お客さまの店舗への満足度が低下する理由は様々です。料理がおいしくなかったり、店内の清掃が不十分で汚かったり…そういった目に見えやすい要因は、従業員の教育や心がけで改善することができます。しかし、実は会計時の不手際も、お客さまの満足度低下の原因になることがあるのです。
そんな会計時の不手際を防ぐ方法のひとつが、タブレットレジを店舗に導入することです。タブレットレジが、すでに多数の店舗で導入されていることからも、その効果のほどがうかがえます。
今回は、飲食店で起こりうる会計作業の失敗と、タブレットレジによる解決方法をご紹介します。
会計って意外と時間がかかる?
オーダーを受けるフロアスタッフは、伝票とペンを持ってお客さまの席を訪問するのが一般的なイメージでしょう。しかし、このアナログな受注方法には、いくつかの問題があります。例えば伝票に書かれている字が走り書きで読みづらいと、会計をするスタッフが注文を読み間違える可能性があります。また、伝票が水にぬれて、文字がにじんでしまった場合、お客さまに注文の内容を改めて確認しなければならない、なんていう事態にも。
そのようなことが起こると、お客さまをレジの前で待たせてしまったり、本来の注文とは異なる内容の金額を請求してしまったりします。せっかくお客さまに食事を楽しんでいただいても、最後に迷惑をかけてしまうと、お客さまのなかにネガティブな感情が残ってしまいます。お客さまの満足度を下げてしまうばかりか、状況によっては「二度と来ない」と思われてしまうかもしれません。
あたふたしてしまう会計時
入社間もないスタッフは、商品知識が少なくレジの前であたふたしてしまうこともあります。ただでさえ経験が無いのに、上記のような「伝票が読めない」といった事態が重なってしまうと、お客さまの前で混乱してしまうことも。お客さまがそのようなスタッフの姿を見てしまうと、店舗の接客レベルが低いと思われてしまうでしょう。
こういった店舗の問題を解決してくれるのが、スマートデバイス型POSシステムの導入です。スマートデバイス型POSシステムとは、POSシステムのアプリケーションをインストールさせたタブレットやスマートフォンのことで、会計時のレジとして使用でき、また、iPadなどのタブレット端末にレジ機能を備えたものを、タブレットレジと呼びます。
POSシステムは、システムがインストールされたデバイスの送信情報を、インターネット上のクラウドで共有します。まずはこの仕組みを利用して、店舗の問題点を解消します。
例えば、POSシステムをインストールしたiPhoneをフロアスタッフに持たせて、お客さまの注文情報をiPhoneに打ち込みます。すると、その情報はクラウド上で共有されます。お客さまの会計時には、タブレットレジからその情報を引き出せば、注文履歴がすぐに参照できます。注文情報の入力ミスで、請求金額を間違える心配もありません。
また、メニューごとに金額を登録しておけば、値段の打ち間違いが起こることもありません。入社間もないスタッフでも、安心して会計業務を行えます。
まとめ
スマートデバイス型のPOSシステムの導入で、アナログだった会計作業もスムーズに行なえ、会計時の不手際も軽減できます。お客さまを待たせることもないので、満足度が下がる不安も解消できます。
また、軽量でコンパクトなタブレットレジは見た目がスマートなのも魅力のポイント。店舗によっては、大きなレジがお店のイメージを台無しにしてしまうことも...。持ち運びが容易なタブレットレジであれば、お店の雰囲気を壊すこともありません。
この機会に一度、導入のご検討をしてみてはいかがでしょうか。