室内からガラス越しに防犯カメラで撮影できる?屋外用カメラを使うべき理由も解説

室内からガラス越しに防犯カメラで撮影できる?屋外用カメラを使うべき理由も解説

2024年10月02日

店舗や事務所の防犯対策として、防犯カメラの設置を検討している方も多いのではないでしょうか。特に、室内から窓ガラス越しに屋外を撮影できる防犯カメラがあれば、コストを下げられると考えているかもしれません。

本記事では、室内からガラス越しに屋外を撮影できるかどうかについて詳しく解説します。また、屋外には屋外用カメラを設置すべき点についても解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

目次

  1. 1. 防犯カメラは室内からガラス越しに屋外を映せるのか?
  2. 2. 室内から窓ガラス越しに屋外を映せる防犯カメラのタイプ
    1. 動体検知機能を搭載した防犯カメラ
    2. 窓ガラスに直接貼る防犯カメラ
    3. 【参考】車の防犯カメラ
  3. 3. 防犯カメラで窓ガラス越しに屋外を映すのはおすすめしない理由
  4. 4. 屋外の監視カメラを選ぶポイント
    1. 機能で選ぶ
    2. 設置台数で選ぶ
    3. 電源の種類で選ぶ
    4. 画素数で選ぶ
    5. 録画方法で選ぶ
  5. 5. 屋外用の防犯カメラの種類
    1. ボックス型
    2. ドーム型
    3. PTZ型
  6. 6. 店舗の屋外カメラにおすすめの機能
    1. 防水・防塵機能
    2. 動体検知機能
    3. 赤外線暗視機能
  7. 7. 屋外用防犯カメラを購入できる場所
    1. 防犯カメラ専門業者
    2. 家電量販店
    3. インターネット通販
    4. 警備会社
  8. 8. 屋外に防犯カメラを設置する際の注意点
    1. 撮影範囲は必要最低限に留める
    2. 防犯カメラ使用中であることを明示する
    3. 運用ルールを定める
  9. 9. ガラス越しに撮影するのは難しいので屋外用がおすすめ!

防犯カメラは室内からガラス越しに屋外を映せるのか?

防犯カメラは室内からガラス越しに屋外を映せるのか?

結論から言えば、室内からガラス越しに屋外を映すことは可能です。しかし、鮮明な映像を映すことは難しく、防犯対策としてはあまりおすすめできません。

まず、ガラスの反射や光の映り込みにより、映像の質が低下する可能性があります。特に夜間や明るい日中は、室内の照明や太陽光がガラスに反射して、屋外の様子が見えにくくなるからです。

また、ガラスの厚みや曇り、汚れなどによっても映像の鮮明さが損なわれます。さらに、ガラスを通すことで光が屈折し、実際の位置とズレて映る可能性もあります。

以上の理由から、屋内から監視カメラで屋外を映しても、人物の特定や細かい状況の把握が困難になる可能性が高いのです。防犯カメラの主な目的が不審者の検知や犯罪の抑止である以上、これらの問題は無視できません。

しかし、技術の進歩により、ガラス越しでも比較的鮮明に撮影できる防犯カメラや、人体検知が可能な高性能なカメラも登場しています。このようなカメラを使用することで、ある程度問題を解決できる可能性はあります。

室内から窓ガラス越しに屋外を映せる防犯カメラのタイプ

次に、室内から窓ガラス越しに屋外を映せる監視カメラをいくつか紹介します。

動体検知機能を搭載した防犯カメラ

動体検知機能を搭載した防犯カメラは、物体の動きを捉えて録画を開始できます。動体検知機能は、窓ガラス越しでも正常に作動します。

動体検知機能のメリットは、不要な映像を録画せずに済むため、録画容量を節約できる点です。また、動きがあった時のみ録画することで、重要な場面を見逃すことを減らせます。

ただし、動体検知機能は感度の調整が重要です。感度が高すぎると、木の葉の揺れや小動物の動きなどでも反応してしまい、不要な録画が大量に発生する恐れがあります。逆に感度が低すぎると、重要な動きを見逃すかもしれません。

また、後述する赤外線暗視機能は窓ガラス越しでの使用が難しいのですが、動体検知機能であれば昼夜問わず作動可能です。

窓ガラスに直接貼る防犯カメラ

窓ガラスに直接貼り付けるタイプの防犯カメラも存在します。壁に穴をあける必要がないため、賃貸物件などでも気軽に設置できるのが最大の特徴です。

窓ガラスに直接貼り付けることで、ガラスとカメラの間の空間がなくなり、反射や光の映り込みを最小限に抑えられます。また、カメラのレンズがガラスに密着しているため、屈折による映像のズレも軽減されるのです。

さらに、屋外に設置できる防水タイプの貼る防犯カメラも登場しています。雨や風にさらされても問題なく作動するため、確実に防犯対策を実施できます。

ただし、設置位置が窓ガラスに限られるので、撮影範囲に制限を受けてしまいます。また、窓ガラスの汚れや結露が映像に影響を与える可能性もあるため、定期的な清掃が必要です。

【参考】車の防犯カメラ

参考程度に、車の防犯カメラについても紹介します。車に取り付ける防犯カメラ、つまりドライブレコーダーは、常に外を映すので、窓ガラス越しでも撮影できるように設計されています。

ドライブレコーダーは、フロントガラス越しに前方を撮影するため、反射や光の映り込みを最小限に抑える技術が搭載されています。また、車の振動や急な明るさの変化にも対応できるよう設計されているのです。

ただし、ドライブレコーダーは移動する車両用に設計されているため、固定された建物の防犯カメラには適していません。また、電源供給や設置方法など、建物用の防犯カメラとは異なる点も多くなっています。

防犯カメラで窓ガラス越しに屋外を映すのはおすすめしない理由

防犯カメラで窓ガラス越しに屋外を映すのはおすすめしない理由

先述の通り、室内から窓ガラス越しに屋外を映す防犯カメラは、現実的に難しくなっています。

なぜなら、夜間の撮影が困難だからです。昼間であれば、自然光によってある程度映像を映せますが、夜間は十分な光がないので、鮮明な映像を撮影することが難しくなります。

通常、屋外用の監視カメラには、夜間撮影のために赤外線機能が搭載されています。赤外線を使用することで、暗闇でも人物や物体を判別できるのです。

しかし、赤外線はガラスを通過する際に反射してしまいます。結果、映像が白く飛んでしまい、屋外の様子を正確に捉えられません。つまり、赤外線機能を持つ防犯カメラは、ガラス越しに撮影すると本来の性能を発揮できないのです。

また、ガラスの種類によっても撮影の質に影響が出ます。たとえば、断熱効果の高い複層ガラスや、紫外線カットガラスなどは、一般的なガラスよりも光の透過率が低くなります。そのため、さらに映像の質が低下する恐れがあります。

さらに、ガラスの汚れや結露も問題となります。室内からガラス越しに撮影する場合、カメラとガラスの間に空間があるため、ガラスの汚れや結露が映像に写り込んでしまいます。そのため、屋外の様子がさらに見えにくくなる恐れがあるのです。

屋外の監視カメラを選ぶポイント

屋外の監視カメラを選ぶポイント

次から、屋外の監視カメラを選ぶポイントを紹介します。

機能で選ぶ

防犯カメラの機能は多岐にわたります。主な機能としては、録音機能や夜間撮影機能、防水・防塵機能などがあります。

設置環境や目的に応じて、必要な機能を備えたカメラを選ぶことが重要です。たとえば、屋外に設置する場合は防水・防塵機能は必須であり、また夜間の防犯対策を重視する場合は高性能な夜間撮影機能が欠かせません。

設置台数で選ぶ

設置する防犯カメラの台数によって、選ぶべきカメラのタイプが変わってきます。設置台数が少ない場合、なるべく広角の範囲を撮影できるカメラを選ぶのがおすすめです。広角カメラを使用することで、1台でより広い範囲をカバーできるため、死角を減らすことにつながります。

一方、複数台のカメラを設置する場合、異なるタイプのカメラを組み合わせるのもおすすめです。たとえば、広角カメラと望遠監視カメラを組み合わせることで、広い範囲の監視と特定の重要な箇所の監視を両立できます。

電源の種類で選ぶ

防犯カメラの電源の種類は、設置場所や運用方法によって大きく異なります。通常、監視カメラは屋内からの電源を引くのが一般的ですが、配線が困難な場所では、バッテリー式のカメラを使用する場合もあります。

また、太陽光パネルで給電する屋外用カメラも登場しています。電源の心配がなく、環境にも優しいため、長期的な運用を考える場合におすすめです。

ただし、日照度合いに応じて性能が左右されるため、設置場所は十分精査する必要があります。

画素数で選ぶ

映像の鮮明さを考えるうえで、カメラの画素数は非常に重要です。特に、夜間や遠距離の撮影には、画素数は高いほうが重宝されます。たとえば、十分な画素数がなければ、夜間に人物を特定できない恐れもあります。

一般的に、屋外用の防犯カメラでは最低でも200万画素以上のものを選ぶことをおすすめします。ただし、画素数が高いほどデータ容量も大きくなるため、録画装置の容量や通信速度なども考慮して選ぶ必要があります。

録画方法で選ぶ

防犯カメラの録画方法には、主に「HDD」「SSD」「SDカード」「クラウド」の4つがあります。それぞれに特徴があるので、用途や予算に応じて適切な方法を選択しましょう。

HDDは大容量で長時間の録画が可能ですが、振動に弱い欠点があります。SSDは耐久性が高く高速ですが、HDDと比べると容量あたりのコストが高くなります。SDカードはコンパクトで取り外しが容易ですが、容量に制限があり、長期間の録画には不向きです。

クラウドはデータ保管が安全で、遠隔からアクセスできますが、インターネット接続が必要です。また、クラウドには月額料金がかかることがあります。

屋外用の防犯カメラの種類

次から、屋外用におすすめの防犯カメラを3種類紹介します。

ボックス型

ボックス型の防犯カメラは、箱形の形状をした監視カメラです。。主に屋外で使用されることが多く、その存在感の大きさから高い防犯効果が期待できます。

ボックス型カメラの最大の特徴は、その存在感の大きさです。いかにも監視カメラをといった見た目なので、犯罪の抑止力として非常に効果的です。防犯効果を高めたい場所には、ボックス型がおすすめです。

また、ボックス型カメラは一般的に耐久性が高く、屋外の天候に晒される環境にも対応できます。ボックス型カメラの多くが防水・防塵機能を備えており、長期間の使用に耐えることが可能です。

一方で、デメリットとしては、その存在感の大きさが景観を損ねてしまう点です。設置場所によっては景観を損ねる可能性があり、周囲の環境とうまく調和しない可能性があります。また、サイズが大きいため、設置場所は限られてくるのも難点です。

ドーム型

ドーム型の防犯カメラは、その名の通りドーム状の形をした監視カメラです。主に屋内で使用されることが多いタイプですが、防水機能を備えた屋外用のモデルも販売されています。

ドーム型カメラの最大の特徴は、周囲と調和するデザインです。半透明または不透明のドームカバーにより、カメラの向きが外部から見えにくくなっています。そのため、おしゃれな飲食店やカフェなど、内装とマッチした監視カメラを導入したい事業者におすすめです。

また、ドーム型カメラは比較的コンパクトなサイズであることが多く、設置場所の自由度が高いのもメリットです。天井や壁面に取り付けやすく、景観を損ねにくいため、オフィスや商業施設などでも広く利用されています。

一方で、デメリットとしては、ボックス型と比較してカスタマイズ性が低いことが挙げられます。レンズの交換などが難しい製品が多く、設置後の調整にも限界があります。また、ドームカバーが汚れたり傷ついたりすると、映像の品質に影響を与える可能性があるため、定期的なメンテナンスが必要です。

PTZ型

PTZ型カメラは、遠隔操作でカメラの首振りを制御できるカメラのことです。PTZはパン(Pan)・チルト(Tilt)・ズーム(Zoom)パン(左右回転)、チルト(上下回転)、ズーム(拡大・縮小)の機能を備えた、高機能な防犯カメラです。

PTZ型カメラの最大の特徴は、高い操作性です。遠隔から自由に撮影範囲を設定できるため、リアルタイムでの監視に最適です。たとえば、不審な動きを検知した際に、すぐにその場所を拡大して、詳細を確認できます。

PTZ型カメラは、その高い機能性から、広大な敷地や大規模施設などでの使用にぴったりです。たとえば、大型の駐車場や倉庫、工場などで効果を発揮します。

一方で、デメリットとしては、ほかのタイプと比較して価格が高くなるのが難点です。また、動作音が発生する可能性があるため、図書館のような、静寂が必須の環境では設置に注意が必要です。

店舗の屋外カメラにおすすめの機能

店舗の屋外カメラにおすすめの機能

店舗の屋外に監視カメラを設置する場合、いくつかおすすめの機能があります。次から、店舗の屋外におすすめの機能をいくつか紹介します。

防水・防塵機能

屋外に設置するカメラには、もはや防水・防塵機能は必須と言えます。設置箇所によっては常に野ざらしになるため、雨や埃からカメラを守る必要があります。

防水・防塵性能は一般的に「IP(Ingress Protection)規格」で表されます。たとえば、「IP66」という表記は、「防塵性能が6(最高レベル)」で「防水性能が6(強い噴流水に対する保護)」であることを表しています。屋外用のカメラを選ぶ際は、少なくとも「IP65」以上の性能を持つものを選ぶのがおすすめです。

また、寒冷地では凍結対策も必須です。ヒーター内蔵型のカメラや、耐寒性能の高いモデルを選ぶことで、寒い環境下であっても安定してカメラを利用できます。

動体検知機能

動体検知機能は、人や物の動きを捉えて自動的に録画を開始する機能です。動体検知機能は店舗などに大きく役立ちます。

動体検知機能の主なメリットは、容量を節約できたり、重要な場面の見逃しを防止したりできる点です。

常時録画ではなく、動きがあった場合のみ録画することで、不要な映像の保存を避けられるからです。また、長時間の映像の中から、重要なシーンを探す手間も省けます。

最近の高性能な動体検知機能では、人物と物体を区別したり、特定の方向への動きのみを検知したりすることも可能です。たとえば「店舗に向かって歩いてくる人」のみを検知するといった、より細かな設定ができるのです。

ただし、動体検知の感度設定には注意が必要です。感度が高すぎると、木の葉の揺れや小動物の動きでも反応してしまい、不要な録画が大量に発生する恐れがあります。逆に感度が低すぎると、重要な動きを見逃す恐れがあります。

調整は難しいですが、設置環境に応じて適切に調整することが大切です。

赤外線暗視機能

赤外線暗視機能は、夜間や暗所でも鮮明に撮影できる機能です。

赤外線暗視機能付きのカメラは、通常の日中などでの撮影と、赤外線での撮影を自動的に切り替えます。日中は通常のカラー映像で撮影し、夜間などになると、自動的に赤外線モードに切り替わります。

赤外線暗視機能の性能は、赤外線LEDの数や照射距離で決まります。たとえば「赤外線LED 42個、照射距離30m」といった具合です。店舗の規模や周囲の環境に応じて、適切な性能のものを選ぶことが重要です。

ただし、赤外線撮影時の映像はモノクロになるため、色の識別ができなくなります。また、赤外線は物体に反射するため、車のナンバープレートなど反射率の高い物体が白く光って見えにくくなることがあります。

屋外用防犯カメラを購入できる場所

屋外用防犯カメラを購入できる場所

屋外用防犯カメラは、あらゆる場所で販売されています。屋外用防犯カメラを購入できる場所を4つ紹介します。

防犯カメラ専門業者

防犯カメラ専門業者は、防犯カメラの販売から設置、アフターサポートまでを一貫して扱っている業者です。防犯カメラのプロとして、豊富な知識と経験を持っているのが特徴です。

防犯カメラ専門業者を利用するメリットは、多岐にわたります。まず、専門的なアドバイスを受けられることが大きな利点です。設置場所の特性や目的に応じて、最適なカメラの種類や設置箇所などを提案してくれます。

また、法律や規制に関する知識も豊富なため、プライバシーの問題などにも適切に対応してくれるでしょう。

設置作業も専門のスタッフが行うため、安全性も高くなっています。複雑な配線作業や、高所での作業なども安全に行います。さらに、設置後のメンテナンスや故障時の対応も迅速に行ってくれるため、長期的な運用を考えても非常に安心です。

家電量販店

家電量販店でも、防犯カメラを購入できます。

家電量販店のメリットは、実際に商品を見て触れられる点です。カメラのサイズ感や操作性を直接確認できるため、商品をイメージしやすいのが家電量販店の魅力です。

また、ほかの電化製品と同時に購入できる便利さもあります。例えば、防犯カメラの映像を表示するモニターや、録画用のハードディスクなどを一緒に購入できます。

さらに、家電量販店では定期的にセールが行われることが多く、比較的安価に購入できる可能性があります。ポイントカードなどのサービスを利用すれば、さらにお得に購入できるでしょう。

ただし、家電量販店では専門的なアドバイスを受けられない可能性があります。また、設置サービスを提供していない場合もあるため、事業者にはあまり向いていないかもしれません。

インターネット通販

Amazonなどのインターネット通販でも、屋外用防犯カメラを購入できます。

インターネット通販の最大のメリットは、豊富な商品ラインナップと価格を比較しやすい点です。さまざまなメーカーや型番の製品を簡単に比較でき、自身のニーズと予算に合った、安価な製品を見つけるのも容易です。

また、実店舗では取り扱っていないような専門的な製品や、海外製品なども購入できる可能性があります。さらに、レビューを参考にすることで、実際の使用感や性能について、より詳細な情報を得られるのはインターネット通販の大きな魅力です。

しかし、インターネット通販で防犯カメラを購入する場合、設置は自身で行うか、別途業者に依頼する必要があります。もし、製品への理解が不十分な業者に設置を依頼してしまうと、カメラの性能を十分に発揮できなかったり、設置角度などでトラブルが生じたりする恐れがあります。

また、実際に商品を見ることができないため、サイズ感などを事前に確認できない点にも注意が必要です。

警備会社

実は、警備会社も防犯カメラを販売しています。警備会社を利用する最大のメリットは、防犯カメラの設置から運用、監視までを一貫して委託できる点です。

一般的に、警備会社では、防犯カメラの映像を24時間監視するサービスを提供しています。異常が検知された場合にはすぐに警備員が駆けつけるなど、迅速な対応が警備会社では可能です。また、定期的なメンテナンスや、映像の保管、管理なども任せられます。

ただし、警備会社によっては設置のみの依頼を受け付けていない場合もあります。防犯カメラの設置だけを希望する場合は、事前に警備会社への確認が必要です。

屋外に防犯カメラを設置する際の注意点

屋外に防犯カメラを設置する際の注意点


最後に、屋外に防犯カメラを設置する際の注意点を紹介します。

なお、防犯カメラの設置や運用に関するルールは、各自治体が条例やガイドラインを定めていることがほとんどです。具体的なルールは自治体によって異なるため、必ず確認しましょう。

撮影範囲は必要最低限に留める

防犯カメラの撮影範囲は、防犯目的を達成できる必要最低限度に留めるべきです。不必要に広い範囲を撮影することは、プライバシーの侵害につながる恐れがあるからです。

特に、近隣の建物や住宅が映り込まないよう注意が必要です。やむを得ず映り込む場合は、プライバシーマスク設定(モザイク処理)などの対策をするか、該当する範囲の撮影をしないよう角度を調整しましょう。

また、公道や歩道を撮影する場合も注意が必要です。一般的に、店舗の出入り口付近など、自身の管理する範囲内に限定して撮影するようにしましょう。

防犯カメラ使用中であることを明示する

防犯カメラを設置する際は、その場所が撮影されていることを明示する必要があります。

一般的には、「防犯カメラ作動中」などの表示をステッカーやプレートで掲示します。なるべく、カメラの設置場所の近くの見やすい位置に、このステッカーなどを明示しましょう。

また、表示は日本語だけでなく、外国語(少なくとも英語)での記載があると、日本語が読めない外国人にも注意喚起できます。

「防犯カメラ作動中」の表示により、潜在的な犯罪者が犯罪行為を思いとどまる可能性が高まり、防犯効果がさらに向上します。また、正当な理由で撮影していることをアピールすることで、カメラの設置に対する理解も得やすくなります。

運用ルールを定める

防犯カメラを設置する際は、運用ルールを定めましょう。運用ルールには、以下のような項目を定めるのがおすすめです。

  • 撮影目的
  • 管理責任者
  • 映像の閲覧権限
  • 保存期間の設定
  • 映像の削除方法
  • 第三者への開示ルール
  • 従業員への教育 など

運用ルールは文書化し、関係者全員に周知します。また、定期的にルールの見直しを行い、必要に応じて改訂することも重要です。

ガラス越しに撮影するのは難しいので屋外用がおすすめ!

ガラス越しに撮影することは技術的に可能ですが、映像の質や夜間撮影の問題から、現実的には難しくなっています。店舗や事務所などは、屋外には屋外専用の防犯カメラを設置することをおすすめします。

USENでは、さまざまな機能を備えた監視・防犯カメラを販売しており、クラウド上で映像データを録画できたり、テレビ並みの高画質な映像を撮影できたりする製品を取り扱っております。

防犯や来店客分析にも役立ちますので、気になる方は、ぜひ以下のサイトをチェックしてみてください。

用途によって選べて安心
USENの防犯カメラ・監視カメラ

  • USEN Camera

USENのサービスラインアップ

窓口がUSENひとつで完結します。提案から運用、保守までお任せください。

USEN MUSIC ENTERTAINMENT
映像店舗BGM

BGM✕映像✕エンタメ
店内演出のすべてがこれ1台。

USEN MUSIC
店舗BGM

理想の演出をAIのサポートで彩る 店舗BGM

USEN AIR UNLIMITED
通信

すぐに使えて高速無制限。店舗向けWi-Fi

USEN PHONE
IP電話

電話もFAXもスマホ1台で 業務用IP電話

USEN Camera
防犯カメラ

AIによる来店客分析もできる 防犯・監視カメラ

USENレジ
POSレジ

4つの業種に特化した機能を搭載 USENのPOSレジ

USEN PAY
キャッシュレス決済

対応ブランド数71種。USENのキャッシュレス決済サービス

オーダーシステム
オーダーシステム

注文スタイルに合わせて選べるUSENのオーダーシステム

配膳ロボット
配膳ロボット

「配膳・下げ膳」をロボットが代行。USENの配膳ロボット

デジタルサイネージ
デジタルサイネージ

シーンに最適な情報発信を。USENのデジタルサイネージ

アプリンク
店舗集客

高品質・低コストでお店のアプリを作成。店舗アプリ作成サービス

お店のあんしん保険
保険

様々な業種を補償。USENの事業者向けテナント総合保険

テナント家賃保証
保証

お店と家主様に安心と信頼を。USENの家賃保証サービス

USEN でんき
エネルギー

固定費見直し削減をコンサルティング。USENのでんき

canaeru
開業支援

お店をはじめるなら USENの開業支援サイト