美容室に最適なレジの選び方は?おすすめPOSレジを紹介

美容室に最適なレジの選び方は?おすすめPOSレジを紹介

2024年10月24日

POSレジは基本の会計機能に加えて売上分析や顧客管理、在庫管理など、多彩な機能を備えています。美容室でも便利に使える機能が多いため、美容室に導入するレジをお探しの方はPOSレジも候補に加えてみてはいかがでしょうか。

この記事では、美容室に便利なレジ機能の一覧や最適なPOSレジの選び方などを詳しく解説します。これから美容室を開業する予定の方や、現在使用中のレジの入れ替えを検討している方は、ぜひ参考にしてください。

目次

  1. 1. 美容室に便利なレジ機能一覧
    1. 基本の会計機能
    2. 売上分析
    3. キャッシュレス決済
    4. 顧客管理
    5. 予約管理
    6. 在庫管理
    7. 勤怠管理
  2. 2. 美容室にはタブレットPOSレジがおすすめ
    1. 手元で顧客情報を確認しながら提案ができる
    2. 大型のレジスターよりも安価に導入できる
    3. 機能が豊富なタブレットPOSレジも多い
    4. 美容室に特化したタブレットPOSレジもある
    5. コンパクトで店内の雰囲気を壊さない
  3. 3. タブレットPOSレジを導入する際の注意点
    1. コストがかかる
    2. インターネット環境が必要
    3. 選ぶ製品によって機能や操作性が異なる
    4. スタッフへのトレーニングが必要
  4. 4. 美容室に最適なPOSレジを選ぶ時のポイント
    1. 求める機能が備わっているか
    2. 美容室やサロンの導入実績が豊富にあるか
    3. 操作が簡単か
    4. 導入費用やランニングコストが予算に合うか
    5. サポートが充実しているか
    6. 外部サービスと連携できるか
    7. 補助金や助成金の対象になっているか
  5. 5. POSレジを導入するまでのステップ
    1. 必要な機能と予算を明確にする
    2. 機能とコストを比較して導入するPOSレジを選ぶ
    3. 必要な機器を購入する
    4. スタッフへ操作方法をレクチャーする
  6. 6. 美容室におすすめのPOSレジ10選
    1. USENレジ BEAUTY
    2. スマレジ
    3. Airレジ
    4. SalonAnswer
    5. 美歴
    6. Bionly
    7. A'staff
    8. BeSALO
    9.  VID
    10. SALON POS LinQ2
  7. 7. 美容サロンに特化したPOSレジを導入して業務効率化を目指そう

美容室に便利なレジ機能一覧

美容室に便利なレジ機能一覧

POSレジは単なる会計機能だけでなく、以下のように多彩な機能を備えています。

  • 基本の会計機能
  • 売上分析
  • キャッシュレス決済
  • 顧客管理
  • 予約管理
  • 在庫管理
  • 勤怠管理

これらは美容室でも便利に活用できるものばかりです。はじめに、美容室に便利なレジ機能について詳しく見ていきましょう。

基本の会計機能

レジに欠かせない会計機能は、もちろん美容室にも必須です。施術メニューやシャンプー、トリートメントなどの商品の種類や価格を登録し、合計金額やお釣りを計算します。美容室は施術メニューや取り扱い商品の種類が多いため、金額などの手入力がなるべく少ないレジが向いています。

POSレジは施術メニューや商品の種類と価格をあらかじめ登録しておけるので、会計時には施術メニューを選択したり商品のバーコードをスキャンしたりするだけで会計が可能です。価格を手入力する必要がないため、会計にかかる時間や手間、ミスを減らせるのがメリットです。

売上分析

売上分析機能は、美容室の経営戦略を立てる上で非常に役立つツールです。POSレジには販売データの分析をする機能が備わっていて、売れ筋商品や曜日・時間帯ごとの売上推移など、様々な角度から分析ができます。

例えば、時間帯ごとの売上推移を参考にスタッフのシフトを組んだり、売上が伸び悩んでいるメニューの改善点を探したりできるため、売上分析は店舗運営や販売戦略の検討に役立ちます。

美容室の経営を安定させるには、上記のような分析が欠かせません。しかし、日々の業務が忙しく分析まで手が回っていない方も多いのではないでしょうか。レジで会計をするだけでデータを収集して分析してくれるPOSレジは、忙しい経営者にとって大きな手助けになります。

キャッシュレス決済

キャッシュレス決済

美容室ではシャンプーやトリートメントなどの商品の販売もあり、施術メニューと合わせると支払額が高額になることがあります。キャッシュレス決済を導入すればお客様は手持ちの現金を気にせずにサービスを受けることができ、販売機会を逃さずに済むでしょう。

POSレジとキャッシュレス用の決済端末を組み合わせると、クレジットカードや電子マネー、QRコード決済など様々な決済方法を導入できます。キャッシュレス決済を日常的に利用しているお客様も多いため、利便性が高まり顧客満足度を向上させることも可能です。

また、キャッシュレス決済は会計作業の効率化や現金の受け渡しによるミスを防ぐ効果も期待できます。お客様にとっても店舗にとってもメリットが大きいので、キャッシュレス決済は積極的に導入したい機能のひとつです。

顧客管理

美容室はリピーターが多く、顧客管理機能も非常に便利に使えます。POSレジの顧客管理機能では、お客様の個人情報や来店履歴、当日の施術内容や前回のメニューなどを登録し、データとして管理できます。顧客情報をデータで残しておくと必要な時にすぐ確認できるので、カウンセリングの際にこれまでの履歴を考慮しながら最適なサービスの提案が可能です。

前回の施術内容やお客様の好みを踏まえてサービスを提案できれば、顧客満足度やリピート率の向上につながるでしょう。画像データや手書きメモを登録できるレジもあり、細かな情報を保存しておくことで、さらにきめ細やかな接客ができるようになります。

予約管理

美容室には、予約をして訪れるお客様が多くいます。そのため、予約管理機能も便利です。予約管理機能のあるPOSレジでは、お客様から予約が入った際に来店時間や施術メニュー、指名スタッフなどを登録しておけます。登録した予約データはレジ画面からいつでも確認できるため、スタッフ間での情報共有がスムーズに行えます。

予約機能に優れたPOSレジでは、予約一覧をスタイリストごとや時系列などで表示切替が可能です。このような機能があると予約状況を確認しやすく、ダブルブッキングなどのミスも防ぎやすくなります。

手書きやエクセルなどを使った予約管理は、情報が見づらくミスの原因になるため、POSレジの予約管理機能や専用の予約管理システムを使うことをおすすめします。

在庫管理

在庫管理

シャンプーやトリートメントなどの商品を販売している美容室も多いため、在庫管理も取り入れたい機能のひとつです。POSレジの在庫管理機能は、レジで商品を販売すると該当商品の在庫数が自動的に更新され、リアルタイムで在庫状況を確認できます。お客様に在庫があるか聞かれた時に、レジですぐに確認できるのは大きなメリットでしょう。

さらに、在庫が一定数を下回ると自動で通知する機能があるため、「人気商品の在庫を切らしてしまった」といった事態も防げます。在庫数の推移を確認して発注量を調整すれば、過剰在庫を防ぎ、適切な在庫管理がしやすくなるのもメリットです。

勤怠管理

スタッフが多い美容室では、勤怠管理機能が便利です。POSレジの勤怠管理機能はスタッフが出退勤時に画面をタッチすることで打刻ができ、労働時間や残業時間を自動計算してくれます。シフトの作成や共有に対応したPOSレジアプリもあり、勤怠管理の効率化が可能です。

残業時間が一定以上になるとアラートを出す機能を使えば、スタッフの働き過ぎや36協定違反も防げます。その他、給与計算や年末調整の機能を持つPOSレジもあります。

このようにPOSレジは多彩な機能を持っており、美容室の業務効率化が可能です。これからPOSレジを導入するなら、上記のような美容室に便利な機能を持つ製品を選んでみてください。

美容室にはタブレットPOSレジがおすすめ

美容室にはタブレットPOSレジがおすすめ

美容室には、タブレット端末に専用アプリをインストールして使用する「タブレットPOSレジ」がおすすめです。その理由として、次のようなポイントが挙げられます。

  • 手元で顧客情報を確認しながら提案ができる
  • 大型のレジスターよりも安価に導入できる
  • 機能が豊富なタブレットPOSレジも多い
  • 美容室に特化したタブレットPOSレジもある
  • コンパクトで店内の雰囲気を壊さない

以下で、美容室にタブレットPOSレジが適している理由について詳しく見ていきましょう。

手元で顧客情報を確認しながら提案ができる

タブレットPOSレジの大きなメリットのひとつが、手元で顧客情報を確認しながらサービスを提供できる点です。お客様の来店履歴やこれまでの施術内容をすぐに確認できるので、より質の高い提案ができるようになります。

例えば、前回の施術内容やお客様の好みが顧客情報に登録されていれば、前回とは違うスタイリストが担当する場合でも適切な提案ができるでしょう。スタイリストやアシスタントが多く在籍する店舗では、このような情報共有のしやすさは見逃せないポイントです。

施術が終わるとその場で顧客情報を更新できるため、データの登録忘れも防げます。顧客管理システムを導入していてもスタッフが入力を忘れると意味がないため、手元ですぐに操作できるタブレットPOSレジが便利です。

大型のレジスターよりも安価に導入できる

タブレットPOSレジは、据え置き型の大型レジスターに比べて安価に導入できるのが特徴です。特に、iPadなど市販のタブレット端末に対応したアプリなら、手持ちの端末をそのままレジとして使用できます。タブレット端末の購入費がかからないため、導入コストを大幅に抑えられるでしょう。

タブレットPOSレジの特徴は、それぞれの店舗に必要な周辺機器を組み合わせて最適な構成で導入できる点です。例えば、完全キャッシュレス化を進める美容室では、現金を管理するキャッシュドロアは不要でしょう。導入後に新たな機能を追加したくなったら、必要な機器を後から追加することもできます。

このように、店舗に必要な最小限の機能で運用を始められるため、導入コストを抑えたい方にもおすすめです。

機能が豊富なタブレットPOSレジも多い

機能が豊富なタブレットPOSレジも多い

冒頭で紹介した通り、タブレットPOSレジは美容室の業務を効率化できる多彩な機能を備えています。「レジは会計をするもの」というイメージを持っている方も多いかもしれませんが、多機能なタブレットPOSレジなら顧客情報や在庫、予約や勤怠などをまとめて管理できます。

上記のような情報をそれぞれ異なるシステムで管理している美容室もあるでしょう。しかし、複数のシステムの使い方を覚える必要があり、データ連携がしづらいケースもあります。POSレジで各種データを一元管理できれば、このような課題を解消できる点もメリットです。

また、多くのタブレットPOSレジはクラウドサービスとして提供されており、アップデートによって新しい機能が追加されることがあります。常に最新の機能を利用できるのも、タブレットPOSレジの魅力です。

美容室に特化したタブレットPOSレジもある

タブレットPOSレジは製品の種類が豊富で、美容業界に特化したものも数多く存在します。業種特化型のPOSレジはその業界ならではのニーズに応える機能が充実しているため、「導入したのに必要な機能が足りなかった」という事態に陥る可能性は低いでしょう。

POSレジを初めて導入する店舗や、これから美容室を開業する方にとって、POSレジの製品選びは簡単ではありません。製品ごとに様々な機能が提供されており、よく分からないまま導入すると後から機能の過不足に気付くケースもあります。

このような事態を防ぐために、美容業界に特化したタブレットPOSレジに絞って製品選びを進めるのも方法のひとつです。

コンパクトで店内の雰囲気を壊さない

タブレットPOSレジの魅力のひとつとして、コンパクトさも挙げられます。従来の大型レジスターに比べて場所を取らないため、レジスペースが限られる小規模な美容室にもおすすめです。

コンパクトで薄型なタブレット端末は空間になじみやすいので、店内の雰囲気を壊しません。内装やインテリアにこだわっている美容室にとっては、これも大きなメリットでしょう。

レジ選びにおいて機能性だけでなくデザインも重視したい方は、タブレットPOSレジを候補に加えてみてください。

タブレットPOSレジを導入する際の注意点

タブレットPOSレジを導入する際の注意点

タブレットPOSレジには多くのメリットがありますが、導入時にはいくつか注意点があります。ここでは、タブレットPOSレジを導入する際に気をつけたいポイントについて詳しく見ていきましょう。

コストがかかる

タブレットPOSレジは大型レジスターと比べると安価に導入できるものの、やはり導入費用やランニングコストはかかります。タブレット本体や周辺機器を購入する費用に加えて、月額利用料や機能追加によるオプション料金などが発生する場合もあります。

無料プランを用意しているPOSレジ製品もありますが、機能が制限されている可能性があるため注意してください。基本的に、多くの機能が利用できる製品ほど、導入費やランニングコストは高額になる傾向にあります。

加えて、キャッシュレス決済を導入する場合は決済手数料がかかることも把握しておきましょう。導入する決済方法や契約する決済事業者によって手数料率は異なりますが、キャッシュレス決済による売上に対して数%の決済手数料が発生します。

インターネット環境が必要

タブレットPOSレジの多くはクラウドサービスとして提供されているため、インターネット環境が必須です。POSレジに登録する各種データはクラウドサーバーに保存されるため、インターネットに接続できない環境では正常に動作しないケースがあります。

店舗にインターネット環境を導入していない美容室は、別途インターネット回線の契約が必要になることも考慮しておきましょう。

選ぶ製品によって機能や操作性が異なる

タブレットPOSレジは製品の種類が多く、それぞれ機能や操作性が異なります。「必要な機能が揃っているか」「スタッフが使いやすいか」など、製品の比較検討時には様々な点を考慮しなければなりません。

例えば、操作が複雑なものを選んでしまうとスタッフが使いづらいと感じ、操作ミスやストレスの原因になります。また、そもそも必要な機能が足りていないと十分に活用できません。

このように、POSレジ選びは考えなければならないことが多く、手間や時間がかかるケースも多くあります。

スタッフへのトレーニングが必要

POSレジは会計や予約管理、顧客管理など機能が多く、店舗で使用する機能については全てのスタッフが操作手順を覚えなければなりません。そのため、実際に導入して運用を開始する前に、スタッフへのトレーニングが必要です。

POSレジの導入時には、スタッフ向けのマニュアルや研修を用意しましょう。特に、困った時に見返せるマニュアルは役立ちます。新しくスタッフを採用する際にもPOSレジに関するマニュアルがあると教育を効率的に進められるので、POSレジ導入時にトレーニング方法を確立しておくのがおすすめです。

美容室に最適なPOSレジを選ぶ時のポイント

美容室に最適なPOSレジを選ぶ時のポイント

先ほど紹介した通り、POSレジは製品の種類が多く選ぶのが大変です。それぞれの店舗に最適なPOSレジを選ぶために、次のポイントを意識して製品選びを進めてください。

  • 求める機能が備わっているか
  • 美容室やサロンの導入実績が豊富にあるか
  • 操作が簡単か
  • 導入費用やランニングコストが予算に合うか
  • サポートが充実しているか
  • 外部サービスと連携できるか
  • 補助金や助成金の対象になっているか

以下で、具体的にどのような点を考慮すべきなのか、詳しく解説します。

求める機能が備わっているか

POSレジ選びにおいて最も重要なのが、店舗に必要な機能が備わっているかどうかです。基本的な会計機能や売上分析は多くのPOSレジに共通していますが、予約管理や顧客管理、在庫管理や勤怠管理などの機能は搭載していないPOSレジも少なくありません。

店舗によって必要な機能は異なり、選ぶべき製品も変わってきます。POSレジ選びに失敗しないために、最初に必要な機能を洗い出しておきましょう。「顧客管理やスタッフ間の情報共有をスムーズにしたい」「手作業による予約管理でダブルブッキングや日時間違いが起きている」など、店舗が抱えるニーズや課題を見直してみると、自然と必要な機能が見えてきます。

コストをかけてPOSレジを導入しても求める機能が備わっていなければ十分に活用できないため、「POSレジの導入によって実現したいこと」を軸に製品選びを進めてください。

美容室やサロンの導入実績が豊富にあるか

製品選びでチェックしておきたいポイントのひとつが、導入実績や具体的な事例です。POSレジ製品によっては、公式サイトにこれまでの導入実績や事例が公開されています。美容室やサロンへの導入実績が多いPOSレジは使いやすく、ベンダーが美容業界について理解している可能性が高いと判断できるでしょう。

導入事例には、その店舗が抱えていた課題とPOSレジによってどのように解決したかがまとめられているため、自店舗と似た事例がないか探してみてください。もし自店舗と同じような課題を抱えている店舗への導入事例があれば、選ぶべき製品やプランがよりイメージしやすくなります。

また、導入実績が多いPOSレジは実際に利用している店舗の声を元に機能改善が行われているケースもあり、安心して利用できる点も魅力です。

操作が簡単か

レジは毎日使うツールであるため、操作が簡単かどうかは非常に重要です。操作手順が複雑なPOSレジはスタッフが使いこなせるようになるまでに時間がかかり、導入直後は業務に支障をきたすかもしれません。新しいスタッフを採用した時も操作方法のレクチャーに時間がかかるため、スタッフへの負担が大きくなります。

画面構成がシンプルで直感的に操作できるPOSレジを選ぶことで、操作方法をすぐに覚えられて操作ミスやストレスを最小限にできます。スタッフに「使いやすい」「便利」と思ってもらえれば多くの機能が積極的に利用され、店舗の業務効率化やデータ活用がスムーズに進むでしょう。

導入費用やランニングコストが予算に合うか

経費がかさむと店舗運営に支障が出るため、POSレジ選びでは導入費用やランニングコストが予算に合うかどうかの確認が必須です。タブレットPOSレジは大型のレジスターに比べて比較的安価に導入できますが、求める機能や周辺機器が多くなるとコストが高額になる可能性も十分あります。

タブレット本体や周辺機器の購入費、プランの月額利用料に加えて、キャッシュレス決済を導入する場合は決済手数料も考慮しなければなりません。導入費用と毎月のランニングコストの予算上限をそれぞれ算出し、その範囲内で導入できる製品を選びましょう。

ただし、いくら費用が安くても不足する機能が多いと意味がないため、コストと機能のバランスを見極めることが重要です。

サポートが充実しているか

POSレジの導入後は、「操作方法が分からない」「エラーが出て操作できない」など困りごとやトラブルに見舞われることがあります。このような時に迅速なサポートを受けられるよう、サポート体制が充実しているかどうかも確認しましょう。

サポート体制が充実しているPOSレジなら、365日対応のコールセンターや訪問サポート、導入時のスタッフトレーニングなど手厚い支援を受けられます。POSレジをスムーズに導入でき、運用中も安心です。

外部サービスと連携できるか

既に利用している予約システムや会計システムがあるなら、それらと連携できるPOSレジを選ぶと便利です。外部システムと連携できるPOSレジなら、使い慣れた従来のシステムの利用を続けながらレジでデータをまとめて管理できます。

例えば、予約システムとPOSレジを連携すると予約情報が自動的にレジに反映されるため、レジの予約管理機能に情報を別途入力する必要はありません。また、会計ソフトとPOSレジを連携することで、日々の売上情報を会計ソフトに自動で記録できます。

連携できる外部システムの種類はPOSレジによって異なるため、POSレジとデータ連携したい場合は、利用中のシステムとの連携に対応しているかを必ず確認してください。

補助金や助成金の対象になっているか

POSレジの導入コストを抑えたい場合、補助金や助成金の対象になっている製品を選ぶのも方法のひとつです。例えば、中小企業や小規模事業者がITツールを導入する際に利用できる「IT導入補助金」は、POSレジも対象になっています。

IT導入補助金の申請サポートを実施しているベンダーもあるため、活用を検討してみましょう。補助金を申請して採択されれば導入費の一部の補助が受けられ、金銭的な負担を大きく軽減できます。

POSレジを導入するまでのステップ

POSレジを導入するまでのステップ

美容室にPOSレジを導入する際は、次のようなステップで進めるとスムーズです。

  1. 必要な機能と予算を明確にする
  2. 機能とコストを比較して導入するPOSレジを選ぶ
  3. 必要な機器を購入する
  4. スタッフへ操作方法をレクチャーする

それぞれのステップで取り組むべき内容について、以下で解説します。

必要な機能と予算を明確にする

製品選びを円滑に進められるように、最初に必要な機能と予算を明確にしておきましょう。これらが明確になっていなければ、「コストを重視し過ぎて必要な機能が揃っていなかった」「機能を過剰に盛り込み過ぎて予想以上にコストがかかってしまった」といった事態を招くおそれがあります。

POSレジ選びの軸がブレないように、必須の機能と予算の上限を決めておいてください。機能性の費用バランスを意識しながら製品選びを進めるには、最初にそれぞれの基準をしっかり定めておく必要があります。

機能とコストを比較して導入するPOSレジを選ぶ

必要な機能と予算を明確にしたら、それに基づいて複数のPOSレジを比較検討します。基本の会計機能や分析機能はほとんどのPOSレジ製品に備わっているので、これらの機能だけで良ければコスト重視で選んでも問題ないでしょう。

一方、在庫管理や予約管理など美容室に便利な機能を多く備えたPOSレジを導入したい場合は、求める機能が搭載されている製品を絞り込んだ上で、それぞれのコストを比較してください。美容室に特化したPOSレジサービスは多く存在するため、それらの中から候補を絞り込むのもおすすめです。

その他、本記事の「美容室に最適なPOSレジを選ぶ時のポイント」で紹介した内容を踏まえて、導入するPOSレジを選んでください。

必要な機器を購入する

導入するPOSレジを選んだら、必要な機器を購入しましょう。バーコードリーダーやキャッシュドロアなどの周辺機器が一体化したレジスターなら、本体を購入すれば必要な機器は揃います。

一方、タブレットPOSレジの場合はタブレット端末と必要な周辺機器を選んで購入してください。例えば、バーコードを使って商品を管理するならバーコードリーダー、キャッシュレス決済を導入するなら決済端末、現金を扱うならキャッシュドロアが必要です。

キャッシュレス決済を導入しないなら決済端末は不要ですし、反対に完全キャッシュレス化の美容室ならキャッシュドロアは必要ありません。このように、それぞれの店舗に必要な機器を揃えましょう。

スタッフへ操作方法をレクチャーする

POSレジを購入したら、実際に運用を始める前にスタッフへの操作レクチャーが必要です。操作方法を事前に学んでもらうために、マニュアルの配布や事前研修を行いましょう。全スタッフが操作方法を理解した状態で運用をスタートさせることが大切です。

トレーニングモードを搭載したPOSレジなら、失敗を気にせず何度でも練習できます。また、導入時の設定サポートやスタッフトレーニングを実施してくれるベンダーもあるため、これらのサポートがある場合は積極的に活用するのがおすすめです。

美容室におすすめのPOSレジ10選

美容室におすすめのPOSレジ10選

POSレジは種類が多いため、製品選びに迷う方も多いでしょう。ここでは美容室におすすめのPOSレジを紹介するので、ぜひ製品選びの参考にしてください。

USENレジ BEAUTY

USENレジ BEAUTYは、理美容室に特化したタブレットPOSレジです。お客様ごとの施術内容を記録できる電子カルテ機能があり、ヘアサロンやネイルサロンなど業種に合わせたテンプレートが用意されています。その他、予約管理やスタイリスト管理、顧客管理や在庫管理など、美容室向けの便利な機能が豊富に搭載されているのが特徴です。

導入前の相談や導入時の設定サポート、専門スタッフによる訪問トレーニングなど、サポート体制も整っています。IT導入補助金の申請サポートを実施しているので、コスト負担を抑えたい方にもおすすめです。

スマレジ

スマレジは、無料プランと複数の有料プランを提供しているタブレットPOSレジです。無料プランにはレジ機能と売上分析機能が備わっており、基本的なレジ機能だけで良ければランニングコストを大幅に抑えられます。外部システム連携や顧客管理などは有料プランの契約が必要なため、求める機能に応じたプランを選びましょう。

導入後でもプランの変更ができるため、「まずは無料プランからスモールスタートしたい」という場合にもおすすめです。

※2024年8月27日時点の情報です。

Airレジ

Airレジは、全ての機能が無料で使えるタブレットPOSレジです。基本のレジ機能や売上分析に加え、顧客管理や外部システム連携の機能も無料で使えます。美容業界に特化しているわけではないため各機能の詳細な使用感は確認が必要ですが、コストを抑えたい方にとって全ての機能を無料で使えるのは大きな魅力でしょう。

操作画面がシンプルで分かりやすく、スタッフが操作をすぐに覚えられるというメリットもあります。

※2024年8月27日時点の情報です。

SalonAnswer

SalonAnswerは、美容サロン専用のPOSレジです。理美容業界歴25年のノウハウをもとに、レジ機能や予約管理、Web予約など美容室に必要な基本機能をカバーしています。美容室に必要な機能を各画面に配置していて、直感的に操作できるのもポイントです。

多店舗サロンから小規模サロンまで、店舗の規模やニーズに合った提案をしてもらえるので、初めて美容室を開業する方も安心して相談できます。

※2024年8月27日時点の情報です。

美歴

美歴は、美容室のための電子カルテアプリです。カルテを中心にレジや在庫管理、予約や勤怠管理など、必要な機能を組み合わせて利用できるのが特徴です。それぞれの店舗に必要な機能を過不足なく導入できるので、無駄がありません。

レジ機能は予約や電子カルテと連動していて、予約表から簡単に会計が行えます。スタッフごとの売上集計やポイント発行など、その他の機能も豊富です。

※2024年8月27日時点の情報です。

Bionly

Bionlyは、美容サロンに必要な機能を備えた特化型のPOSレジです。電子カルテ・顧客専用アプリ・メール自動送信といった接客に役立つ機能と、予約一元管理・レジ会計・売上自動集計など業務効率化を実現する機能を搭載しています。

サロン全体やスタッフごとの目標売上を設定する機能があり、スタッフの育成やモチベーションアップ、店舗全体の売上向上も目指せます。

※2024年8月27日時点の情報です。

A'staff

A'staffは、美容室向けのPOSレジ・顧客管理システムです。在庫管理や電子カルテ、勤怠管理などの機能も備えており、ユーザーである美容室からの要望を取り入れた実用的なシステムとなっています。1ヶ月に数回の機能アップデートがあり、日々便利なシステムへのブラッシュアップが続けられているのも特徴です。

※2024年8月27日時点の情報です。

BeSALO

BeSALOは美容室・エステサロン・整体院向けのサロン管理システムです。顧客管理や予約管理、勤怠管理といった店舗運営に役立つ機能に加えて、POSレジ機能も備わっています。BeSALOが提供するPOSレジはパソコンレジのため、タブレット端末ではなくパソコンが必要です。

その他、顧客動向を分析して最適なタイミングでメールを配信する機能や、電話着信時にお客様の名前や来店履歴を表示する機能なども備わっています。

※2024年8月27日時点の情報です。

 VID

VIDは、美容室に必要な機能を備えたPOSレジシステムです。予約受付や電子カルテ、販促メールやオリジナル公式アプリ制作など、多彩な機能が揃っています。これらの機能はパソコン・タブレット・スマートフォンに対応していて、複数端末から利用可能です。

また、iPadを使った美容室向けのPOSレジ・予約顧客管理システム「Salon tablet」も提供しており、こちらは楽天ポイント連携や手書きカルテなどに対応しています。

※2024年8月27日時点の情報です。

SALON POS LinQ2

SALON POS LinQ2は、サロン業務をサポートするPOSシステムです。顧客管理や電子カルテ、在庫管理などの機能が豊富で、クラウド会計システムとの連携にも対応しています。

導入時にはお手持ちのパソコンにインストールするか、タッチパネル搭載の専用POS端末を購入するかを選ぶことが可能です。専用端末を購入する場合はドロアやレシートプリンタといった周辺機器に加え、5年保守や導入費用も含まれています。

※2024年8月27日時点の情報です。

美容サロンに特化したPOSレジを導入して業務効率化を目指そう

美容サロンに特化したPOSレジを導入して業務効率化を目指そう

美容サロンに特化したPOSレジは、顧客管理や予約管理といった豊富な機能が備わっており、サロン運営を大幅に効率化できる可能性があります。美容室に新しいレジを導入する予定があるなら、業種特化型のPOSレジを候補に加えてみてはいかがでしょうか。

美容室特化型のPOSレジをお探しなら、タブレットPOSレジ「USENレジ BEAUTY」がおすすめです。電子カルテによる顧客管理など、美容室で便利に使える機能が充実しています。IT導入補助金の申請サポートも行っているので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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