レジ締めの時間を短縮する方法! 効率の良いレジ締めのコツとは?

レジ締めの時間を短縮する方法! 効率の良いレジ締めのコツとは?

2024年10月17日

店舗運営では、営業終了後にもやらなければいけない重要な作業がいくつかあります。中でもレジ締め作業は、売上集計に時間がかかり、金額が合わない場合はさらに時間を要します。そんなレジ締めの作業は、POSレジを導入することで効率化を図れます。ここではPOSレジの種類や、POSレジを利用したレジ締め作業の効率化についてご紹介します。

目次

  1. 1. レジ締めの重要性
  2. 2. レジ締めの手順
  3. 3. レジ締めの効率的なやり方
    1. 現金は数えやすいようにまとめておく
    2. 異なる種類の小銭が混ざらないようにしておく
    3. 現金照合表を活用する
    4. アプリやエクセルを活用する
    5. 時間に余裕を持ってレジ締めを行う
    6. マニュアルを作成する
    7. POSレジを導入する
  4. 4. POSレジの種類と特長
    1. POSターミナル
    2. PCPOS
    3. タブレットPOSレジ
  5. 5. レジ締めの効率化を図るPOSレジ5選
    1. USENレジ
    2. スマレジ
    3. ユビレジ
    4. POS+
    5. STORESレジ
  6. 6. タブレットPOSレジでレジ締め作業を円滑に
  7. 7. まとめ

レジ締めの重要性

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店舗では一日の営業を終えた後にレジ締めを行います。地道な作業ではありますが重要度は高いです。レジ締めをすることで、その日の売上金額が分かり、現在レジにある現金の状況なども把握できます。また、普段よりも売上が少ない日が続けば、何が原因で売上が減っているのかを考えるきっかけにもなるでしょう。

一方で、レジ締めを毎日ではなく、週1回や月1回とタイミングを空けて行ってしまうと、釣り銭の受け渡しや会計ミスに気付くのが遅くなります。すると売上金額にズレが生じていたとしても、どのタイミングで発生したものなのかを把握することは難しくなってしまいます。

店舗運営を行なっていく上で違算は避けたい問題なので、毎日のレジ締めでお金の状況を把握することが重要になります。

レジ締めの手順

レジ締めを行う時の主なやり方と手順について見ていきましょう。

1.前日のレジ締め時のお金を計算しておく

当日の営業を開始する前に、まずは前日時点での金額を確かめておき、営業開始時点でレジの中にお金がいくら入っているのかを把握しておきましょう。

前日のレジ締めのデータとお金を照らし合わせておかないと、当日のレジ締めで金額が合わなかった場合、前日までに生じたミスかどうかが分からなくなってしまいます。

また、釣銭として用意している分のお金は、当日の売上として計上しません。当日の売上を正確に計算するためにも、釣銭としていくら用意されているかを確かめてから、営業開始時間を迎えましょう。

2.その日の売上金額を計算する

営業が終了したら、その日の売上金額を正確に計上しましょう。POSシステムを導入している場合、POSにその日の売上データが全て記録されているので、それを出力するだけです。

POSシステムを用いていない場合は、レシートに記録された売上金額を全て手作業で計算する必要があります。レジ内の現金との差異を出さないよう、その日の売上を正確に計上する必要があるため、レシートの紛失や計算ミスは避けることが重要です。

3.レジの中にある現金を数える

次に、キャッシュドロアの中に入っている現金を全て数えましょう。千円、五千円、一万円など金種ごとに計算してから、それらを合算するとスムーズです。

そして、現在レジにある現金の合計額から、その日の開店前時点の金額を引きましょう。そこに現金以外の売上を加えると、その日の売上金額の合計と同じになるはずです。レジの売上データと照らし合わせて確認しましょう。

4.売上金額と現金の合計が合っているか確認する

レシートから出力された一日の売上金額と照合しましょう。
合わない場合は数え間違いの可能性もあるので、もう一度現金を数え直します。

それでも金額が合わなければ、どこかで釣り銭の受け渡しミスがあったかレジへの金額打ち間違えが考えられるでしょう。もし、違算の発生が多いようであれば、改善のため対策を検討しなければなりません。

5.翌日の釣り銭用の現金を振り分けておく

翌日の営業に備えて、釣り銭を用意しておきましょう。いくら用意するのか、金種まで決まっていることが多いです。振り分けたら、残りのお金は金庫にしまっておきます。

レジ締めの効率的なやり方

レジ締めの作業は、時間がかかってしまうことも多いでしょう。また、接客などの業務は苦にならなくても、レジ締めが苦手だという人も少なくありません。そんな時は、レジ締めの効率化を図るために、次のことを実践してみましょう。

現金は数えやすいようにまとめておく

レジ締めの作業の中で時間がかかるのは、レジ内の現金を数える作業です。小銭や千円札が多いと、数え間違いをしやすくなります。

そこで、空いた時間に少しずつ数えて、レジ締めの準備をしておくのがおすすめです。一日の中でお客さんが大勢来店して忙しい時と、空いていて暇な時があります。その空いている時間帯にお金をできるだけまとめておくようにしましょう。

例えば、紙幣なら10枚ずつにまとめておくという具合です。千円札が何十枚もある時でも、10枚ずつの束にしておけば、レジ締めで数える時に非常に楽になります。

小銭も数えるのに時間がかかるため、紙幣と同様にひとまとめにしておくと良いでしょう。小銭の場合には、50枚単位でまとめると計算しやすくなるため効率よくレジ締めができます。市販のコインケースなども、ほとんどが50枚でいっぱいになるように作られています。そのため、50枚をひとまとめにすることで管理しやすくなるでしょう。

コインケースに入れて50枚あることを確認した小銭を、チャック付き袋に入れておくのもおすすめです。そうすれば、コインケースは各金種1つずつ用意すれば済みます。

異なる種類の小銭が混ざらないようにしておく

レジ締めの際に、レジのドロアの中で異なる種類の小銭が混ざっていると、それを振り分ける作業から始めなければなりません。地味な作業で時間がかかり、レジ締めの効率を悪化させることが多いです。そのため、異なる種類の小銭が混ざらないように工夫を凝らす必要があります。

通常レジのドロアの中には仕切りが付いていて、小銭の種類ごとに場所を分けられる構造になっています。そのため、どこに何円の小銭を入れるかあらかじめ決めておくことで、レジ締めの際には振り分け作業を省くことができます。

しかし、お店が混雑する時間帯だと、小銭を入れる場所を間違えてしまうことも多いです。硬貨によっては色が同じであるため、思い込みで間違えた場所に小銭を入れてしまうかもしれません。

間違ってしまうことが多い場合には、仕切りの中に目印を付けておくなどの対策が必要です。例えば、5円玉と50円玉を入れる箇所に、色の付いたシールを貼っておくといった方法が良いでしょう。急いでいても目に留まりやすいため、入れ間違いを防止できます。

現金照合表を活用する

レジ締めの際に、ドロアの中に入っているお金の合計金額と金種を把握しやすくするため、現金照合表を作成しましょう。形式は簡単で、金種ごとの枚数を記録できるように表を作成するだけです。

最近では、現金以外の方法で支払いをすることも多いでしょう。そのため、クレジットカードやスマホ決済などの金額を記録しておける欄も設けておくと分かりやすくなります。紙に印刷して手書きで記入する場合には、保管しやすくするために用紙の大きさを統一しておくのが望ましいです。

アプリやエクセルを活用する

紙の現金照合表に手書きで記入する方法は、あまり効率的とは言えません。どうしても時間がかかってしまいます。そのため、スマホアプリやエクセルなどを活用するのがおすすめです。紙幣や小銭の枚数を入力すれば、すぐに合計金額が表示されるので、時間を短縮できるでしょう。

エクセルを使う場合には、レジのすぐ近くにパソコンを置かないと難しいかもしれませんが、スマホアプリならどこでも使えます。

時間に余裕を持ってレジ締めを行う

時間を有効活用してレジ締め作業を開始することも有効です。店舗の状況にもよりますが、余裕を持って閉店一時間前からレジ締め作業を始めてみてください。

作業開始が早まれば、早く始めた分だけレジ締め作業が終わる時間も前倒しになります。営業中でも締め作業のためにできる準備はあるので、営業終了までに準備を全て済ませておくようにしてみましょう。

マニュアルを作成する

レジ締めのやり方が担当するスタッフによってバラバラだと、非効率です。手順を統一するためには、マニュアル化しておくと良いでしょう。マニュアルがあれば、引き継ぎも簡単に行えて、レジ締めの研修なども実施できます。新人の人にもわかりやすく教えられるでしょう。

POSレジを導入する

レジ締めは工夫をすることで、時間を短縮したり人的ミスを減らしたりできます。しかし、それでも手作業で行う部分が多く、効率化を図るにも限界があります。

そこで活躍するものが、POSレジです。POSレジとは、売上に関する情報を売上が発生したと同時に、自動で記録・集計できるシステムがついたレジです。売上金額だけではなく、商品の売上個数や在庫までの管理ができます。

POSレジを導入すれば、レジのドロアに入っている現金を数えて、合っているか確認するだけで済みます。
レジ締めの負担を軽減するには、POSレジの導入がおすすめです。

レジ締めの負担を軽減するPOSレジ「USENレジ FOOD」について

POSレジの種類と特長

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POSレジには、様々な種類があります。まずはPOSレジの種類と特徴についてご紹介します。

POSターミナル

POSターミナルは、コンビニやスーパーなどでよく見られるPOSレジです。商品を置けるカウンターと一体となっている大型のものから、デスクに置けるような小型のものがあります。
いくつかあるPOSレジの中で、最も高機能であり、キャッシュドロアやレシートプリンタなど必要最低限の機器は全て装備されています。また、オプションが充実していることから、様々な業態に対応できます。その反面、初期投資やメンテナンスなどの費用は高額です。端末の購入だけでも50万円程度かかることがあり、導入費用を全て合わせると100万円を超えることも少なくありません。数年単位で老朽化による機材の買い替えも考えなければいけません。

PCPOS

PCPOSは、一般的なパソコンにシステムをインストールしてPOSレジとして運用するものです。パソコンに様々な周辺機器を接続することで、レジとして利用することができます。

PCPOSの特徴は、ベースがパソコンであること。そのため、POSレジ以外の機能が利用できます。例えば、接客マニュアルなどの共有や売上データの管理、メール機能を使用しての本部との連絡などが可能です。一方、POSターミナル同様に、パソコンを利用するため、端末費用・導入費用は安くはありません。また、ソフトの導入や周辺機器の準備にも費用がかかります。

タブレットPOSレジ

タブレットPOSレジは、iPadなどのタブレット端末にアプリをインストールすることで、POSレジとして利用するタイプのものです。スマートデバイス型とも呼ばれています。
タブレットPOSレジの最大の長所は、他の2種に比べて導入費用を抑えられるということです。タブレットPOSレジは一般的なタブレット端末をPOSレジとして利用するため、端末の費用は比較的安価です。また、スペースを取らないこともタブレットPOSレジの特徴の1つでしょう。設置場所を選ばず、持ち運びも可能です。しかし、PCPOSと同様にキャッシュドロアやレシートプリンタなどの周辺機器は必要に応じて準備しなければいけません。

レジ締めの効率化を図るPOSレジ5選

レジ締め.jpg

レジ締め作業を少しでも楽にするためには、POSレジの導入を前向きに検討したいところです。しかし、数多くあるPOSレジメーカーの中から、どのメーカーを選べば良いのか、分からないという人もいるでしょう。

そこで、レジ締め作業を効率化させるためにおすすめするPOSレジを5つ紹介します。POSレジ選びの参考に活用してください。

USENレジ

USENレジとは、店内BGMでおなじみの株式会社USENが提供する、4つの業種による運用に特化させたタブレット型POSレジです。

飲食店・理美容室・小売店・治療院の各業種に対応しており、それぞれの業種での店舗運営を効率化させる機能が利用できます。

レジ締め作業にはレジクローズ機能を用いることになりますが、売上の情報は全てリアルタイムで自動集計されるため、面倒な計算作業は必要ありません。残っている現金を数えるだけでレジ締め作業が完了します。

小口出金などの入出金記録も残しておけるので、現金のズレも未然に防ぐことが可能です。

スマレジ

スマレジは幅広い業種での使用に対応可能なタブレット型POSレジで、iPadやiPhoneなどのiOS端末があれば利用可能です。基本的な機能を利用するだけなら無料で使えます。

タブレットやスマートフォンを用いるため、レジ周りに広いスペースを必要としません。メインのシステムはクラウド上にあり、常に最新の機能が利用できるようにアップデートされています。

全てのプランでメールによるサポートに対応している他、プレミアム以上のプランではチャットや電話による問い合わせが可能です。

2024年10月時点の情報です。

ユビレジ

ユビレジは簡単に使えることをコンセプトとしている、タブレット型のクラウドPOSレジです。iPadがあれば簡単に導入可能で、分かりやすい操作で直感的に使いやすく、さらに、多機能である事を特徴としています。

クラウド上でデータの管理を行うもので、外出先でも端末を介して売上のチェックが可能です。売上の確認も小売店や飲食業に特化した機能との連携もできるため、うまく利用できれば、店舗運営効率化や顧客満足度の向上、単価アップが期待できるでしょう。

料金プランは、無料で使えるお試しプランが1ヶ月だけ使えます。その後は月額料金を支払って利用しましょう。

2024年10月時点の情報です。

POS+

POS+とは、クラウドPOSレジを中心としたあらゆるPOSサービスを提供しているサービスです。iPadを利用したタブレット型POSレジで、業種に合わせて細かい機能がカスタマイズされた4タイプの中から選択して使えます。

どのタイプもリアルタイムで会計データを収集するため、レジ締めなどの会計業務の時間がかかりません。専用の機能もそれぞれの業種に特化している他、さらに業務効率化を進めるためのオプションサービスも充実しています。

365日対応の電話サポートも万全なため、万が一のトラブルに見舞われた時も迅速な解決が見込めるでしょう。

2024年10月時点の情報です。

STORESレジ

STORES レジは、小売店の管理ツールであるSTORESが提供しているPOSレジです。得意としている小売店運営に特化しているPOSレジの他、サービス業向けのPOSレジも提供しています。

ネットショップとの在庫状況や注文状況の共有に強みを発揮していて、リアルタイムでの情報共有が可能です。締め作業についても、現金管理機能によるお金の移動を全て把握できるため、締め作業に時間を必要としません。

月額料金は、フリープランを選択すると無料で利用可能となり、ベーシックプランでは税込4,950円となりますが、初回契約時は30日間無料で利用可能です。

2024年10月時点の情報です。

タブレットPOSレジでレジ締め作業を円滑に

レジ締めの時間を短縮する方法!効率の良いレジ締めのコツとは? イメージ3

レジ締めはその日の売上集計や現金の過不足を確認する作業で、店舗にとって非常に重要な工程です。このレジ締めは、慣れていても時間がかかることがあり、釣り銭の金額が合わなければ帰れない場合も...。こうした面倒なレジ締め作業も、タブレットPOSレジの「USENレジ FOOD」を活用すればスムーズに終わらせることができます。

「USENレジ FOOD」には、リアルタイムの売上集計管理機能が搭載されています。売上集計はその結果を確認するだけなので、後は釣り銭の金額を数えるだけでレジ締めの作業は終了。大幅に業務効率の改善につながるのではないでしょうか。

また、この機能以外にも「客単価」「前年対比」が確認できる売上実績の自動集計機能や、デシル分析・ABC分析などの自動分析機能、予算実績対比機能、勤怠管理機能といったさまざまな機能が「USENレジ FOOD」には搭載されています。レジでの会計作業だけでなく、店舗の運営やマーケティングに関する業務にも活用できるのです。

飲食店専用POSレジアプリ「USENレジ FOOD」について

まとめ

レジ締め作業で時間を取られると、従業員の帰宅が遅くなり、パフォーマンスの低下につながります。タブレットPOSレジを導入することで、こうした無駄を省き、業務の効率化を図ることができます。この機会にぜひ、タブレットPOSレジの導入を検討してみてください。

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