内装設計業者が新電力の代理店になるメリット

内装設計業者は、壁紙の張り替えから設備工事まで対応しています。内装工事は個人のお客様もいれば法人のお客様を相手にすることもあり、内装工事はきめ細やかなサービスが求められます。そのため、顧客に喜んでもらえるサービス展開をしたいと考えているのではないでしょうか。そのような業種の方におすすめなのが新電力の代理店です。なぜ内装工事が新電力の代理店におすすめなのかをご紹介します。

内装設計業者はなぜ新電力を提案しやすいのか

内装設計業者が新電力を提案しやすいのは、工事を希望するお客様には店舗をお客様がいるからです。これから新規開店をするお店や、リフォームを考えているオーナーなどです。店舗の改装は売り上げにも直結するため、シビアになっている方は少なくありません。もちろん改装で売り上げアップを図るのもいいのですが、経費削減という面から全体の売り上げをアップさせる方法もあります。

新しく店舗を構えるオーナーは、電力会社のことはリサーチしきれていない可能性があります。そこで新電力を提案することができれば、経費を削減するメリットが得られます。内装工事には費用もかかりますから、電力の使用料で経費を節約することを提案することでお客様のメリットになります。

新電力を紹介するメリット

・切り替えが簡単なので紹介しやすい
新電力のことを知っている人は多いようですが、もしかしたら切り替えが面倒だと考えている方もいるかもしれません。しかし思っているより新電力の切り替えは難しくはないものなのです。新電力に変える場合、インターネットや電話による契約方法があります。必要なものは、氏名、住所、連絡先、供給地点特定番号、決算情報です。これらの情報を電力会社に伝えるだけで契約ができます。

新電力への切り替えはスマートメーターの設置が必要となりますが、作業日は指定することができるため1日で切り替えが完了します。さらには、新電力会社によっては立ち合いが不要なところもあります。スマートメーターを設置すると使用電気量が見えやすく、節約にもつながります。

・どんな顧客にも紹介できる
電力自由化が2016年から始まり、個人でも新電力への切り替えができるようになりました。企業向けのサービスは以前から開始されており、実績があるため導入しやすいでしょう。新電力は電気量が少ない一人暮らし向けのプランから、電気使用量が多い企業向けプランもあります。ニーズに合わせて提案できるのが新電力のメリットです。そのため、新電力の切り替えは、個人・法人のお客様に問わず可能です。

・どのタイミングでも紹介することが可能
基本的にどのタイミングでも新電力の切り替えはできます。しかし、多くの方は何かをきっかけに切り替える場合が多いようです。
たとえば引越しする際には電力会社へ転居の連絡が必要となるため、その機会に新電力に切り替えてしまう場合などがあります。また、リフォームや新築などの機会でも、新電力への切り替えを提案できるチャンスです。手続きが必要なタイミングで切り替えをすることで、手間が一度で済むメリットがあります。

新電力の選び方

・対応するエリアで選ぶ
新電力は既存の送電線を使って電気を提供するサービスで、送電線があれば全国どこでも対応することができます。しかし、新電力会社は全国展開のところもあれば、地域に特化したサービス提供もあるため注意が必要です。とくに自然エネルギーを利用したものは、提供地域が限られていることも多いため確認が必要です。

新電力といえば地元で提供されている会社を選びがちですが、全国展開している新電力会社ならどこに住んでいても対応が可能です。小規模なところから全国展開の事業まで、幅広いところでシミュレーションしてみることでお客様も比較検討ができます。

・利用料金で選ぶ
新電力選びは価格の比較で提案する方法もあります。どのくらい安くなるのか調べる場合は、基本料金と電力量料金をチェックしましょう。基本料金とはアンペアで決められているところが多いようです。電力会社が発行した検針票に契約アンペア数が記載されています。

電力量料金は1kWh当たりの料金です。1kWhを使うごとに料金がかかります。この単価を調べて、新電力会社と比べれば電力会社の切り替えで安くなるか一目でわかるでしょう。単価が安くなっていれば新電力へ乗り換えのチャンスです。しかし、1kWhは電気使用量でも変化するため、使用量に対する金額を確認する必要があります。

・発電方法で選ぶ
新電力会社は、それぞれの会社によって発電方法が異なります。発電方法は、原子力、火力、太陽光、風力、バイオマス、水力など種類あります。または電力会社によっては、複数の発電方法を採用していることもあります。

最近は地球環境のことを考え、再生可能エネルギーを採用するところも増えてきています。原子力発電を見直したい方には、地球環境に配慮した発電方法を提案するのもいいでしょう。バイオマス発電のように、CO2排出量削減に配慮したものもあります。

新電力の導入事例

・事例1
新電力への切り替えでコストカットできた例として、飲食店が挙げられます。飲食店の場合、冷蔵庫や照明器具などの使用により電気量は多くなる傾向があります。さらに深夜まで営業していたため、月に8万円程度はかかっていました。新電力に切り替えることで、大幅なコスト削減に成功しました。さらには、新電力の電気料金は請求が管理しやすく、経理処理も簡単になるメリットがあります。

・事例2
海産物の加工工場とカフェを経営している方が、新電力に切り替えた例もあります。居抜き物件で経営しているため、古い空調で月々の電気料金がかさんでいました。電気料金が圧迫していたところに新電力の提案をもらい、シミュレーションで節約できることから乗り換えています。結果的に年間6％の電気料金の節約に成功しました。

・事例3
新電力への切り替えは、学校法人を経営する方の利用実績もあります。最初は安定供給に懸念がありましたが、シミュレーションで電気料金が2割安くなることを知り切り替えました。新電力の切り替えに不安を持っていましたが、電気料金が安くなることと、大手企業からの電力提供ということが決め手となったようです。

代理店経由で新電力を紹介

新電力を提供する企業のなかには、代理店を募集しているところがあります。内装工事をされている方が新電力のサービスを提案するためには、新電力会社との契約が必要です。代理店でしたらリスクは少なく、内装設計業者にもお客様にもメリットがあります。

内装設計業者なら飲食店などの店舗の内装を手掛けることもあるでしょう。新電力の代理店になることで、そのような機会に新電力への提案をすることができます。その結果お客様の経費削減を実現することができます。新電力への切り替えはなかなか機会がなく、きっかけがなければそのままにしてしまう方は少なくありません。内装工事は電力切り替えのチャンスだといえるでしょう。

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