医療機関向けサービス会社が店舗BGMの代理店になる3つのメリット

医療機関向けサービス会社は、慢性的な労働力不足に悩まされる医療現場への人材派遣や、医療機器のレンタル・リースなど、さまざまなサービスを提供しています。そうした本業に加え、代理店として店舗BGMサービスを紹介する医療機関向けサービス会社が、近年増加中です。
ここでは、店舗BGMを扱う代理店の概要や、医療機関向けサービス会社が店舗BGMの代理店になるメリットなどについて説明します。

病院やクリニックの居心地を良くする！店舗BGMの概要と代理店の基礎知識

店舗に訪れた人を心地良くさせたり楽しませたりする店舗BGMは、屋内施設に設備を取り入れれば、店舗以外でも流すことが可能です。レストランやカフェといった飲食店のほか、スーパーやデパート、図書館、美容院、そしてクリニックなど、その活用範囲は多岐にわたります。

店舗BGMは種類が豊富です。流行のJ-POPはもちろん、洋楽やクラシック、イージーリスニングなど幅広いジャンルに対応しています。そして、店舗や施設の雰囲気に合わせて好みのBGMを選べる仕様になっています。イメージに合ったBGMを流せば、購買意欲が上がる、居心地が良くなる、リラックスできるなど、さまざまな効果を期待できるところが特徴です。

店舗BGMの音楽データは、光回線や衛星、ケーブルなどのインフラネットワークによって配信されるしくみです。一般的な音楽プレイヤーのようにいちいちCDを交換する手間はありません。営業時間中は途切れなく店舗BGMを流し続けることが可能です。

・店舗BGMの代理店は提供元に代わって、顧客に店舗BGMサービスを紹介する
店舗BGMの代理店とは、店舗BGMサービスを、提供元に代わって店舗やその他の施設に向けて紹介するお店・企業のことを指します。店舗BGMは店や施設のジャンルを問わず、幅広い場所で採用されるサービスです。提供元とパートナー契約を結び、顧客に紹介して手数料を得る代理店業務の中でも特に人気のある商材です。

代理店の仕事は、自身の顧客とパートナー会社との橋渡しを行うこと。実際の商談や音響機材の取り付け工事、アフターサポートなどは、すべてパートナー会社に請け負ってもらえます。

代理店は店舗BGMを紹介するにあたり、多少はその特徴や魅力を知っておいたほうが有利です。ただ、専門的な知識や詳しい料金体系までも説明する義務はありません。無理なく代理店業務を始められるでしょう。

医療機関向けサービス会社が店舗BGMの代理店になるメリット3つ

医療機関向けサービス会社が店舗BGMの代理店を始めると、以下のようなメリットがあります。

1. 店舗BGMの導入に積極的な医療機関が多い
店舗BGMに限らず、商材は顧客のニーズに合致していないとなかなか導入してもらえません。

その点、医療機関向けサービス会社が顧客としている病院やクリニックは、院内に店舗BGMを採用しているケースが多いです。商材を紹介すると同時に、契約に結びつく確率が高い傾向にあります。

病院内で流すBGMには、患者さんの心を癒すリラックス作用があると考えられています。また、診療する医師の緊張や疲れを解きほぐす役割もあるとされています。一石二鳥の効果を得られることが、シェア率の高さにつながっているようです。

2. 開院前の準備段階というベストタイミングで店舗BGMを紹介できる
店舗BGMの設置方法は、音楽の配信方法によって異なります。たとえば衛星ならチューナーやアンプ、スピーカーといった音響機材のほかに、衛星を受信するためのパラボラアンテナの設置が必要です。同じように、光回線ならルーターの設定、ケーブルなら電柱から同軸ケーブルを引き込む工事と、やや大がかりな工事を行う必要があります。

そのため、病院やクリニックが店舗BGMを導入するのは、開院前となるケースが多いです。医療機関向けサービス会社は、人材派遣や医療機器のレンタル・リースといった開院前の準備段階で顧客とコンタクトを取れます。つまり、絶妙なタイミングで店舗BGMを紹介することが可能なのです。

3. 喜ばれるプラスアルファの提案で顧客との信頼関係が築ける
店舗BGMは患者さんにも病院関係者にもよい影響を与えます。医療機関に紹介すると高確率で喜ばれるでしょう。紹介手数料が得られるというメリットもさることながら、顧客から信頼を得られることは本業にもよい影響を与えます。そして今後の発展にもつながります。
同業他社との競争が激化する中、代理店として顧客にプラスアルファの提案を行えるのは大きな強みとなるでしょう。

医療機関向けサービス会社が店舗BGMの代理店になるときに注意したい3つのポイント

医療機関向けサービス会社が店舗BGMの代理店になる際は、より効率的に利益を出せるよう、以下のポイントに注意しましょう。

1. チャンネル・楽曲が豊富な会社を選ぶ
現在、店舗BGMサービスを提供する会社は複数あり、取り扱うチャンネルや楽曲にはそれぞれ違いがあります。
たとえば、有名どころのJ-POPならどの会社も取り扱っています。しかし、医療機関向けサービス会社の顧客である病院やクリニックでは、クラシックやイージーリスニングなど、心を落ち着ける楽曲の方が好まれます。

チャンネルや楽曲のバリエーションが乏しいと、医療機関にぴったりのBGMが見つからない場合もあります。できるだけチャンネル・楽曲が豊富な会社をパートナーに選んだ方がよいでしょう。

2. アフターサポートがしっかりしている会社を選ぶ
店舗BGMは1年を通して利用するものです。何らかのトラブルによって音楽が流れなくなった場合は、早急に対処してもらわなければなりません。
サービス導入後のアフターサポートの内容は会社によって異なります。万が一、十分なサポート体制を整えていないところを選ぶと、対応が遅れる場合があります。

メンテナンスや修理といったアフターサポートは、パートナー会社が請け負う業務です。代理店は直接関係しません。しかし、「サポートがしっかりしていない会社を紹介した」ということで、顧客から悪い印象を抱かれてしまうおそれがあります。

代理店業務が本業の足を引っ張ることがあっては本末転倒です。顧客が安心して利用できるよう、サポート体制がしっかり整った会社と代理店契約を結ぶようにしましょう。
具体的には、土日もサポート対応してくれたり、全国各地にサポート拠点があり、すばやく駆けつけてくれたりする会社を選びましょう。トラブルがあったときも安心です。

開院前に病院とコンタクトを取れる医療機関向けサービス会社は店舗BGMを勧めやすい！

店舗BGMは、患者さんにも病院関係者にも喜ばれます。医療機関向けサービス会社にとってメリットの大きい商材です。
この店舗BGMの音響設備の導入には工事をともないます。開院前に導入するケースが多いことを考えると、準備段階で病院やクリニックと接触できる医療機関向けサービス会社は、有利な立場にあるといえます。

ただし、店舗BGMを提供している会社は複数あります。チャンネルのバリエーションやアフターサポートの内容はそれぞれ異なるでしょう。質の悪いサービスを紹介してしまうと、後に顧客との関係に影響が及ぶおそれもあります。楽曲の豊富さやアフターサポートの万全さをチェックして、代理店契約を結ぶようにしましょう。

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