防犯・監視カメラの撮影範囲で注意するべきこと!店舗用おすすめのカメラも紹介

防犯・監視カメラの撮影範囲で注意するべきこと!店舗用おすすめのカメラも紹介

2024年10月29日

防犯カメラを設置するにあたって、大事になるのは撮影できる範囲です。目的に応じて最適な撮影範囲がありますが、そのことを意識せず、ただ広範囲記録できるカメラを選ぶのは適切ではありません。

どこを撮影したいかや、何を目的として設置するのかを整理して、最適なカメラを選ぶことが必要です。

この記事では、防犯カメラの撮影範囲で注意するべきポイントや、おすすめの設置場所、カメラを設置するメリットを紹介します。

最後にはおすすめの防犯カメラについても詳しく紹介するので、防犯カメラ設置を検討している方は参考にしてみて下さい。

目次

  1. 1. 防犯・監視カメラの撮影範囲を決める時の注意点
    1. 1.設置場所
    2. 2.撮影範囲
  2. 2. 防犯・監視カメラの撮影距離を確認する方法
    1. 手順1.水平画角と垂直画角を調べる
    2. 手順2.撮影対象までの距離を計測する
  3. 3. 【店舗】防犯・監視カメラの設置場所のおすすめはどこ?
    1. 屋内に設置する場合
    2. 屋外に設置する場合
  4. 4. 店舗用防犯カメラは防犯以外のメリットがある
    1. 来店客の性別が把握できる
    2. 来店客の年齢層が把握できる
    3. リピート客(率)が把握できる
  5. 5. USEN Cameraの特徴
    1. 録画保存方法が選べる
    2. 来店客分析機能が備わっている
    3. 安心のサポート体制
  6. 6. USEN Cameraを導入するまでの流れ
  7. 7. サポート力で選ぶならUSEN Camera

防犯・監視カメラの撮影範囲を決める時の注意点

防犯・監視カメラの撮影範囲を決める時の注意点

防犯カメラを設置する時は、まずどこからどこまでを撮影できるカメラにするかを決めます。

一見するとできるだけ広範囲を記録できるカメラが良いと思われがちですが、それだけがポイントではありません。カメラの撮影範囲と目的だけでなく、適切な設置場所についても考えることが必要です。

1.設置場所

防犯カメラは、目的次第で適切な設置場所が大きく異なります。そのため、設置場所を決める際にはまず目的を明確にさせ、それを満たす設置場所とはどこかを考えるようにしましょう。

例えばお店を出入りする人を記録したいのであれば、適切な設置場所はお店の入り口に向かう形での設置になります。

駐車場でのトラブル防止に役立てたいのであれば駐車場に設置することになりますが、西日が差し込むことによる逆光で撮影ができなかったなどのミスを防がなければなりません。

レジ周りのトラブル対策では、金銭のやり取りや入力ミスの確認を必要とするため、レジを操作する手元の撮影が重要になります。

死角を作らない

防犯カメラの設置場所や画角が定まったとしても、最終的な設置の前に確認しておかなければならないことがあります。それは死角のことで、死角がある状態だと、防犯カメラによる犯罪抑止の効果は万全になりません。

万が一のトラブルが起きた時に、重要な場面が死角で撮影できていないといったことがあっては、防犯カメラを設置した意味が薄れてしまいます。

防犯カメラの撮影範囲内にある、棚などの遮蔽物がないかどうかや、カメラの真下はきちんと写っているかの、最終確認を忘れないように実施しましょう。どうしても解決できない死角は、カメラをもう1つ設置するなどの対策が可能です。

2.撮影範囲

カメラの種類によっては、撮影できる範囲や映像の画質が異なります。不審者の姿を撮影していたとしても、カメラの位置が遠かったり画質が荒かったりすると、後から映像を確認しても不審者の顔までははっきりと確認することができず、捜査も難航してしまいます。

このようなミスを防ぐためには、設置する場所に応じて適切な撮影範囲を満たすカメラを選ぶようにしましょう。屋内であれば、屋内で想定される範囲を撮影できるカメラを選び、屋外であれば遠距離でも人の顔や車のナンバーが撮影できる機材を選びましょう。

プライバシーに配慮を計算して設置する

防犯カメラを設置する際には、プライバシーへの配慮が必要なことを忘れてはいけません。

高性能な防犯カメラは、撮影範囲内にいる人の顔を判別できますが、店側が撮影した映像を悪用するのではないかと、その事を気にする人がいるのも事実です。ケースによっては、トラブルの原因にもなりかねません。

それらを回避するためには、防犯カメラの用途を明記した上で、防犯カメラが設置されていることを明らかにさせておきましょう。防犯カメラ設置に際しては、各自治体が条例やガイドラインを策定させていることが多いので、事前に確認することも必要です。

防犯・監視カメラの撮影距離を確認する方法

防犯・監視カメラの撮影距離を確認する方法

防犯カメラの撮影範囲は、カタログスペックからおおよその範囲を推定することができます。この方法を知っておくことによって、設置する前段階から、導入するのに最適な防犯カメラを検討することが可能です。どのような手順を用いれば良いのかを、順を追って紹介します。

手順1.水平画角と垂直画角を調べる

まずチェックが必要なのが、カメラの水平画角と垂直画角になります。水平画角とはカメラの横方向の画角のことで、垂直画角とはカメラの縦方向の画角です。この角度が大きければ大きいほど、映像に収められる画角が大きくなります。

画角が大きければ、被写体との距離が近くても撮影できる範囲が広くなるため、死角になる場所も少ないです。この画角については、カメラの仕様を調べると確認ができます。

メーカーによって、画角の欄に記載されている場合と、レンズ欄に記載されているケースとで別れていますから、あらかじめ仕様表には隅々まで目を通しておきましょう。

手順2.撮影対象までの距離を計測する

画角について理解できたら、次は撮影対象までの直線距離を計測し、撮影可能範囲を計算してみましょう。撮影対象までの距離は、メジャーなどを使って計測します。その計測値と画角を、以下の式に代入してみて下さい。

水平(垂直)撮影可能範囲=tan(水平or垂直画角÷2)×撮影対象までの距離×2

PCを使えば関数電卓を使うことができますから、水平の撮影範囲なら水平画角の、垂直撮影範囲なら垂直画角の角度を入れて計算してみて下さい。この計算によって算出された数字を元にして縦と横の撮影範囲を計測しましょう。

【店舗】防犯・監視カメラの設置場所のおすすめはどこ?

【店舗】防犯・監視カメラの設置場所のおすすめはどこ?

防犯カメラを設置する際、その目的の多くは防犯対策になりますが、設定した目的を満たせる場所に対して効果的に配置させることが重要です。屋内に設置する場合と屋外に設置するケースの2つに分けて、それぞれでおすすめする設置場所について紹介します。

屋内に設置する場合

屋内への設置では、目的だけでなく、どの場所で起きることを記録しようと考えるかも大事です。また、撮影する対象によってカメラの向きを変えたり、人の顔だけでなく手元を写しておく必要があるかの違いもあります。

店舗における設置ではどのような設置場所が考えられるか、3箇所チェックしてみましょう。

出入り口近辺

出入り口に設置する場合、従業員と来店客問わず出入りする人の顔や背格好を撮影することになります。主な目的としては防犯対策になり、強盗などの犯罪抑止が可能です。

また、不審人物の出入りも記録できるため、別件の犯罪捜査への協力にも役立てることができます。

設置のポイントとしては、店舗の間取りによって最適な設置場所が異なることです。出入り口までの距離の他に、外からの日差しがどのように差し込んでくるかも気をつけなければなりません。

レジ周り

レジ周りを撮影する目的は、不正行為の防止と会計トラブルへの備えです。レジは営業している間、現金の出し入れや会計作業によってお金が頻繁に動きます。

その最中で、従業員が現金を抜き取るといった行為が行われることがあるため、それに対する抑止として防犯カメラが利用可能です。

来店客との会計トラブルでは、釣銭の計算ミスやレジ打ちの入力ミスなどが起きていないかをあとから確認して、原因の特定ができます。

これらの目的を果たすため、レジ周りの防犯カメラはレジを操作する手元や画面を撮影できる場所に設置することが必要です。

フロア(ホール)・バックヤード

店内のフロア(ホール)に設置することで、万引きや無銭飲食などの犯罪、従業員に対する理不尽なクレームや暴力行為を記録することができます。これにより、お店の中で想定される犯罪を防止することや早期解決を図れるようになります。

犯罪行為はバックヤードでも想定されることです。従業員の私物からの窃盗や、倉庫などに保管されている在庫の持ち出しを抑止することにもつながります。

ただし、更衣室やトイレの中への設置は、プライバシーへの配慮や盗撮の疑いを回避するなどの理由から、控えましょう。

屋外に設置する場合

屋外に設置する場合はできるだけ広い範囲撮影することが望ましいですが、公共の場所まで画角に入ってしまう場合には、各自治体が定めている条例やガイドラインに従う必要があります。

これらのことを考慮した範囲で、目的を果たせる防犯カメラの機材と設置場所を、慎重に選びましょう。

駐車場や駐輪場(夜間撮影できるカメラ)

駐車場や駐輪場への設置は、それぞれの場所で想定されるトラブルを抑止するとともに、万が一何らかの犯罪が発生した場合には迅速な解決への協力のために必要です。

無断駐車や無断駐輪への対処だけでなく、車両の盗難や車上荒らしなど、いくつかのトラブルが考えられます。

カメラを選ぶ時には、広範囲が撮影可能で、犯人の顔や車のナンバーが撮影できるものが望ましいです。また、夜間でも被写体がはっきりと撮影できるような機材を選ぶ必要もあります。

店舗の外周

店舗の外周は、不審人物の記録に有効な設置場所です。昼夜問わず、店舗の周囲をうろつく不審人物がいる場合が想定されますが、これが後に強盗や営業時間外の空き巣といった犯罪へとつながりかねません。

そうした不法侵入を未然に防ぐ目的として使えるのが、外周に設置する防犯カメラです。駐車場と同じく、昼夜問わず被写体となった人物の顔が鮮明に撮影できる機材を選ぶようにしましょう。設置には、外周部に死角がないような配置を心がけて下さい。

店舗用防犯カメラは防犯以外のメリットがある

店舗用防犯カメラは防犯以外のメリットがある

店舗用の防犯カメラを導入する目的は主に犯罪の抑止や早期解決です。しかし店舗用の防犯カメラには、カメラに写った人物を分析することによって、防犯に関連したもの以外の機能も充実しています。

上手く活用することができれば、店舗の来店客を増やしたり、売上を伸ばしたりする活動のヒントとして利用可能です。どのようなことが可能なのか、主な3つのメリットを紹介します。

  • 来店客の性別が把握できる
  • 来店客の年齢層が把握できる
  • リピート客(率)が把握できる

来店客の性別が把握できる

カメラに写った人物をAIが判別することによって、来店客の男女比をデータとして出力することができます。来店客の性別の偏りが分かることによって、その結果に応じた集客や販促の活動が可能です。

男性に偏っている場合は、店内レイアウトの作りを男性向けにする他、小売店では入荷する商品のラインアップやサイズの見直し、飲食店であれば男性向けのメニューを考案したりオペレーションをスムーズにさせたりすることができます。

女性に偏っている場合も、過ごしやすい店内の雰囲気作りや女性向けのアイテムの増加といった施策が可能です。

来店客の年齢層が把握できる

来店客の年齢層を把握することによる、店舗運営の改善が可能です。年齢層によって有効な集客手段や新商品・メニュー開発の方向性が異なるため、利用客の年齢層の把握をしましょう。

若年層が多いお店であれば、商品に最先端の流行を敏感に取り入れたり、SNSを利用した集客に力を入れたりできるようになります。写真映えするようなレイアウトの作りや新商品の開発などの施策に出ることも可能です。

高齢者層が多いお店であれば、店舗運営に流行やSNSを取り入れるよりも、落ち着いた雰囲気作りや質の良い商品開発に力を入れた方が良いなどの判断ができます。

リピート客(率)が把握できる

カメラに写った来店客の、これまでの来店回数もデータとして表示できます。この昨日によって、来店客のリピート率も分かるようになるため、その比率に応じた施策が可能です。

リピート率が低いお店の場合、それを引き上げるために割引券やポイントカードの発行、期間限定商品の開発・販売などの方法が採れます。

リピート率が高いお店の場合、何が要因となってリピートしてもらえるかのデータを集めるという行動に出ることが可能です。アンケートを取るとか、リピーターが得をするようなサービスを始めるなどして、固定客のさらなる定着を図れます。

USEN Cameraの特徴

防犯カメラとしての性能と、来店客に関するデータ収集ツールとしての役割を両立させられるカメラとして、USEN Cameraの導入をおすすめします。

防犯カメラとしての基本的な機能を満たせるだけでなく、いつでもどこでも撮影している映像の確認が可能です。この他にもある、USEN Cameraの特徴をいくつか紹介します。

録画保存方法が選べる

USEN Cameraでは、録画した映像をどのように保存するのかを、お店の方針や環境に応じて選択できます。

1つがローカル録画型で、こちらはカメラ内蔵のSDカードに録画した映像を記録するものです。映像はおよそ7日分が録画視聴可能で、SDカードを移せばタブレット端末などでいつでもチェックができます。

もう1つがクラウド録画型で、防犯カメラで撮影した映像をクラウド上に保存して管理するタイプです。クラウドの容量が許す限り保存が可能であり、映像を保存するためのレコーダーが必要ありません。その分だけ省スペース化が可能です。

ただし、クラウドにアクセスする必要があるため、インターネット環境の整備をしなければ利用できません。また、ローカル録画型とクラウド録画型では、月額料金が異なる点にも注意が必要です。

来店客分析機能が備わっている

USEN Cameraでは来店客分析機能が利用可能です。カメラで撮影した映像をAIで分析し、性別と年齢、リピート率で分けて分析ができます。来店日時も併せて記録されるため、周辺で開催されたイベントなどのイレギュラー要素も考慮した分析が可能です。

USEN Cameraの顔認証には世界最高水準の技術を搭載していて、自社内でも実証テストを重ねて機能の最適化を果たしました。来店客がマスクを着用している場合でも高い精度を実証しているほどの信頼感があるシステムが利用可能です。

この分析機能を利用するには、AI分析機能付きプランを申し込む必要があります。

安心のサポート体制

USEN Cameraでは、導入した店舗に安心してカメラを利用してもらうためのサポート体制を充実させていることも特徴です。

カメラの設置にはUSENの自社技術者が直接設置する他、アフターサポートでも直接出向いて対応しています。

万が一のトラブルが発生した場合でも、24時間365日いつでも電話によるサポートを受け付けていて、必要があれば全国各地の拠点から担当者がお店を訪問して、トラブル解決や改善の助けになることが可能です。

運用開始前でも、設置場所についてのコンサルティングを受けられて、現地調査も含めて事前相談を受けることができます。

USEN Cameraを導入するまでの流れ

USEN Cameraを導入するまでの流れ

USEN Camera導入に際しては、まずWebフォームか電話にて問い合わせるなどして、担当者からの案内を受けて下さい。料金についての詳しい話や、お店の雰囲気と合うかどうかの相談だけでも大丈夫です。

その後、USENの技術スタッフがお店を視察して店内を調査し、要望や用途などを詳しくヒヤリングして、適切な台数や設置場所、撮影する角度などを提案します。提案の内容に承諾の上で契約となれば、日程調整の後に設置工事へと移ります。

設置工事の際にはカメラの画角確認が必要となるため、直接立ち会うようにしましょう。申込み手続きからカメラの利用開始まで最短6営業日で可能です。

サポート力で選ぶならUSEN Camera

サポート力で選ぶならUSEN Camera

防犯カメラ設置の際には、まず目的をはっきりさせることから始めましょう。その上で、目的を果たすために必要なカメラの設置場所を検討し、実際の撮影範囲はどうなるかの計算をすることで、最適な防犯カメラを選べるようになります。

どうしても自分だけでは検討できないという場合には、USEN Cameraがおすすめです。USEN Cameraなら防犯に役立てられるだけでなく、分析機能を用いた店舗運営の改善も可能です。

まずは気軽に相談してみて下さい。無料オンライン相談や資料請求は、以下から簡単に行えます。

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