注文履歴表示、品切れ表示などの便利な機能も充実しています。
また、メニュー登録や手配と設置など全国のエンジニアが対応するため、USENのサポートで安心して導入することができます。
3.CHUUMO
CHUUMOは、QRコードを読み取るだけで顧客のスマートフォン簡単に注文・会計ができるモバイルオーダーシステムです。
オンライン決済はクレジットカードや電子マネーに対応し、精算機を追加すれば交通系電子マネーや現金にも対応します。前払いと後払いの両方に対応し、テイクアウトや追加注文の多い店舗にも適しているでしょう。
4つのプランがあり、各店舗の運用形態に合わせたプランが選べます。POSレジ「スマレジ」と連携が可能。
4.リピッテ テイクアウト&デリバリー
リピッテ テイクアウト&デリバリーは、LINE公式アカウントからの注文受付と事前決済に対応した自動注文管理システムです。
ユーザーは公式LINEに友だち登録するだけでトーク画面から簡単に注文でき、月額2,980円でシステム利用料や配達代行手数料、クレジット決済手数料は無料で利用できます。比較的負担費用を抑えてデリバリーを始めることができます。
アカウント開設やメニュー登録のサポートがあり、最短3日で導入できることから導入にも手間がかかりません。また、専用の管理画面で注文確認や顧客情報の管理ができ、セグメント配信機能で顧客ごとに最適な情報を配信し、売上アップを支援しています。
5.menu
menuは、テイクアウト受付だけでなく、専用配達員によるデリバリーにも対応したフードテック・フードデリバリーサービスです。
テイクアウトの場合、料金は商品代のみで、飲食店はタブレット端末で注文受付、調理完了通知、決済まで簡単に操作できます。デリバリーでは、menu専用配達員が対応するため、店舗の負担を軽減することが可能です。
auスマートパスプレミアムとの連携で、au会員向けに多様なプロモーションを実施し、広告費なしで効果的な宣伝ができます。そのため新規顧客の獲得とリピーターの増加が期待できるでしょう。
6.CASHIER モバイルオーダー
CASHIER モバイルオーダーは、店内外から注文できるモバイルオーダーを提供しています。
テイクアウトの場合は、店舗の注文ページにアクセスし、テイクアウトの注文を店舗に送信します。店内利用の場合は、来店客のスマートフォンからQRコードを読み取り注文を行うことが可能です。お客様が会員登録を行うことで事前決済にも対応しているのでレジ会計が不要になります。
幅広いキャッシュレス決済に対応し、店舗環境に応じたカスタマイズが可能です。
7.L.B.B.Cloud モバイルオーダー
L.B.B.Cloud モバイルオーダーは、来店客のスマートフォンでQRコードを読み取ることで注文からオンライン会計まで完結するサービスです。
決済にはインバウンド対策としてAlipay+が利用できるほか、飲食店のニーズに合わせた豊富な機能と柔軟なカスタマイズが特徴で、タブレットを利用することでセルフレジとしても利用可能です。
導入時のサポートも充実しており、安心して利用できます。
8.RettyOrder
RettyOrderは、LINEを利用したモバイルセルフオーダーシステムです。QRコードを読み取り、LINEで注文することで業務効率化や感染症対策にも役立ちます。
LINE公式アカウントと連携し、友だち追加を促してリピート集客が可能です。拡張させることで、キッチンディスプレイでの注文管理や基本的なPOSレジ機能も備え、食べ放題や飲み放題の設定にも対応しています。
売上分析や注文履歴の管理が充実しているほか、専用端末なしで市販のタブレットやスマホで利用可能です。魅力的なサポート体制が整っており、安心して導入できるでしょう。
モバイルオーダーシステムの選び方
モバイルオーダーシステムは、店舗の業態や顧客層に応じて最適なものを選ぶことが重要です。ここでは、システム選びの際にチェックすべきポイントについて詳しく見ていきましょう。
システムの種類と操作性
モバイルオーダーシステムには、イートイン型・テイクアウト型・キャッシュオン型と大きく3種類があるため、店舗の業態や導入目的に応じて最適なタイプを選んでください。例えば、店内での飲食が中心であればイートイン型、店内飲食とテイクアウトの両方に対応したいならキャッシュオン型が適しています。
店舗に合った種類を選んだ上で、「UIが直感的で操作しやすいか」「来店客にて会員登録やログインの必要有無」など、使用感をチェックしましょう。特に、高齢の方や初めて使う方にも配慮した設計がされているか、ユーザー目線で確認することが大切です。
機能とコスト
テイクアウトやデリバリーなどの時間指定の注文や在庫連動、メニュー編集、オンライン決済、多言語対応など、多彩な機能が搭載されているモバイルオーダーシステムも多くあります。しかし、多機能なほどコストも高くなりやすいため、まずは本当に必要な機能を洗い出してから選定を進めましょう。過不足のない機能構成で、できるだけ費用対効果の高いシステムを選ぶのがポイントです。
サポート体制
初めてモバイルオーダーシステムを導入する場合は、サポート体制が特に重要です。導入前のプラン提案や導入時の初期設定サポート、スタッフへの操作トレーニングなどが充実しているサービスを選ぶと、スムーズに運用をスタートできます。
また、システムに不具合が生じた場合の対応スピードや、営業時間外のサポート体制の有無なども、事前にチェックしておくと安心です。
モバイルオーダーの導入事例
ここでは既にモバイルオーダーを導入して、業務の改善に成功している企業の事例を紹介します。導入を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
顧客のタイミングでオーダーを受注!客単価5%UP!
USEN Mobile Orderを導入した居酒屋では、客単価5%もアップしました。こちらの店舗では、ホールのオペレーションが課題でした。USEN Mobile Orderの導入が、オーダースタッフの負担や注文ミスの削減にも繋がり、お店全体のオペレーションの向上にも貢献しています。また、混雑時でも顧客が好きなタイミングで注文できる利便性が人気を集め、売上アップにもつながります。年配の方からもUSEN Mobile Orderの操作性に関するご意見などを頂戴することは少なく、問題なくご利用いただけています。
モバイルオーダーでインバウンド対応に成功!
ある鉄板焼店では、インバウンド対応を目的にUSEN Mobile Orderを導入しました。お好み焼きなど外国人に馴染みの薄いメニューも写真でイメージを伝えられ、英語や中国語が話せなくても注文を受けられるため、スタッフの負担軽減に繋がっています。現在は外国のお客様にのみモバイルオーダーを案内していますが、今後は業務効率化のために国内のお客様にも活用していただくことを検討しています。
モバイルオーダーに関するよくあるQ&A
最後に、モバイルオーダーに関するよくある質問をQ&A形式で解説します。
Q. モバイルオーダーとは何ですか?
A. 顧客がWEBやアプリ上で商品の注文・決済を行うシステムです。
モバイルオーダーは、利用シーンやシステムによって種類が分けられます。レストランなど事後決済型の飲食店の場合は、席に設置されたQRコードを読み取り、自身のスマートフォン上で注文を行うシステムが一般的です。一方、ファストフード店やカフェなど事前決済型の飲食店やテイクアウトの場合は、注文と同時に決済まで行われるシステムが多く導入されています。
Q. モバイルオーダーの支払い方法は何がありますか?
A. 基本的には、クレジットカードやQRコード決済などのキャッシュレス決済です。
ただし、店内飲食で注文のみを行うイートイン型の場合は、レジで決済を行うため現金に対応している場合が一般的です。また、テイクアウト型でも一部現金対応ができるシステムもありますがあまり多くはありません。
Q. モバイルオーダーの導入費用はどのくらいですか?
A. システムやプランによって変動するため、まずはお問い合わせをおすすめします。
モバイルオーダーの導入にはプリンタやソフトの導入などの初期費用に加え、ランニングコストがかかります。POSレジ連携やキャッシュレス対応など、連携システムやプランによって変動するため、一度問い合わせを行いお見積りを取ってから判断されると良いでしょう。
業務効率化や人手不足にも!モバイルオーダーの導入を検討しよう
モバイルオーダーは、店舗と顧客双方にメリットが多いシステムだからこそ、急速に普及したといえます。店舗にとっては業務効率化やオペレーションの改善、来店客にとっては待ち時間の短縮や会計の効率化が可能です。飲食店の業態にあわせたシステムがあるので、導入を検討してみてはいかがでしょうか。
ご自身の店舗でモバイルオーダーの導入を検討している方は、USEN Mobile Orderの詳細を併せてご確認ください。動画機能やレコメンド機能などで商品を魅力的に見せることができ、英語や中国語など5言語に対応しているためインバウンド対応にも最適です。豊富なオーダーシステムのラインナップから、店舗にあわせたサービスをご紹介しますので、ぜひお問い合わせください。

