店舗を運営していくには、好きなものをだけを販売していては売上が伸ばせません。まずは、どんなお客さまをターゲットにして、お店をどんなテイストにするのか明確にして、販売する商品を考える必要があります。また、飲食店であれば、新しいメニューを開発することも大切なことです。
新しいメニューを作るためには、メニューごとの売上分析を行う必要があります。そうした分析は、POSシステムの機能を活用することで簡単に行うことができます。今回は、新メニューの開発に活用できるPOSシステムの分析機能をご紹介します。
新メニューを作りたいけど、どんな分析が必要?
人気のある飲食店の評価されるポイントは、内観の美しさや丁寧なサービスなど様々です。なかでも料理は言うまでもなく重要で新しいメニューを作るために、どの店舗も力を注いでいることだと思います。
売れる新メニューを開発するためには、お客さまの好みを把握する必要があります。いまあるメニューごとの売上を把握することで、お客さまの好みに合ったメニューが開発しやすくなります。
メニューごとの売上分析を行うには、ガチャレジの場合、集計や分析を手動で行う必要があるため、それなりの労力が必要となります。しかし、POSシステムであれば、こうした集計や分析を自動的に行うことができます。
どんな商品が人気か分析してくれる機能も搭載
POSシステムには様々な機能が搭載されています。特に、集計や分析といったマーケティング・販売管理に関する機能が充実しています。そのなかには、提供しているメニューの何が人気かを分析する機能もあります。
ここではUSENレジ FOODの売上分析機能「デシル分析」と「ABC分析」をご紹介します。
デシル分析
デシル分析は、全顧客データを購入金額の高い順に並べ、それらを10等分して売上構成比を分析するというものです。これにより、どの層のお客さまが、どれだけの利益を生み出しているのかを把握することができます。デシル分析で、売上の多くを占めているお客さまの層がわかったら、その層のお客さまに好まれる新メニューを開発することが成功の鍵となります。
ABC分析
ABC分析は重点分析とも呼ばれる方法です。販売商品を、売上高や総利益、販売個数などの様々な視点から分析をします。一般的には売上構成比の70%を占める商品を主力商品、主力商品の売り上げを補い70~90%の部分に当たる売り上げを作る商品を準主力商品、それ以外を非主力商品と分類します。このABC分析を行うことで、売れ筋の商品を明確にすることができます。
飲食店では上位70%を占めるメニューを改良することでさらなる好評価が得られます。また、それらのメニューは、新メニュー開発時にも参考になります。逆に構成比の下位に位置するメニューは人気がないため、入れ替えを検討することができます。
しかし、ABC分析は、あくまでも過去の実績を元にした分析です。分析後の施策については、経営者自身が慎重に考える必要があります。また、売上高だけで検討せず利益を確保できるように総利益の面からも、分析することが必要になります。
まとめ
店舗の売上を伸ばして利益を出すためには、詳細な分析が必要です。ガチャレジでは集計や分析を手動で行う必要がありますが、POSシステムであればこれらの作業は自動で実行されます。POSシステムの導入による業務の効率化と、データに基づいた経営戦略検討のメリットは見逃せません。
この機会に、POSシステムの導入を検討してみてはいかがでしょうか。