効率アップのレジ精算のやり方とは!売上金と現金が合わない対策も合わせて紹介

効率アップのレジ精算のやり方とは!売上金と現金が合わない対策も合わせて紹介

2024年09月24日

レジの会計業務で特に大変なのが、営業終了後に実施するレジ精算(レジ締め)作業です。その日の会計記録を全て見返す必要があるため、手間も時間もとてもかかってしまいます。

こうした理由から、レジ精算の作業をもっと効率的に進めたいと考える人も多いのではないでしょうか。

この記事では、レジ精算に関する効率化のポイントや、計算が合わない場合の対処法について紹介します。レジ精算を効率化させ、負担を軽くしたいという方は、ぜひ最後までご覧下さい。

目次

  1. 1. レジ精算の目的
  2. 2. 効率アップするレジ精算のポイント
    1. 1.時間に余裕を持って精算処理をする
    2. 2.売上データを日誌に記録しておく
    3. 3.ヒューマンエラーの防止マニュアルを作成する
    4. 4.お札は10枚1セットにする習慣をつけておく
    5. 5.現金照合表を作成しておく
  3. 3. なぜ過不足が発生するのか
    1. 精算時の数え間違い
    2. 会計時の渡し間違い
    3. 会計時の入力間違い
    4. 割引やクーポンの入力ミス
    5. お金の紛失
    6. 窃盗
  4. 4. 売上金と現金が合わない対策
    1. お客様との2重チェックをする
    2. コインカウンターやコインケースなどを活用する
    3. 防犯カメラを設置する
    4. POSレジを導入する
  5. 5. 精算の効率をアップさせよう

レジ精算の目的

レジ精算の目的

営業終了後にレジ精算を行う目的は、その日に出し入れしたお金にずれがないかを確かめることです。

計算した金額と、実際にドロアに入っている現金が合わない場合、従業員がレジの中からお金を持ち出した可能性も考えられますし、お客様に渡した釣銭が多過ぎた場合、あるいはその逆のケースも考えられます。

こうした不正行為やミスをその日のうちに洗い出すために、当日中にレジ精算を実施することが必要です。当日中の精算は、店長やオーナーから従業員にお金に対する意識の高さを示すことにもつながります

効率アップするレジ精算のポイント

効率アップするレジ精算のポイント

レジ精算は、その日の出入金を全て計上して計算する作業のため、手間と時間がとても掛かってしまいます。そのため、普段からレジ精算については、効率よく進めるための意識を持っておくことが重要です。

実際にレジ精算を行う際に、効率よく作業を進めるためのポイントをいくつか紹介します。明日から実践できることもあるので、ぜひチェックしてみて下さい。

1.時間に余裕を持って精算処理をする

レジ精算に時間がかかってしまう場合、退勤の時間から逆算して早めに精算作業を行うのがおすすめです。

可能であれば、お店の営業が終了する一時間前から精算作業の準備を進められると、退勤時間を短縮できます。

お店の業態にもよりますが、来店客が落ち着き始める営業終了の一時間前頃から、作業や閉店の準備作業(点検)を進める余裕が生まれます。レジ締め担当者は、営業終了一時間前からレジ締め作業を開始しておきましょう。

2.売上データを日誌に記録しておく

全体の作業の効率化を進める上でおすすめなのが、その日の営業内容を取りまとめる日誌の作成です。

日誌の内容は、細かく記入するようにしましょう。その日に来店したお客様の客層、その日に特に売れた商品、実際の販売数といったように、後にデータとして活用できるような内容を記録しておくことがおすすめです。

3.ヒューマンエラーの防止マニュアルを作成する

ドロアの中の金額が合わなくなる理由の大半が、レジを操作する従業員によるヒューマンエラー(人的ミス)です。

ヒューマンエラーは意識していても起きてしまいますが、少しでも発生頻度を減らすためにおすすめの方法が、マニュアルの作成です。レジ打ちをする際の手順やお客様から、お金を預かる場合の動作、釣銭を手渡すときの確認事項などを細かく決めておきましょう。

マニュアルの内容が浸透するまでは、根気よくスタッフへの教育を徹底することが重要です。

4.お札は10枚1セットにする習慣をつけておく

会計作業のヒューマンエラーを少しでも軽減させるための工夫として、全てのお札を、十枚ごとに束ねておくという習慣がおすすめです。

十枚ずつ束ねておくと、後で現金を数える際にも作業がスムーズになります。時間が空いた時や、毎日特定の時間を決めてお札を数えておくルール作りも有効です。

5.現金照合表を作成しておく

レジの中のお金を細かく管理するために有効なツールとして現金照合表が活用できます。レジの中に入っているお金を、金種ごとにすべて1万円単位で枚数を計算し、それを記録しておくというものです。

この照合表があれば、レジの中から出入りしたお札や硬貨の種類もすぐに特定できます。売上金を金庫で管理しているという場合には、毎日のレジ精算作業で、ドロアの中に入れておく金種の枚数と合計金額を決めておくことも、現金管理に有効な方法です。

なぜ過不足が発生するのか

なぜ過不足が発生するのか

会計時における精算作業は厳正に行われています。普通にしていればレジの中のお金に過不足が生じることはないと考えるかもしれません。ですが、レジの中の金額のズレは、注意していてもどうしても起きてしまいます。

どのような原因で、レジのお金が合わないということが起こるのか、よくある理由をチェックしてみましょう。

精算時の数え間違い

レジの精算作業は、会計金額とお客様から預かったお金が合っているかを確かめる作業とも言えます。そのため、会計時に金額の齟齬が生じてしまうと、精算作業後の会計金額が合わなくなります。

その場合考えられるのは、お客様に提示した会計が違っているケースか、お客様から預かった現金が違っていたケースです。この場合、どちらが間違ってしまったのかを確かめる必要があります。

会計時に明らかにおかしい金額であれば、お客様から指摘を受けて解決できますが、少々の金額差異であれば気付かれないことも十分に考えられることです。

会計時の渡し間違い

レジの中から出し入れするお金は、基本的に従業員が数えて手渡しをします。そのため、従業員がお金を数え間違えてしまうと、その分だけ差異が生じてしまいます。

お札が重なっていて1枚多かった場合や、見た目が似ている50円硬貨と100円硬貨を見間違えた場合など、そうしたケースも起こり得るものです。

その場でお客様が気付くと、すぐに数え直して正しい金額のやり取りができますが、急いでいるお客様は釣銭を数えない場合も想定され、その場で発覚することができません。

会計時の入力間違い

会計作業では、基本的に手入力で商品情報を打ち込みます。この際、誤って同じ商品を二度登録してしまうことも、精算作業で数字がずれてしまう原因の一つです。

また、バーコードを二度読み込ませてしまうことも原因として考えられます。このケースの場合、金額が合わないだけでなく、実際の在庫数も合わなくなり、棚卸し作業でも差分を修正するための手間がかかってしまいます。

割引やクーポンの入力ミス

会計作業中に起こるミスの一つとして、商品の割引率を正しく計算していなかったことも挙げられます。

バーコード読み込みや、レジで自動計算したりする機能が備わっていれば、割引額でミスが起こることは考えにくいです。しかし、全て手入力しなければならない場合、従業員による操作ミスで金額が合わなくなる場合があります。

10%や20%なら計算しやすいですが、5%や3%のような細かい割引の場合、こうしたミスが発生しやすくなる可能性が高いので注意しましょう。

お金の紛失

ヒューマンエラーの一つとして考えられるのが、お金を紛失してしまったというケースです。

お客様との会計作業では全く不備がなくても、預かったお金をドアに入れる時に、うっかり落としてしまうなどのミスが起きてしまうと、その分だけ金額にずれが生じてしまいます。

こうしたミスの場合、レジ付近の床や棚の下などを探せば、差額分のお金が見つかるということも考えられるので、問題の解決は比較的簡単です。

窃盗

あってはならない事ですが、オーナーや店長以外の第三者による窃盗が起きても、お金は合わなくなります。

担当者がうっかりお金を置きっぱなしにして、それを持ち出されるということも考えられますが、レジ周りの窃盗で多いのが、従業員による内引きです。

レジを操作しているさなかに、人の目を盗んでお金を抜き取るという手口です。どれだけ計算しても金額が合わない場合、従業員による内引きを疑わなければならず、経営者側としては大変心苦しい状況に追い込まれてしまいます。

売上金と現金が合わない対策

売上金と現金が合わない対策

レジ精算の作業効率化のためには、営業中から売上金と現金が合わない場合に備えた対策を施すことが重要です。

会計時のチェックを徹底することや、新たなツールを導入することも有効な施策となります。具体的な対策法には、いったいどのようなものがあるのか、主な4つの例を紹介します。

お客様との2重チェックをする

お客様に協力してもらって、ヒューマンエラーの確率を低減させる方法もおすすめです。その方法の一つが、会計時の二重チェックです。

お客様が購入した商品の金額や点数、預り金や、釣銭に至る全てを、お客様と共に二重チェックを施すというものです。数え間違いや渡し間違いの対策ができるので、実施してみてはいかがでしょうか。

最後に釣銭とレシートを渡す時に「お確かめ下さい」と、一言添えておくことも有効です。

コインカウンターやコインケースなどを活用する

会計対応で生じやすいミスが、小銭の数え間違いです。特に多くのお客様が来店して、一人ひとりのレジ対応に追われていると、お釣りで手渡す小銭の枚数も、数え間違いが起きやすくなってしまいます。

そうしたミスに対応する方法として、コインカウンターやコインケースを用いた方法がおすすめです。手が空いた時間に小銭を整理することで、小銭の数え間違いが起きたタイミングを目視で簡単に把握できるようになります。

防犯カメラを設置する

第三者による窃盗への対策としては、防犯カメラをはじめとした防犯グッズの活用が有効です。

従業員にレジ周りを撮影している防犯カメラを設置していることを周知しておけば、それだけで内引きの抑止にもつながります。

また、実際に窃盗が起きてしまった場合でも、お金が合わなくなった時間帯が分かっていれば、その時間にレジに触れていた従業員を特定することも可能です。

POSレジを導入する

レジ周りにおけるヒューマンエラーや防犯対策の両方に有効な手段が、POSレジの導入です。POSシステムを搭載しているPOSレジは、会計業務の負担を大幅に軽減することができます。

USENレジでは、出入金関連の情報をリアルタイムで保存し、レジをクローズするための作業も簡単に進められます。キャッシュドロアのオープンも、セキュリティ対策としてパスワードの設定ができます。

自動釣銭機との連携を行えば、預かり金やお釣りの数え間違いも防止できます。レジ精算作業の効率化に有効な、USENレジの導入をぜひご検討下さい。

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精算の効率をアップさせよう

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レジ精算作業はとても大変な作業ですが、営業時間中の工夫や普段からの心がけ次第で、その負担を大幅に減らすことができます。

また、POSレジをはじめとしたツールの導入もとても有効です。POSレジの導入をはじめとした、この記事で紹介した様々な方法を駆使して、レジ精算にかかる時間を短縮させましょう。

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