レジ会計は店舗運営における非常に重要な業務のひとつで、ミスが発生した際の影響は決して無視できません。レジ会計のミスを最小限に抑えるためには、スタッフに対して十分なトレーニングを実施することが大切です。
この記事では、レジ練習の重要性やトレーニングモードの活用方法について詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてください。
目次
レジトレーニングを行う目的
店舗のレジをスタッフに任せるなら、トレーニングは必須です。レジ操作を誤ると売上管理やお客様対応など様々な面に影響がおよび、店舗運営に支障をきたす可能性があります。
ここでは、レジトレーニングを行う目的について詳しく見ていきましょう。
売上や在庫を正しく管理するため
レジトレーニングが不十分では、操作ミスが発生しやすくなります。レジ操作のミスにより、販売した商品の種類や価格が誤って登録されると、売上を正確に管理できません。例えば、レジ会計の際に実際の商品より安い商品を誤って登録してしまうと、会計金額が少なくなり、店舗側の損失になります。
また、在庫情報が不正確になることで、在庫切れや過剰在庫が発生する可能性がある点にも注意が必要です。不適切な在庫管理は販売機会の損失やロスの原因となり、これも店舗経営に大きな影響を与えます。
クレームの発生を防ぐため
レジ操作のミスが、お客様に不利益を与えることもあります。例えば「買っていない商品の代金が含まれている」「値引きが適用されていない」といったミスはお客様の損失となり、クレームに発展する可能性も大いにあるでしょう。
こうしたクレームは店舗の評判にも悪影響を与えるため、極力ミスが発生しないよう対策しなければなりません。そのためには、日頃からのトレーニングの徹底が求められます。
レジ会計を効率化するため
レジ操作に慣れていないスタッフが担当すると、操作に迷ったり確認作業が増えたりして、レジが混雑する原因になります。たとえミスがなくても、会計がスムーズに進まないとお客様が長く待たされることになり、多くの方が不満を感じるでしょう。
こうした状況が続くとクレームが発生するだけでなく、お客様のリピート率が下がる可能性があります。迅速なレジ会計を行うためにも、レジ練習は必須です。
スタッフの負担を軽減するため
十分なトレーニングを受けないままレジを担当するのは、スタッフにとって大きな負担になります。操作に不安を感じながらのレジ対応は大きな精神的ストレスを伴い、結果的に離職につながるおそれもあります。
また、トレーニング不足によってミスが頻発すると、その度に周囲のスタッフがフォローしなければなりません。レジ担当者以外のスタッフにも負担がかかり、スタッフ全体の士気が低下する可能性があります。スタッフが安心して働ける環境を整えるためにも、トレーニングは重要です。
レジトレーニングの方法
レジトレーニングの重要性は理解していても、なかなか実践できていない店舗もあるでしょう。ここでは、効果的なトレーニングの方法を紹介しますので、ぜひ取り入れてみてください。
分かりやすいマニュアルを用意する
レジトレーニングを効率的に行うためには、分かりやすいマニュアルが必要です。レジ会計の流れや基本的な操作方法をまとめ、スタッフに配布しましょう。口頭で教えるだけでは全て覚えられないため、マニュアルを用意していつでも確認できる状態にしておくことが大切です。
よくある質問やトラブルシューティングをまとめて、レジの近くに設置しておくのも効果的です。操作や対応に迷った時にすぐ確認でき、トラブルを最小限に抑えられます。
レジのトレーニングモードを活用する
多くのPOSレジには、トレーニングモードが搭載されています。トレーニングモードは、実際の売上データに影響を与えずにレジ会計の練習ができる機能です。トレーニングの際には、このトレーニングモードを活用しましょう。
マニュアルを見ながら説明されるだけでは、具体的な操作をイメージできないスタッフもいるでしょう。トレーニングモードで実際にレジを操作することで、操作方法や会計の流れをスムーズに覚えられます。
サポートの手厚いPOSレジを導入する
サポートの手厚いPOSレジを選ぶと、ベンダーによるスタッフトレーニングを受けられることがあります。POSレジの機能を熟知しているベンダーから直接レクチャーを受けることで、スタッフは必要なスキルを漏らさず学ぶことができます。
研修やマニュアルを準備する手間が省けるのも、店舗オーナーにとってはうれしいポイントでしょう。効果的なレジトレーニングを実施したい場合は、サポートの手厚いベンターの製品を導入するのも方法のひとつです。
トレーニングモードを活用する際の注意点
トレーニングモードは便利な機能ですが、活用する際には次の2点に注意してください。
- 全ての会計パターンを練習できるわけではない
- 練習後は必ずトレーニングモードをオフにする
具体的にどのような注意が必要なのか、以下で詳しく見ていきましょう。
全ての会計パターンを練習できるわけではない
トレーニングモードは非常に便利ですが、全てのパターンを完全にシミュレーションできるわけではありません。想定される作業の事前練習は可能ですが、実際のレジ対応ではお客様からの複雑な要望や予期せぬエラーなど、想定外の事態が発生することもあります。
そのため、トレーニングモードで基本的な操作を習得した後は、実務を通じて経験を積むことが大切です。トレーニングモードは補助的なものと捉え、実務経験を通じたトレーニングにも力を入れましょう。
練習後は必ずトレーニングモードをオフにする
トレーニングモードでの練習が終わったら、必ずトレーニングモードをオフにしてください。トレーニングモードのまま実際のレジ会計を行ってしまうと、売上データに反映されません。気付かず会計を続けると、売上管理に大きな影響が出てしまいます。
このようなリスクについてスタッフにも共有し、練習が終わった後には必ずトレーニングモードをオフにするよう、店舗全体で徹底しましょう。
トレーニングモードがあるおすすめPOSレジ3選
最後に、トレーニングモードを搭載したおすすめPOSレジを3つ紹介します。POSレジの新規導入や切り替えを検討している方は、ぜひ参考にしてください。
USENレジ
USENレジ は、飲食店・美容室・小売店・治療院の4業種に特化したPOSレジアプリです。会計や売上分析などの基本機能に加えて、飲食店ならハンディとの連携、小売店なら在庫管理など、各業種ごとに充実した機能を備えています。
トレーニングモードは注文・会計だけでなく伝票印刷にも対応しており、より実践的な練習が可能です。サポート体制が充実しているのも特徴で、導入前の相談や導入時の各種設定作業、専門スタッフによるトレーニングなどを実施しています。
スマレジ
スマレジは、機能に応じた複数の料金プランを提供しているPOSレジアプリです。基本的なレジ機能を備えたスタンダードプランは無料で利用でき、全てのプランにトレーニングモードが備わっています。
プレミアムプラス以上のプランでは、365日対応のコールセンターが利用可能です。独自の認定制度をクリアしたサポート担当スタッフが対応するため、迅速かつ的確なサポートを受けられます。
※2024年8月23日時点の情報です。
Airレジ
Airレジは、全ての機能が無料で使えるPOSレジアプリです。基本の会計機能や売上分析機能に加えて、在庫管理や顧客管理など多彩な機能を備えているので、幅広い業種の店舗で活用されています。
トレーニングモードでは基本的な操作練習の他、残高不足や利用限度額超過といった決済エラーの再現も可能です。実際の発生エラーと同じ画面が表示されるので、エラーが出た時の対応も事前に練習できます。
※2024年8月23日時点の情報です。
レジ練習にはトレーニングモードを活用しよう
レジでの会計ミスを防ぐには、トレーニングが欠かせません。スタッフ全員が自信を持ってレジ会計を行えるよう、マニュアルの整備や研修の実施などが求められます。トレーニングモードを搭載したPOSレジなら、操作しながら実践的なトレーニングができるので、ぜひ活用してください。
トレーニングモードを搭載したPOSレジをお探しなら、業種特化型タブレットPOSレジの「 USENレジ 」がおすすめです。注文や会計、伝票印刷などのシミュレーションが可能なトレーニングモードを搭載しており、専門スタッフによる訪問トレーニングも実施しています。ぜひお気軽にお問い合わせください。