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セミセルフレジとは?
導入のメリット・デメリットを徹底解説!

2024/02/19

セミセルフレジとは、商品の読み取りを店側で行い、会計処理を顧客側で行うレジ形態を指します。スーパーなどの小売店をはじめ、飲食店やサロン、クリニックなどでも導入が進んでいます。この記事では、セミセルフレジ導入のメリット、デメリットについて詳しく解説します。

目次

  1. 1. セミセルフレジとは?
    1. フルセルフレジとの違いは?
  2. 2. 【店舗】セミセルフレジを導入するメリット
    1. 人件費を削減できる
    2. キャッシュレス決済が導入できる
    3. レジの締め作業が簡単になる
    4. 顧客とのコミュニケーションが取れる
  3. 3. 【顧客】セミセルフレジを導入するメリット
    1. レジの待ち時間を短縮できる
    2. 誰でも利用しやすい
    3. 衛生面に配慮できる
  4. 4. 【店舗】セミセルフレジを導入するデメリット
    1. 機器の使い方がわからない利用客へフォローする必要がある
    2. 防犯対策が必要になる
  5. 5. 【顧客】セミセルフレジを導入するデメリット
    1. 機器の利用に慣れていないと時間がかかる
    2. 機器の操作が必要なため手間が増える
  6. 6. セミセルフレジの使い方
  7. 7. セミセルフレジの導入がおすすめの業種
  8. 8. セミセルフレジの導入で気をつけるべきポイント
    1. 従業員への教育を徹底する
    2. お客さまのサポートを充実させる
    3. アフターフォローの充実したセミセルフレジを導入する
  9. 9. セミセルフレジを活用して顧客満足を高めよう

セミセルフレジとは?

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セミセルフレジとは、店舗の従業員がバーコードの読み取りを行い、顧客は自動精算機で決済のみを行うレジを指します。バーコードの読み取りに慣れた従業員が商品をスキャンし、精算操作は顧客に任せるためスムーズな会計が可能です。レジの混雑緩和やレジ業務の効率化、レジ締め作業の短縮など多くのメリットがあります。

セミセルフレジはとくに、スーパーやコンビニなどの小売業などで積極的に導入されています。また、回転率を上げたい飲食店や、人員不足を解消して業務効率を上げたい業種などが導入しているケースも少なくありません。

フルセルフレジとの違いは?

一般的にセルフレジという場合はフルセルフレジを指し、セミセルフレジとは区別されています。商品のバーコード読み取りから、会計までのすべての操作を顧客が行うのがセルフレジ=フルセルフレジです。セルフレジとセミセルフレジの大きな違いは、バーコードの読み取りを顧客が行うか従業員が行うかという点にあります。

スーパーやコンビニなどの業態は商品点数が多い傾向にあり、いかに会計時の混雑を緩和できるかという点が重要です。フルセルフレジと比べ、従業員がバーコードスキャンを行った方が回転率が高くなる場合も多く、小売業などではセミセルフレジを導入するケースが増えています。

【店舗】セミセルフレジを導入するメリット

セミセルフレジは店側、顧客側の双方にとってさまざまなメリットがあります。まず、店舗側が得られるメリットを見ていきましょう。

人件費を削減できる

店舗側にとって大きなメリットは人件費を削減できる点です。

すべてを店舗側で行う従来のレジに比べ、レジ作業自体を簡略化できるので、会計業務に割く人員を減らせます。人件費を抑えられればおのずと利益率も高まります。また、浮いた時間や人員を他のポジションに割り当てられるなど、人員不足の解消も見込めるでしょう。

キャッシュレス決済が導入できる

キャッシュレス決済に対応していない店舗は、セミセルフレジを導入することで速やかに対応できるようになります。

セミセルフレジは、クレジットカード、電子マネー、QRコード決済などキャッシュレス決済に対応している機種がほとんどです。キャッシュレスに対応することで、幅広い年代の利用客を獲得できるようになります。新たな顧客層の獲得にも期待できるでしょう。

レジの締め作業が簡単になる

営業中のオペレーションだけでなく、レジ締め業務を効率化できるのもメリットです。

セミセルフレジは自動精算のため、金銭の受け渡しミスなどの人為的エラーを軽減できます。締め作業でレジ誤差が出ることも減り、計算し直したり、原因を究明したりといった余計な作業を行う必要がありません。

顧客とのコミュニケーションが取れる

フルセルフレジに比べて顧客とのコミュニケーションが取れる点もメリットです。

フルセルフレジでは、すべて顧客側で会計対応するので、店側とのコミュニケーションがどうしても少なくなってしまいます。セミセルフレジでは、商品のスキャンは店側で行うため、その際にコミュニケーションが可能です。最小限の人数しか配置していないフルセルフレジに比べて、顧客の要望にもすぐ対応できます。

【顧客】セミセルフレジを導入するメリット

セミセルフレジの導入は、店側のメリットと同様に顧客側にとっても多くのメリットがあります。主な顧客側のメリットを見ていきましょう。

レジの待ち時間を短縮できる

顧客にとって最大のメリットは、レジの待ち時間を短縮できる点です。

店舗側は商品のスキャンだけを行うため、順番がすぐに回ってきます。また、決済処理も自動精算機を利用するためスムーズです。自動精算機がレジに対して2台置かれている場合は、さらに待ち時間が短縮されるでしょう。

レジの列ができにくくなるので、混雑しやすい時間帯でも顧客にストレスがかかりません。

誰でも利用しやすい

幅広い世代の顧客が安心して利用できる点もメリットです。

セミセルフレジでは、バーコードのスキャンを従業員に任せられるため、機械の操作に不慣れな人でも利用のハードルが高くありません。フルセルフレジによく見られる、顧客がスキャンに手間取り、レジに列ができてしまうなど混雑の原因も解消できます。

また、従業員が近くにいるため、会計操作がわからない時もすぐに質問可能です。

衛生面に配慮できる

セミセルフレジでは、店側と顧客側の間で直接現金を受け渡すやり取りが必要ないため、衛生面に配慮できます。

衛生意識への関心は確実に高まってきているので、非接触の会計ができる点は顧客にとって好印象です。レジ近くにアルコールなどを設置しておくと、より清潔なイメージを持ってもらえるでしょう。

【店舗】セミセルフレジを導入するデメリット

セミセルフレジにはデメリットもいくつかあり、把握しておく必要があります。まず店側のデメリット、注意点を見ていきましょう。

機器の使い方がわからない利用客へフォローする必要がある

利用客全員がセミセルフレジを問題なく扱えるわけではないことも理解しておく必要があります。

もし会計方法がわからない顧客がいた場合、利用方法を教えるために従業員が時間を割かなければなりません。フォローをする従業員がいない場合は、レジ担当が対応しなければならないため、回転率がかえって悪くなる可能性があります。

有人レジと比較すると回転率が上がるのは確かですが、もしもの時に備えて以下のような対策をしておきましょう。

【ポイント】
会計のフォロー専用の従業員を配置する、機器の使い方を説明するPOPを設置するなどで対策ができる

防犯対策が必要になる

精算漏れや万引きなど犯罪のリスクにも注意が必要です。

従業員が近くにいるとはいえ、決済時には目が届かないケースも少なくありません。とくに気をつけたいのが、未精算のまま退店されてしまう「すり抜け」です。レジ担当は、前の顧客の決済中に次の顧客の対応をしているため、すり抜けの可能性が高まります。

精算機を目の届く位置に配置する、混雑時の人員配置を考えるなど対策しておきましょう。

【ポイント】
精算機の配置場所や人員配置を工夫することで犯罪を未然に防げる

【顧客】セミセルフレジを導入するデメリット

セミセルフレジが顧客にとってデメリットになるケースもあります。顧客側のデメリットも確認し、対策しておきましょう。

機器の利用に慣れていないと時間がかかる

フルセルフレジほどではないにしても、決済を自分で行う必要があるため、かえって会計に時間がかかってしまう場合があります。

とくに高齢者など、機器の利用に慣れていない顧客にとっては、セミセルフレジの利用に抵抗を感じている場合が少なくありません。機器の操作がわからない、従業員に聞かなければならない場合は余計に時間がかかってしまいます。

会計をフォローできる従業員を配置するなど対策をして、スムーズに会計が行われるようにしましょう。

【ポイント】
会計のフォロー体制を整えておくとトラブルに即座に対応できる

機器の操作が必要なため手間が増える

現金の入金や決済方法の選択などの操作が必要なため、手間だと感じる顧客もいます。

そのため、従来の店舗側が決済まで行う対応と比べると、サービスの質が悪いという印象を与えてしまう可能性もゼロではありません。ただ、慣れてしまえば簡単に操作でき、レジの待ち時間も短くなります。結果としては顧客にとってもメリットの方が大きいといえるでしょう。

一部の会計のみをセミセルフレジにし、手間だと感じる顧客を有人レジに案内するのも一つの手段です。

【ポイント】
簡単な操作のため、結果として顧客満足度の向上につながる

セミセルフレジの使い方

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セミセルフレジの使い方は以下の通りです。

  • 顧客が商品をレジに置く
  • 従業員がバーコードをスキャンし、顧客に合計金額を提示する
  • 従業員が顧客に自動精算機で精算するように誘導する
  • 顧客が自動精算機で決済を完了させる

店舗や業種によって対応している決済方法、レジの設置台数など運用体制は異なりますが、上記のような流れで運用されるセミセルフレジが一般的です。

バーコードのスキャンのみを従業員が行い、決済は顧客自身が自動精算で行う点がセミセルフレジの大きな特徴といえます。

セミセルフレジの導入がおすすめの業種

  • 小売業:スーパー・コンビニ・薬局など
  • 医療業:病院・クリニックなど

セミセルフレジが向いているのは、一会計あたりの点数が多く、レジ対応が煩雑で混雑する傾向にある業種です。とくに小売業は幅広い客層が利用し、機械に慣れていない顧客も多いため、フルセルフレジよりも比較的扱いやすいセミセルフレジが向いているといえます。

実際に、スーパーを展開する企業におけるセミセルフレジの設置割合は78.2%にも達し、増加傾向にあります。そのほか、衛生上の観点から病院やクリニックといった医療業での導入も顕著です。飲食店などにも同じ理由で導入されるケースは少なくありません。

また、人手不足により業務効率化が求められる業種においても、セミセルフレジの導入で課題改善が期待できます。会計業務に課題を感じている場合は、セミセルフレジの導入を検討してもよいでしょう。

参照:一般社団法人 全国スーパーマーケット協会
2023年 スーパーマーケット年次統計調査 報告書

セミセルフレジの導入で気をつけるべきポイント

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セミセルフレジを導入してもメリットを活かしきれていない、顧客満足を下げてしまったとなると本末転倒です。導入時に気をつけるべきポイントを押さえておきましょう。

従業員への教育を徹底する

セミセルフレジ導入時には、従業員全員が問題なく扱えるようにしておきましょう。

セミセルフレジの導入によって、従業員のレジ業務は軽減できるものの、オペレーションは大きく変わります。導入後に混乱しないためにも、従業員に対する事前の教育や、マニュアルを整備するなどの対応が必要です。

お客さまのサポートを充実させる

セミセルフ方式とはいえ、常に顧客対応できるようにしておくことも必要です。

セミセルフレジでは、会計がわからない利用客を想定した人員配置が欠かせません。会計フォロー専用の従業員を配置するといった対応のほか、会計方法を説明するPOPを設置するなどサポート体制を整えておくことが大切です。

アフターフォローの充実したセミセルフレジを導入する

導入後のアフターフォロー、サポートが充実したサービスを選ぶことも重要です。

セミセルフレジを導入してから、使い方がわからないことや機械のトラブルがあり、レジが一時的に使えない場合もあるかもしれません。そのままにしてしまうと店舗の回転率に影響を及ぼすため、すぐに対応してもらえると安心です。

アフターフォローがしっかりしているか、困った時に迅速に対応してくれるかといった点を踏まえてサービスを選ぶようにしましょう。

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セミセルフレジを活用して顧客満足を高めよう

セミセルフレジは、店側で商品のスキャンを行い、顧客側で決済処理を行うため、フルセルフ方式と比較して会計がスムーズです。とくに商品点数が多いスーパーやコンビニなどレジが混み合いがちな業種では、待ち時間も短縮されるので顧客満足につながります。そのため、幅広い業種で導入が進んでいる状況です。

セミセルフレジは、会計時の混雑緩和や業務の効率化、衛生的で顧客が安心して利用できるなど多くのメリットがあります。USENレジではさらに、飲食店や小売店など業種ごとのご要望に合わせたセミセルフレジシステムもご提案しています。詳しくはこちらからお問い合わせください。

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