すでに店舗運営をしている、またはこれからお店を経営しようとしている人のなかには、電話回線やインターネット回線についてどれを選ぶべきか悩む人もいるのではないでしょうか。まずは、基礎知識として電話回線の種類にはどのようなものがあるのかを知っておきましょう。そのうえで、店舗導入におすすめしたい「USEN PHONE」について説明します。
目次
そもそも何が違うの?電話回線の種類
電話回線には4つの種類があります。これらの電話回線は、そもそも何が違うのでしょうか。それぞれの特徴とともに、電話回線の種類について説明します。
アナログ回線
アナログ回線とは、1つの家庭に1台あった昔ながらの電話回線をイメージしてもらえばよいでしょう。銅線またはメタル線と呼ばれる通信ケーブルを通して、通話の音声をそのままアナログ信号のデータとしてやり取りします。一般の家庭用としての利用がほとんどであり、1つの電話番号に対して1つの回線が利用できるようになっています。コンセントに接続する必要がないため、停電時などに強いのがメリットです。ただし、通信ケーブルが長くなればなるほど、それだけ音質が悪くなるというデメリットもあります。
ISDN回線(デジタル回線)
ISDN回線はデジタル回線とも呼ばれている回線で、データのやり取りをデジタル信号で行う方式です。通話の音声をデジタルデータに変換して送受信します。デジタルデータに変換された音声はノイズが軽減されており、クリアな音質を保ったまま送受信できるのが特徴です。ISDN回線もアナログ回線と同様に銅線またはメタル線と呼ばれる通信ケーブルを使用していますが、音声がデジタルデータに変換されているため、通信ケーブルが長くなっても音質が落ちにくくなっています。1つの電話番号に対して2回線同時に利用できるのも大きなメリットであり、通話中であってもFAXを受け取ることなどが可能です。
光回線
光回線とは、光ファイバーと呼ばれる物理線によって通信を行う回線のことです。光回線はインターネットを使うためだけの回線だと思われがちですが、通話をすることも可能であり、電話回線のなかでも主流となっています。光回線による通信は、高速で安定していることが特徴です。インターネットとセットで利用することができ、まとめて契約すると安くなる場合もあります。
アナログ回線やISDN回線は銅線またはメタル線と呼ばれる通信ケーブルを用いており、ほとんどの建物にはすでに引き込まれていることの多い回線を利用していました。しかし、光回線はまったく別の回線であるため、予め建物内に引き込まれていない場合には光回線の開通工事が必要です。回線工事をする場合には、開通までの期間と工事費用がかかることに注意しなければなりません。また、電気が必要な回線のため、停電時に使用できないのもデメリットです。
IP電話
IPとはInternet Protocolの略であり、インターネットを利用した通信方法のことです。IP電話にはインターネット回線が必要となるため、ネット回線とあわせて契約することが多いです。ISDN回線のように、通話の音声をデジタルデータ化して送受信するため、クリアな音質が保てます。IP電話といえば「050型」の電話番号のイメージを持っている人もいるかもしれません。「050型」とは、050から始まる電話番号のことであり、まだ馴染みのない番号だと感じる人もいるでしょう。しかし、中には市外局番を含む「0AB-J型」の電話番号を取得できるタイプのIP電話もあります。またほかにも、LINE通話などに代表されるように、電話番号が割り当てられないタイプのものもIP電話として存在します。
ADSL回線は電話回線とは違うので注意
電話回線と間違えやすいのは、ADSL回線です。ADSL回線は、アナログ回線を利用したインターネット回線の名称であり、電話回線ではありません。インターネット回線として最初に登場したADSL回線ですが、2024年3月31日に終了予定となっており、新規申し込みはできません。
店舗で利用するなら?ネット回線もあわせて考えよう
一般の家庭用ではなく、飲食店やサロンなどの店舗に導入する電話回線は、どのような観点で選ぶべきでしょうか。まず、POSレジや電子決済を利用するためには、インターネット回線が必要です。仕入れの発注や問い合わせの受け付けなども電話だけでは人手や時間が取られて大変ですから、メール等のネットでも対応できると便利でしょう。つまり、店舗にはネット回線の導入がほぼ必須だと言えるのです。ネット回線を導入するのであれば、電話回線とセットで考えるほうがお得になります。電話回線を利用する機器が複数あるのならば、1つの電話番号で複数同時に通話できる環境にしておくのがよいでしょう。
「USEN PHONE」について
店舗利用の電話回線には「USEN AIR」のオプション機能である「USEN PHONE」がおすすめです。ここでは「USEN AIR」と「USEN PHONE」について説明します。
まず「USEN AIR」とは?
「USEN AIR」とは、店舗での利用を想定してつくられたWi-Fiです。開通工事が不要であり、端末をコンセントに挿すだけで即日Wi-Fiを使うことができます。POSレジや電子決済など、ネット回線が必要なものの活用に最適です。月額料金も一般的な光回線よりお得に設定されています。24時間365日の遠隔サポートつきであり、端末をうまく使えるか不安な人でも心配する必要はありません。故障時には、全国140箇所のサポート拠点から無料で駆けつけて点検や修理を行ってくれるサービスもついています。
「USEN PHONE」のメリット
「USEN PHONE」は「USEN AIR」のWi-Fiを利用したIP電話です。「USEN PHONE」のメリット1つ目は、東京03などの市外局番が選択できることです。IP電話は050から始まる電話番号が多いものの「USEN PHONE」は固定電話と同じように、東京03などの市外局番が選択できます。そのため、050から始まる電話番号に比べて違和感なく利用できるでしょう。また、既存の電話番号をそのまま継続して使用することも可能な場合もありますので、ショップカードや看板を作り直す必要がありません。2つ目は、通話料がお得なことです。通話料は3分7円で、他社と比べて安価です。また、電話加入権や契約料などの初期費用も不要なのも魅力です。
3つ目は、電話機の購入が不要であることです。スマホ端末が無料でレンタルできるため、電話機を購入する必要はありません。レンタルなので、故意の故障でなければ無償修理・交換ができます。4つ目は、転送や留守電機能といった電話機の基本機能が標準搭載されていることです。通話録音機能もついているため、メモが取れない状況でも問い合わせの内容などを忘れないよう録音しておくことができます。5つ目は、内線機能がついていることです。「USEN PHONE」を複数台契約している場合には「USEN PHONE」同士の通話が無料になります。店舗内のスタッフへの連絡はもちろんのこと、遠方の系列店であっても内線として無料で通話することができます。複数店舗間で密に連絡を取り合うことができるでしょう。
6つ目は、店舗外では利用できないことです。どこでも利用できるスマホだと、スタッフによる私的利用のおそれがあります。店舗内だけでしか使えない「USEN PHONE」であれば、私的利用の防止にもなります。店舗外で受信したい場合は、転送設定をすれば、安心です。7つ目は、FAXも使えることです。連絡先が「USEN PHONE」と自動連携しますので、別途連絡先を登録する手間が省けます。プリンターが不要であり、 FAXで受信したデータは画像としてスマホに表示されます。記入フォームが用意されたデータであっても、スマホの画面に指で書き込んでFAXとして送信することが可能です。また、紙出力が必要な場合は、プリンターのオプションも用意されています。
ビジネス利用なら多機能で安定したものを!
一般の家庭ではなく、店舗にて電話回線をビジネス利用するのならば、安定性はもちろんのこと、FAX機能や内線・録音・複数拠点での通話無料など多機能な「USEN PHONE」がおすすめです。。また「USEN AIR」なら、ネット回線と電話回線を同時に、そして簡単に導入することができ、手厚いサポートもついています。ぜひ詳細をチェックし、問い合わせをしてみてはいかがでしょうか。