防犯カメラ(ネットワークカメラ)の高さはどれくらい?おすすめシステムも紹介

防犯カメラ(ネットワークカメラ)の高さはどれくらい?おすすめシステムも紹介

2024年10月29日

防犯カメラを設置するにあたって、設置する場所や画角について検討する時、高さについても意識しなければいけません。

広範囲を撮影するのか、ピンポイントである場所を撮影するのかで、最適な高さも変わりますが、それ以外にも防犯カメラを設置する高さについて検討する時に知っておくべきことは多数あります。

せっかく設置した防犯カメラも、高さが不十分だと効果を発揮できないかもしれません。

この記事では、目的に応じた最適な高さや設置のポイント、おすすめの防犯カメラについて紹介します。

目次

  1. 1. 高さによって防犯カメラの見える範囲は変わる
    1. 2mに設置したケース
    2. 3mに設置したケース
    3. 4mに設置したケース
    4. 壊されにくいおすすめの高さは3m以上
  2. 2. 戸建て(マンション含)と店舗で設置位置は変わる?
    1. 戸建て(マンション含)で取り付けする場合
    2. 店舗で取り付けをする場合
  3. 3. 【店舗向け】防犯カメラの設置場所で注意するべきこと
    1. 死角はなるべく作らないようにする
    2. 防犯カメラの設置を明示する
    3. 高さや向き、距離を適切にする
  4. 4. 防犯・監視カメラを設置する方法
    1. 自分で設置する場合
    2. 業者に依頼する場合
  5. 5. 防犯・監視カメラはマーケティングとして使えるものがある
  6. 6. セキュリティと機能で選ぶならUSEN Camera

高さによって防犯カメラの見える範囲は変わる

高さによる防犯カメラ見える範囲は変わる

防犯カメラの設置する高さを変えると、カメラの画角に収まる範囲も変わることは、なんとなくイメージできるかと思います。しかしながら、カメラを設置する目的によってどの高さが最適になるかまでは意識できている人は少ないでしょう。

防犯カメラを設置する高さについて、2mと3m、4mの事例に分けてそれぞれの特徴を紹介します。

2mに設置したケース

高さ2mの場合、画角内に収まる被写体が鮮明に写るようになります。防犯目的での設置では、不審人物の顔が分かりやすくなったり、手元で何をしていたかもはっきりと見えるため、捜査の手がかりにもなりやすいことがメリットです。

ただし、高さがない分だけカメラに写る範囲が狭まります。また、車や棚などの高さがある遮蔽物(しゃへいぶつ)がある場合、その向こう側にある物や人を写すことはできません。

この他に考えられるデメリットとしては、カメラまでの高さがないとカメラに細工をされやすいことが挙げられます。スプレーなどでレンズを塗り潰される他、最悪の場合はカメラそのものが破壊されかねません。こうしたデメリットには注意が必要です。

3mに設置したケース

高さ3mは適当な写りやすさと画角の範囲が確保できるため、映像の鮮明さと画角のどちらもそれなりに満たしておきたい場合には有効な高さです。

カメラへのいたずらもしにくい高さであるため、設置する場所によっては理想の高さにもなり得るでしょう。

ただし、カメラの周囲に置いてある物によっては、高さが足りません。車高が高い乗用車やトラックなどの高さが3mに迫るような遮蔽物があると、それに阻まれて死角になってしまう場所も増えてしまいます。

3mの高さに設置するなら、カメラの周りに置く物に注意しましょう。

4mに設置したケース

4mの高さになると、広範囲が画角に入る上に遮蔽物の反対側まで写せるようになります。設置されている場所の周辺で何が起こったのかの、全体像も把握しやすくなります。

高さがあるため、カメラへのいたずらもされにくいでしょう。その一方で、人の顔は写りにくくなるため、防犯カメラとしての役割は果たしにくいともいえます。

また、設置する場所が高いとカメラの真下が死角になりやすいため、別途死角を補うカメラも必要になる場合があるので注意しましょう。

壊されにくいおすすめの高さは3m以上

防犯カメラ設置の高さ選びでは、画角もさることながら、いたずらのされにくさも重要な要素です。これを満たす適切な高さとされているのは、地上からの高さ3m以上といわれています。

2m程度の高さであれば、男性であれば垂直跳びで手が届く高さになり、道具を用いれば簡単にカメラを破壊できてしまいます。

3mはバスケットボールのゴールの高さと同等のため、垂直跳びではなかなか届かなくなります。道具を使って破壊するにも相当な長さの物が必要です。その分の手間も増えるため、防犯カメラのいたずらが選択肢に入りにくくなります。

戸建て(マンション含)と店舗で設置位置は変わる?

戸建て(マンション含)と店舗で設置位置は変わる?

防犯カメラはお店に設置するイメージが強い防犯グッズですが、昨今ではマンションにも設置されている他、戸建て住宅向けの防犯カメラも普及しつつあります。

それぞれで犯罪を未然に防いだり、発生した場合には迅速な解決に協力したりと、目的は似通っているでしょう。しかし、最適な設置場所についてはどうでしょうか。それぞれについて掘り下げて紹介します。

戸建て(マンション含)で取り付けする場合

住宅への設置ですが、防犯の他には事故の発生状況を記録するといった目的でも設置されます。

玄関先や室内、車庫に設置される他、マンションでは建物のエントランスやエレベーター内も基本的な設置場所です。

エレベーター

マンションのエレベーター内は狭い密室となるため、痴漢や不審人物の侵入など発生した場合の目撃者が得られにくい場所のひとつです。そのため、こうしたトラブルの回避や事件の迅速な解決に、エレベーター内の防犯カメラは必要不可欠となります。

設置する場所は天井の角で、エレベーター内全体が画角に入るような製品選びが重要です。また、エレベーター内は天井がそれほど高くないため、カメラへのいたずらをされる可能性も高まり、これへの対策も必要となります。

玄関やエントランス

玄関先やマンションのエントランスは、建物を出入りした人物や、外部から訪問してきた人物を記録するためにも重要な設置場所です。

マンションであれば、階段を使うことでエレベーターのカメラが回避されたとしても、エントランスであれば写せない確率も大きく減らせます。

設置する場合は、画角を外に向けることや、夜間でも撮影可能な機材を選ぶことを意識しましょう。設置する高さも、できれば3mを確保して下さい。

部屋

昨今では室内を撮影できるカメラも広く知られています。防犯を目的とした設置の他、留守にしている子どもや高齢者、ペットの様子をうかがうために導入している人が多いのではないでしょうか。

メーカーや機種によっては、スマートフォンを介していつでも、どこからでもリアルタイムで様子の確認ができます。

設置する場所は目的によって大きく異なりますが、見守りたい対象の移動範囲が全て写ることが理想的です。

ポストの投函口

自宅への防犯カメラ設置で、見落とされやすいのがポストの投函口です。ポスト投函口からは、中に不審物を投入されたり、郵便物を盗まれたりと、犯罪の被害に遭う可能性は捨てきれません。

昨今ではポストの中に通販で購入した品物が投函されているケースも少なくないため、そうした品物が盗まれることを回避するためにもカメラの設置が必要です。通販の置き配を利用している人は、指定場所を撮影する意識も持ちましょう。

設置の際には、玄関先を撮影するのと同じような機能を持つ機材がおすすめです。

店舗で取り付けをする場合

店舗で取り付けをする場合

店舗では様々な場所であらゆるトラブルが懸念されるため、防犯カメラの設置場所や設置の高さ、画角の確保は特に重要です。どのようなことを意識して防犯カメラを設置すれば良いのか、店舗の中で設置すべき場所を

  • レジ周辺
  • バックヤード
  • 売り場(ホール)
  • トイレ前
  • 駐車場

の5つ紹介し、それぞれのポイントを紹介します。

レジ周辺

レジ周りは、営業中にお金が頻繁に出入りする場所であるため、特に重要な設置場所です。外部からの強盗はもちろんのこと、営業中に従業員がお金を抜き出す不正を防ぐ効果もあります。

この他には、顧客との会計のやり取りも記録できるため、トラブルやクレームを解決することにも役立てられます。こうした効果を見込むため、レジ周りの場合はレジを操作する手元やレジの画面が見えるような画角にしましょう。

従業員による窃盗対策であれば、隠しカメラとしてレジの上に設置するのも有効です。

バックヤード

バックヤードや倉庫など、従業員しか出入りしないような場所へのカメラは、従業員の私物窃盗や、倉庫に保管してある商品の盗難を防ぐために設置します。

従業員による内部の犯行だけでなく、バックヤードでの窃盗を目的とした外部からの侵入者の犯行も想定される事例です。

こうした目的から、防犯カメラを設置する場所はバックヤードや休憩所、倉庫など、部屋ごとに1台、部屋全体を撮影できる場所を選びましょう。

売り場(ホール)

売り場や飲食店のホールに防犯カメラを設置することで、顧客も絡んださまざまなトラブルを回避できるようになります。

店内へのいたずらや理不尽なクレームへの対策はもちろんのこと、飲食店であれば無銭飲食や従業員への暴力行為、小売店であれば万引きや商品を損傷させる行為に対する抑止力として役立てることも可能です。

また、従業員の接客や勤務状況を把握することもできます。設置する場所については、全体を広く見渡せるような場所にすることがおすすめです。

トイレ前

トイレ前にも防犯カメラを設置することを忘れないようにしましょう。トイレは従業員や他の来店客が目を届かせることが少なく、様々な問題行為が起きやすい場所です。

未精算商品を持ち込んで鞄の中に入れるような行為や、トイレの中の備品を盗み出す行為の他に、トイレの貸し出しをしていないお店での無断利用など、あらゆる迷惑行為を抑止することにつながります。

トイレの中を撮影するわけにはいかないため、トイレの入り口が撮影できる廊下に設置することになるでしょう。

駐車場

駐車場を設置している店舗では、駐車場の様子を撮影できるカメラを設置することをおすすめします。

店舗の駐車場では、非来店客による無断利用や車上荒らし、自動車の盗難などが起きる可能性があるため、これらを抑止するためのカメラ設置が有効です。

リアルタイムで様子をチェックすることが必要であるため、スタッフがすぐに確認できるようなモニターを店内に設置することがおすすめです。駐車場の広さに応じて、設置する高さや台数を検討しましょう。

【店舗向け】防犯カメラの設置場所で注意するべきこと

【店舗向け】防犯カメラの設置場所で注意するべきこと

防犯カメラは目的に応じて適切な場所に設置することが望ましいです。しかしながら、目的だけ果たそうとするあまり、設置に際して注意するべきことを失念してしまうことも考えられます。

防犯カメラを設置するにあたって注意しておきたい基本的なポイントを押さえておきましょう。主な注意点は以下の3つです。

  • 死角はなるべく作らないようにする
  • 防犯カメラの設置を明示する
  • 高さや向き、距離を適切にする

それぞれ解説します。

死角はなるべく作らないようにする

防犯カメラ設置で特に気をつけたいのが、死角がないように設置することです。仮に何らかのトラブルが発生した場合、死角となっている場所があると、そこで起きたことが後から確認できなくなってしまいます。

ケースによっては、その場所で起きたことこそが事件解決の重要な鍵にもなり得るため、死角はできる限り作らないことが重要です。

仮に店内レイアウトの都合や設置物によってどうしても死角が発生してしまうため、その部分を補う別のカメラを設置する必要が生じます。コストの都合で設置台数に限りが有るならば、設置場所や高さを工夫して少ない台数で済むようにしてみて下さい。

防犯カメラの設置を明示する

防犯カメラを設置することで重要なのが、防犯カメラが設置されていることをアピールすることです。

防犯カメラの有無がはっきりしていることは、人の心理状態に大きな影響を与えます。防犯カメラがあることで、迷惑行為にあたることをやろうとしても、それをためらわせることが可能です。

また、事前に従業員に周知させておくことで、内部での違法行為も抑止できます。従業員への説明は、働きやすい環境を整えることにもつながりますが、人によっては窮屈に感じることもあるため、設置に至った理由や撮影した映像の使用目的も併せて説明するようにしましょう。

違法になる場合がある

防犯カメラの設置には、従業員だけでなく、周囲にも十分に配慮することが必要です。これが抜けてしまうと、各自治体で設けている、防犯カメラに関する条例やガイドラインに違反したり、顧客や従業員のプライバシー侵害にあたったりする可能性があります。

防犯カメラ設置とその理由を従業員に説明することの他、更衣室やトイレ外へ設置すること、設置数を必要最小限にするなどの配慮をしましょう。

また、道路や公園などの公共の場所が映り込むような防犯カメラの設置については、自治体のルールを再確認して下さい。地域によっては、届出が必要な場合があります。

高さや向き、距離を適切にする

防犯カメラを設置する目的に応じて、設置する高さや場所、向きについて十分に考慮することが必要です。

防犯カメラへのいたずらを防ぐのであれば、できるだけ高い場所に設置することが望ましいですが、天井までの高さや店内レイアウトによって実現できる高さには限度があるでしょう。設置できる場所と画角の両面から、慎重な検討が必要です。

お店の入り口にカメラを設置する場合は中から外に向けて設置することが一般的ですが、西日による逆光で撮影ができない時間がある場合は、その影響を最小限にできる設置場所を検討しなければなりません。

防犯・監視カメラを設置する方法

防犯・監視カメラを設置する方法

防犯カメラを設置する方法ですが、自分で設置する場合と、専門業者に依頼して取り付けてもらう場合に分かれます。どちらもそれぞれにメリットとデメリットがあるため、自分の現状に合わせた方法を選択するようにしましょう。

自分で設置する場合

自分で設置する場合は、防犯カメラの本体と配線、記録媒体を別途購入し、自分で取り付けることになります。専門家による設置工事を行わないため、その分の費用がかからないことがメリットです。

昨今では無線通信で撮影した映像をスマホやPCに送信するようなカメラもあるため、配線などの複雑な工事を必要としないケースもあります。

デメリットは、カメラがうまく設置できず、性能をフル活用できない可能性があることです。屋内への設置でも作業が難しい場所だったり、屋外への設置を実施する場合に起きやすいミスが、画角の調整や高さの設定が適切にできないこととなります。

設置が終わってチェックしても、撮りたい場所が撮れていないといったことが起きかねません。

業者に依頼する場合

専門業者に依頼する場合、手早い作業と目的を果たすための確実な設置が見込めるというメリットを得られます。

防犯カメラで写したい場所を満たす設置場所に対する的確な作業が期待できる他、自分では設置が難しい場所や高さへの設置も難なく対応することが可能です。失敗のリスクがほとんどない点が、専門業者に依頼するメリットになります。

しかし、専門業者に依頼する場合は所定の費用が必要です。設置台数や場所によって必要な費用が異なる場合があるため、あらかじめ見積もりをしておくことも必要でしょう。

また、設置工事を実施するには業者とのスケジュール調整が必要です。業者の空きスケジュールに合わせる必要があることも、専門業者に依頼するデメリットになります。

防犯・監視カメラはマーケティングとして使えるものがある

防犯・監視カメラはマーケティングとして使えるものがある

店舗への防犯カメラ導入は、USEN Cameraをおすすめします。USEN Cameraは防犯カメラと店内ビューアを兼ねるカメラによって、店内の監視と来店客分析を同時に行うことができます。

お店を利用する顧客を、男女比や年代傾向、リピーターの比率などさまざまな要件に応じて計測し、表示させる事が可能です。これらのデータは、更なる売上アップのためのマーケティングに活用できます。

映像の録画は、サーバー上に記録するクラウド録画型と、カメラ内蔵のSDカードに直接保存するローカル録画型の両方から選択できるため、インターネット環境の有無などに合わせた最適な方式で利用可能です。

セキュリティと機能で選ぶならUSEN Camera

セキュリティと機能で選ぶならUSEN Camera

防犯カメラの設置は、目的に応じて最適な場所や高さを選ぶことが必要です。死角や周囲への配慮をしつつ、防犯などの目的を果たせるような場所にカメラを設置してみましょう。

店舗における防犯カメラの設置は、マーケティング機能も搭載しているUSEN Cameraをご利用下さい。以下から資料請求が可能です。

※USEN Cameraは商用目的のみ契約可能なサービスであるため、個人宅への設置は受け付けておりません。

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