飲食店でお客さまの注文を記録する伝票は手書きのものもありますが、最近ではiPadなどを利用したタブレットPOSレジや、POSシステムとハンディターミナルを導入している店舗も多くあります。
伝票の手書きにはいくつか注意すべきことがありますが、ハンディターミナルにはそのような注意点はありません。そこで今回は、手書き伝票の注意点やハンディターミナル導入のメリットについてご紹介します。
手書き伝票の失敗談
手書きの伝票は注文を受けるスタッフが紙にペンで書き込みます。その性質上、様々な失敗のリスクがあります。ここでは、飲食店での手書き伝票の失敗談をいくつかご紹介します。
伝票を濡らしてしまう
飲食店ならではの失敗談としては、伝票を濡らしてしまうというものがあります。飲食店では水気のあるものを扱うことが多いため、手やテーブルなどに水滴がつきやすくなっています。
濡れた手で触ったり、水滴がついたテーブルに置いたりすると、必然的に伝票は濡れてしまいます。濡れた伝票は文字がにじんで見にくくなったり、破れてしまったり...そうなると、伝票を書き直す必要がでてきたり、にじんだ文字を読み間違えたりする恐れもあります。
伝票の書き間違い、読み間違い
従手書き伝票は、手書きゆえに「書き間違い」が発生するリスクがあります。似た名前のメニューが多い場合は、さらに書き間違えるリスクが高まります。また、注文を正しく記入したとしても、読み間違いが原因で、キッチンが異なるメニューを作ってしまうこともあります。手書きの伝票は、書き手の字の上手さや特徴などによって、読み手の受け取り方が変わることがあるのです。こうした書き手、読み手に左右される失敗も、手書きの伝票ならではのリスクです。
伝票の出し忘れ
手書き伝票の場合、お客さまから注文を受け、自分でキッチンまで持っていって注文を伝える必要があります。実はこのとき、うっかり伝票を出し忘れてしまうケースもあります。伝票を出し忘れると、もちろんその注文は通りません。そうなると、お客さまの注文がなかったことになってしまいます。そのような伝達ミスは、お客さまの満足度を低下させ、結果的に店舗の評価を下げることにもなります。
ハンディターミナルの導入でスマートな注文を
手書き伝票には様々なリスクが潜んでいます。お客さまの満足度や店舗の評判にも関わる可能性があるため、そういったリスクは極力排除していきたいものです。ハンディターミナルを導入することでこれらのリスクを解消できます。
ハンディターミナルはPOSシステムと連携して管理されます。ボタンを押すだけで注文のメニューが登録でき、それをキッチンやレジに自動転送することができます。手書きの場合とは異なり、すでに用意されているボタンを押すだけなので、書き間違いや読み間違いといったリスクがありません。
また、注文を受けると自動転送されるため、キッチンに注文を通しに行く必要もありません。これにより、注文の出し忘れもなくなります。また、調理指示機能がついているハンディターミナルであれば、コース料理やデザートなどお客さまの食事状況に応じて、フロアから厨房へ調理開始の合図を行うことも可能です。
ただし、ハンディターミナルを利用するためには、POSシステムの導入が必要です。POSシステムにはいくつか種類がありますが、手軽に導入したい場合は、タブレットPOSレジがおすすめです。タブレットPOSレジは、iPadなどのスマートデバイスを端末として利用するタイプのPOSシステムです。iPadなどのスマートデバイスを使うため、導入コストが安価で、省スペースなのが特徴です。iPadなどを利用したタブレットPOSレジとハンディターミナルを導入すれば、スマートに注文を受けることができます。
まとめ
ハンディターミナルの導入で注文から調理までの業務がスムーズに行えます。また、POSシステムの導入で売上実績の集計や分析、顧客管理、勤怠管理など、様々な分析・管理機能を活用することができます。この機会に、iPadなどを利用したタブレットPOSレジとハンディターミナルの導入を検討してみてはいかがでしょうか。