効果的な防犯カメラシステムの構築において、録画機能・性能は重要な要素の一つです。適切な記録媒体の選択と録画設定により、必要な映像をより確実に保存でき、万が一の際の証拠として活用できます。
本記事では、防犯カメラ選定時に押さえておくべき録画の基礎知識から記憶媒体の種類、適切な録画時間・保存期間の設定方法まで詳しく解説します。さらに、用途に応じたおすすめの防犯カメラとレコーダーも紹介するので、防犯カメラの導入をご検討の方はぜひ参考にしてください。
目次
防犯カメラ選定時に知っておくべき録画の基礎知識

防犯カメラ選定時には、録画に関して以下の基礎知識を押さえておきましょう。
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記憶媒体
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録画時間・保存期間
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録画時間を左右する要素
これらは防犯性やコストに影響を与えますが、以下ではその詳細を解説します。
記憶媒体
防犯カメラで撮影した映像を保存する記録媒体には、HDD、SDカード、SSD、クラウドストレージがあります。それぞれに特徴があり、用途や環境に応じて適切な選択が必要です。
HDD
HDDは、大容量で長時間の録画が可能な記録媒体です。価格も比較的安価で、多くの防犯カメラシステムで採用されています。HDDは専用の録画機器に内蔵され、時刻情報の記録や複数カメラの同時録画にも対応しています。
防犯カメラ専用のHDDは、一般的なHDDレコーダーとは異なる特別な設計がされています。時刻情報を映像と同時に記録できるため、過去の映像を日時で素早く検索できます。また、複数台のカメラ映像を一台で同時に録画・再生できる点も大きな特長です。
さらに、365日24時間の常時稼働を想定した設計となっています。効果的な排熱構造を備え、内部の各パーツには長期間の使用に耐えられる耐久性の高い部品が使用されています。
SDカード
SDカードは小型で取り扱いが容易な記録媒体です。カメラ本体に直接装着でき、設置の自由度が高い点が特徴です。価格も手頃で、データの取り出しも簡単です。
一方で、一般的な容量は32GB~128GBまでで、工場など年単位での長期保存が求められるケースには不向きです。また、数万回~十数万回の書き換えで寿命となるため、通常1年程度での交換が推奨されます。
SDカードには転送速度の規格として、「SDスピードクラス」「UHSスピードクラス」「ビデオスピードクラス」があります。防犯カメラでは、フルHD動画の録画に適した「CLASS10」(最低保証速度10MB/秒)以上のスピードクラスを選ぶとよいでしょう。
SSD
SSD(ソリッドステートドライブ)は、半導体メモリを使用した記録媒体です。HDDと比べて処理速度が速く、衝撃や振動に強い特性を持ち、動作音も静かです。また、消費電力が低く、サイズもコンパクトなため、特に屋外設置型の防犯カメラに適しています。
ただし、HDDと比較すると価格が高く、大容量データの保存には向いていません。そのため、防犯カメラシステムでは、長期保存が必要な映像データは別途HDD/クラウドストレージに保存し、SSDは一時的な記録用として使用するといった使い分けが一般的です。
クラウドストレージ
インターネット上のサーバーにデータを保存するクラウドストレージは、従来の物理的な記録媒体とは異なる特徴を持ちます。HDDやSDカードのような機器を必要とせず、スマートフォンやパソコンがあれば、場所を問わずデータにアクセスできます。
インターネット接続が必要という制約はありますが、レコーダーの用意・設置が不要な点が利点です。また、カメラの盗難や破損が発生しても、データは別のサーバーに保管されているため、録画内容が失われる心配もありません。近年では、こうした特徴からクラウドストレージの普及が進んでいます。
録画時間・保存期間
媒体別の録画可能時間とケース別の適切な保存期間を解説します。
録画可能時間
防犯カメラの録画可能時間は、記録媒体の種類や撮影性能によって異なります。フルHD・30fpsで撮影した場合の録画可能期間を表にまとめました。
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録画媒体 |
録画期間 |
特徴 |
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HDD |
1TBで約75時間 |
コストパフォーマンスが高く、長時間録画に適している |
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SDカード |
128GBで約15時間 |
手軽だが、定期的な交換が必要で長時間録画には不向き |
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SSD |
1TBで約75時間 |
高速で耐久性が高いが、価格が比較的高い |
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クラウド |
契約日数分 |
どこからでも映像の確認・再生が可能で、データ紛失のリスクがない |
※フルHDで30fpsの場合
適切な保存期間
録画した映像の保存期間は設置場所や目的によって判断しましょう。マンションやコンビニエンスストア、銀行など防犯目的の場合、事件発生から警察への通報・捜査までの期間を考慮し、1週間~1か月程度の保存期間が望ましいです。事件発生から被害の発見まで時間がかかることも多いためです。
一方、工場での品質管理用途では、製品の出荷後のクレーム対応なども想定し、1~2年程度といったより長期の保存が求められます。
設置場所別の保存期間の目安と、防犯カメラで撮影した映像をどのような用途で活用できるかを以下の表にまとめました。
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設置場所 |
推奨保存期間 |
主な用途 |
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集合住宅 |
2週間~1ヶ月 |
・エントランスでの不審者確認 ・ゴミ捨て場での不法投棄監視 |
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駐車場 |
1ヶ月程度 |
・車上荒らし、自動車盗難の証拠 ・駐車場内での接触事故の証拠 |
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店舗 |
1週間~2ヶ月 |
・万引きや窃盗の証拠 |
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工場 |
半年~数年 |
・夜間の侵入者などの証拠 ・製造工程の品質管理 ・労災事故の検証 |
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建築現場 |
3ヶ月~1年 |
・工事進捗の記録 ・作業員の入退場管理 |
録画時間を左右する要素
防犯カメラの録画時間は、以下の要因によって変動します。
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カメラのフレームレート(FPS)
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カメラの解像度(画素数)
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カメラの台数
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カメラの機能
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レコーダーの画質設定
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レコーダーの圧縮方式
それぞれの詳細を解説します。
カメラのフレームレート(FPS)
フレームレートは、映像を構成する1秒間の静止画の枚数であり、FPSとも呼ばれます。FPSの数字が大きいほど、滑らかな映像になります。例として、日本のテレビ放送やiPhoneのデフォルト設定は30FPSです。ただし、フレームレートが高いとデータ容量も大きくなり、録画時間が短くなります。
防犯カメラのFPSは、AIによる人間の暴力検知や人物判定に活用する場合には30FPS程度が必要となりますが、通常の防犯用途として活用する場合であれば3FPS~5FPS程度で十分です。
カメラの解像度(画素数)
「解像度」とは、画像を構成する点(画素、ピクセル)の密度を表すもので、高解像度ほど画素数が増え、鮮明な画像になります。フルHD(1080p)では約207万画素、4K(2160p)では約829万画素です。
防犯カメラの解像度は録画容量に影響し、高画素の映像はデータ容量が大きくなるという特徴があります。そのため、画素数が高くなるほど録画可能時間が短くなったり、Wi-Fi経由での映像転送が不安定になったりする場合があります。
したがって、防犯カメラに4Kの画素数が採用されることはあまり多くなく、100万~400万程度の画素数が一般的です。100万~400万程度の画素数があれば、テレビや動画サイトの高画質と同等の映像を撮影できます。
カメラの台数
録画装置(レコーダー)やクラウドに録画する場合、接続するカメラの台数が増えると録画データ量も増えるため、録画可能時間が短くなります。一方、カメラに記録媒体が搭載されている場合は、カメラ1台ごとに記録媒体があるため、カメラの台数に関わらず容量は変わりません。
カメラの機能
動体検知機能が搭載されているカメラの場合、録画可能時間が長くなります。動体検知機能とは、カメラの映像信号において輝度の変化を検知することで、動きがあったとみなした場合にのみ録画を開始する機能です。この機能を用いれば、撮影範囲に人物などが移っていない場合に録画をせずに済むため、ハードディスクの容量を節約できます。また、録画映像の検索や再生時に、動きのあった場面を効率的に見つけられます。
レコーダーの画質設定
録画可能時間は、フレームレート、カメラの解像度に加え、レコーダー側の画質設定の影響も受けます。撮影時のフレームレート・解像度が高くても、録画側の画質を低く設定することで録画時間を長くすることが可能です。
レコーダーの圧縮方式
録画の保存期間は、映像の圧縮方式によっても異なります。 圧縮方式とは、カメラの映像データを小さくして保存する方法のことです。 同じレコーダーでも、接続するカメラの種類やカメラが採用している映像圧縮方式によって、保存期間が変わります。
最新のネットワークレコーダーには、従来のH.264規格よりも圧縮効率のよいH.265規格の圧縮方式が採用されています。H.265規格では、録画画質を向上させながら、より長時間の録画が可能です。
防犯カメラで録画する場合の選択肢

防犯カメラで撮影し、その映像を録画したい場合には以下2つの選択肢があります。
録画機能付きカメラを単体で購入する
録画機能付きカメラは、カメラ本体にSDカードスロットを内蔵し、撮影した映像を直接保存できるタイプの防犯カメラです。電源を確保するだけで設置できるため、工事の手間が少なく済みます。また、バッテリー式のモデルならワイヤレス運用も可能です。
このタイプは、少数のカメラで運用する小規模店舗や、簡易的な監視を目的とする場合に適しています。ただし、先述の通りSDカードの容量には限りがあるため、長期間の録画には不向きな点に注意が必要です。また、カメラ本体が盗難に遭うと記録データも失われるリスクがあるため、設置場所や用途を慎重に検討する必要があります。
なお、通販などで自身で購入する場合、オフィスや工場などでの監視には不向きな点には注意が必要です。DIYでは適切な機種の選定や設置が難しく、有事の際に映像の映りが悪いなどの理由で証拠として採用できない場合があるためです。しっかりとした防犯性を確保したい場合は、防犯カメラベンダーに機種の選定や設置工事を依頼しましょう。
カメラと録画装置をセットで購入・レンタルする
防犯カメラベンダーなどから、防犯カメラとHDDなどの録画装置(レコーダー)をセットで購入・レンタルする方法もあります。防犯カメラとレコーダーを別々に用意する方法は、店舗やオフィス、工場など、多数のカメラによる監視や長期間の録画保存が必要な場合に、特に適しています。先述の通り、HDDやクラウドストレージといったレコーダーであれば、長期間の映像保存が可能です。
防犯性の高い監視体制を構築したい場合は、ベンダーからセットで入手するのがおすすめです。ベンダーに頼る場合、以下のようなサポートを受けられるため、「犯行の証拠をしっかりと残したい」「犯罪の抑止をしたい」などの目的を叶えやすくなります。
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設置環境に応じた最適な防犯カメラ・レコーダーの提案
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プロによる死角のない設置場所の提案・工事代行
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保守サポート など
なお、事業用途でクラウドストレージを利用する場合、ベンダーからクラウドストレージとカメラをレンタルするのが一般的です。
防犯カメラの選び方

防犯カメラを導入する際には録画性能も重要ですが、用途や環境に応じて適切な種類のカメラを選択することも大切です。以下では、その詳細を解説します。
屋外用
屋外用の防犯カメラには、厳しい環境に耐える性能が不可欠です。そのため、防水・防塵性能を示すIP規格において「IP66」以上の機種を選びましょう。この等級があれば、強い雨や粉塵から機器を保護できます。
また、直射日光による逆光や夜間の暗視など、屋外特有の撮影環境への耐性も重要です。逆光補正機能を搭載した機種なら、西日が強い場所でも鮮明な映像を記録できます。さらに、雷対策として避雷器の設置や、瞬間停電に備えた蓄電装置の導入も検討が必要です。
屋内用
屋内用の防犯カメラは、限られたスペースでの効率的な監視が求められます。そのため、コンパクトで、広範囲の監視が可能なドーム型が適しています。特に店舗やオフィスなど、人が多く集まる場所では、威圧感を与えないデザインを選ぶのが好ましいですが、ドーム型であれば空間に馴染みます。
広角レンズを搭載した機種なら、1台で広範囲をカバーできます。また、カメラの向きを遠隔で変えられるPTZタイプのカメラを選べば、死角を抑えた監視が可能です。
なお、屋内でも空調の吹き出し口付近は温度変化が大きく、結露が生じる場合があります。そのため、屋内でも設置位置によっては耐久性にも配慮が必要です。
録画ができるおすすめの防犯カメラ11選

ここまでの内容を踏まえて、録画に適した防犯カメラを以下の2区分に分けて紹介します。
プラン(ベンダー提供)
カメラ単体
プラン3選
防犯カメラベンダーは防犯カメラの販売・レンタルの提供を行っております。以下では、おすすめのプランを3つ紹介します。
1.USEN Camera
防犯カメラベンダーのUSENでは、飲食店・小売店・クリニックなどあらゆる業態の事業者に向けて、各種カメラおよび録画装置の提供をするサービス「USEN Camera」を提供しています。
同プランの中には、「USEN Cameraスタンダード」と「USEN Camera SDプラス」の2つがあります。スタンダードプランは映像を全てクラウドに保管するため、カメラ本体にデータが残らず、セキュリティ面で安心です。月額料金は録画日数に応じて変動し、最大360日間まで延長が可能です。全てのプランにクラウド管理画面、PoE給電HUB、AIベースユニットが付属します。
一方、SDプラスプランはIPカメラ2台のセット(増設可能)で、SDカードによるローカル録画に対応しています。録画はSDカード上で行われますが、視聴はクラウド上でも行える点が特長です。
どちらのプランもサポート面では、24時間365日の電話受付を行っており、導入前の提案から設置工事、導入後のサポートまで、ワンストップで対応しています。
またAI分析オプションを追加すれば、来店客の属性を分析でき、新規客とリピーターの割合、男女比、年代別などのデータに基づき、店舗経営の改善に役立てることも可能です。
■取り扱いカメラ
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製品名 |
主な仕様 |
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IPカメラUAC-05W/B |
・解像度:最大2880x1616 ・画素:100万画素 ・映像圧縮方式:H.265/H.264 ・フレームレート:20fps Max25fps ・レンズ:固定4mm、F1.6 ・画角:H79°、V43°、D94.2° ・音声入力:内蔵マイク ・録画方法:MicroSDカード 最大128GB ・パンチルト制御:パン0°~355° /チルト102° |
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IPカメラUAC-02W |
・解像度:最大1920x1080 ・画素:100万画素 ・映像圧縮方式:H.265-Pro/H.264 ・フレームレート:20fps ・レンズ:固定 4mm、F2.0 ・画角:H79°、V42° ・音声入力:内蔵マイク ・録画方法:MicroSDカード 最大128GB ・パンチルト制御:なし(固定式) |
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IPカメラ UAC-03W |
・解像度:最大1920x1080 ・画素:200万画素 ・映像圧縮方式:H.265/H.264 ・フレームレート:25/30fps@1080P ・レンズ:2.7mm~8.1mm F1.8 ・画角:H: 105.6°~ 35.2° ・音声入力:内蔵マイク ・録画方法:MicroSDカード 最大128GB ・パンチルト制御:パン 0°~355° /チルト5°~90° |
※費用はお問い合わせください
2.USEN Camera ライト
「USEN Camera ライト」は、クラウド録画に対応した防犯カメラサービスです。スマートフォンやパソコンから映像の確認ができ、複数拠点の一括管理も簡単に行えます。また、データはクラウドに保存されるため、録画機器の設置スペースが不要で、人為的なデータ破壊のリスクも軽減できます。
料金プランは録画保存期間によって3種類あります。7日間録画プランは月額2,500円~2,000円、15日間録画プランは月額2,500円〜3,000円、31日間録画プランは月額3,500円~4,000円です。いずれも月2回までの保守サポート費用が含まれており、高画質を希望の場合に+500円となります。
取り扱い機器は、汎用性の高いドーム型カメラや防水・防塵対応の屋外カメラ、工事不要のWi-Fi接続カメラなどから用途に応じた選択が可能です。また、通信帯域を制御する装置や、既存のアナログカメラをクラウド化するための変換機器もオプションとして利用可能です。カメラは全て200万画素の高画質撮影に対応し、広角から望遠まで様々な画角に対応しています。
■取り扱いカメラ
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製品名 |
主な仕様 |
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SMC-6A(ドーム型) |
・画素:200万画素 ・画角:水平75°、垂直42° ・サイズ:H49×φ100mm ・質量:180g ・消費電力:最大3.0W |
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WCP-04(ドーム型) |
・画素:200万画素 ・画角:水平82°、垂直45° |
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CIV-LTE (バレット型カメラ) |
・画素:200万画素 ・防水・防塵対応 ・画角:水平33.1°~94.46°、垂直18.09°~50.23° ・サイズ:H254×φ77.4mm ・質量:1100g ・消費電力:最大13.5W |
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CIV-Wifi (置き型カメラ) |
・画素:200万画素 ・画角:水平74°、垂直42° ・工事不要 ・Wi-Fi接続対応 |
3.レコーダー録画型カメラ(USEN)
防犯カメラベンダーのUSENでは、他社メーカーのレコーダー録画型カメラも取り扱っています。
レコーダー録画型カメラは、インターネット回線を使用せずに高画質での監視・録画が可能です。また、ローカル環境で視聴・録画を行うため、回線容量を圧迫することなく、安定して鮮明な映像での監視ができます。長距離の配線にも対応できるため、工場や倉庫など大規模施設での利用に適しています。
屋外設置向けの耐候性の高いバレット型カメラから、屋内向けのコンパクトなドーム型カメラまで、施設の規模や用途に応じた機器を取り揃えています。また、レコーダーも4TB~8TBの大容量モデルを用意し、長時間の映像保存にも対応可能です。
費用面では、機器の導入時と経年劣化による入れ替え時のみの支出となり、月額料金は発生しません。また、プロのスタッフから設置に最適な機種や設置場所を提案してもらうことができ、工事まで代行してもらえるのも魅力です。
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取り扱いメーカー |
・株式会社NSK ・ハンファジャパン株式会社 ・Panasonic ・UNIMO ・AXIS Communications ・Dahua Technology ・HIKVISION ・SolidCamera など |
カメラ単体8選
各メーカーが提供する防犯性が高く録画のできるカメラを紹介します。なお、防犯カメラベンダーであるUSENでは紹介機器を数多く取り扱っています。
1.ネットワークカメラ QNO-6072R
「QNO-6072R」は、フルHD画質に対応したネットワークカメラです。最大1920×1080の高解像度で鮮明な映像を撮影でき、暗所でも赤外線LEDにより30メートル先まで撮影が可能です。
3.2~10mmのバリフォーカルレンズを搭載し、広角から望遠まで幅広い画角に対応できます。広角設定では水平109度の広い範囲を撮影でき、望遠設定では33度まで絞って遠くの被写体を詳細に捉えられます。
また、120dBのワイドダイナミックレンジ機能により、明暗差の大きい場所でも適切な露出で撮影可能です。さらに、屋外設置にも対応する防水・防塵性能(IP66)と耐衝撃性能(IK10)を備えているのも魅力です。
このような特徴から、同製品は工場や倉庫の出入り口の監視に特に適しているでしょう。広角から望遠まで調整できるレンズと高い防水・防塵性能により、屋外の広いエリアを監視できます。また、昼夜を通して鮮明な映像が撮影できることから、24時間稼働の物流施設などでの使用にも向いています。
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主な仕様 |
・解像度:最大1920×1080 ・画素:ー ・映像素子:1/2.8インチCMOS ・映像圧縮方式:H.265/H.264/MJPEG ・フレームレート:最大30fps ・レンズ:3.2~10mm バリフォーカルレンズ ・画角:水平109°(ワイド)~33°(テレ)/垂直58°(ワイド)~18°(テレ) ・音声入力:マイクイン/ラインイン選択可能 ・録画方法:MicroSD/SDHC/SDXCメモリースロット(最大128GB) ・その他:IP66/IK10等級、IR LED搭載(照射距離30m)、PoE/12VDC対応 |
※「レコーダー録画型カメラ(USEN)」取り扱い機種
2.クラウドカメラ WCP-04
「WCP-04」はドーム型の屋内用クラウドカメラです。3軸回転機構を採用しているため、レンズの向きを柔軟に調整でき、天井への取り付けや据え置きなど、設置場所を選ばない点が魅力です。
高性能なCMOSセンサーを搭載し、暗所でも鮮明な撮影が可能です。最低被写体照度はカラー時0.01ルクスで、夜間は赤外線LEDにより20~30メートルの範囲を撮影できます。また、3Dノイズ除去機能や逆光補正機能により、様々な環境下で安定した映像品質を維持できます。
このカメラは、オフィスのエントランスや廊下、会議室など、屋内の監視に特に適しているでしょう。広角レンズ(水平82度/垂直45度)を採用しているため、1台で広範囲をカバー可能です。また、内蔵マイクによる音声記録にも対応しているため、映像と音声の両方での記録が必要な場面でも活用できます。
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主な仕様 |
・解像度:最大1920×1080 ・画素:ー ・映像素子:1/2.7インチCMOSセンサー ・映像圧縮方式:H.265/H.264/MJPEG ・フレームレート:最大30フレーム/秒 ・レンズ:3.6mm ・画角:水平82度、垂直45度、対角95度 ・音声入力:内蔵マイク ・録画方法:クラウドストレージ ・その他:3軸回転機構、赤外線LED(照射範囲20~30m)、Wi-Fi接続対応 |
※「USEN Camera ライト」 取り扱い機種
3.バレット ネットワークカメラ IP-D8012I
「IP-D8012I」は、屋外設置に適したバレット型のネットワークカメラです。2メガピクセルの高解像度センサーと、暗所でも鮮明な撮影が可能な赤外線LED機能を搭載しています。
内蔵マイクによる音声収録機能や最新の映像圧縮技術H.265対応により、高画質な映像と音声を効率的に記録できます。また、IP67等級の防水性能により、屋外での長期運用も可能です。
このカメラは、広範囲の監視が必要な駐車場や倉庫の出入り口など、屋外での監視に最適です。電動バリフォーカルレンズ搭載により、広角から望遠まで柔軟な画角調整が可能で、最大60mまでの赤外線照射により夜間でも鮮明な監視を実現できます。
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主な仕様 |
・解像度:最大1920×1080 ・画素:ー ・映像素子:1/2.8" 2 メガピクセルプログレッシブ CMOS ・映像圧縮方式:H.265/H.264/MJPEG ・フレームレート:1080P/1.3M/720P(1~25/30fps) ・音声入力:内蔵マイク×1 ・録画方法:FTP/SFTP/NAS/MicroSDカード(最大256GB) ・その他:POE対応、IP67防水、IR照射距離60m、WDR(120dB)、SMD機能搭載 |
※「レコーダー録画型カメラ(USEN)」取り扱い機種
4.バレットカメラ QNO-C8083R
バレットカメラ「QNO-C8083R」は、高解像度の映像撮影機能とAI機能を組み合わせた防犯カメラです。500万画素の高解像度センサーと3.2倍のモータライズドバリフォーカルレンズを搭載し、広範囲から望遠まで鮮明な映像撮影が可能です。
特にAIを活用した映像分析機能により、人物の徘徊や侵入、指定エリアへの進入・退出など、様々な不審行動を自動で検知できます。また、120dBのワイドダイナミックレンジ機能により、明暗差の大きい場所でも鮮明な映像を撮影でき、夜間撮影ではIR LED照明により30mまでの暗視撮影が可能です。そのため、出入口や建物周辺の監視などに特に適しているでしょう。
さらに、マイク入力にも対応しているため、小売店のレジ付近など映像と音声の両方で監視が必要な場所での使用にも向いています。
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主な仕様 |
・解像度:最大2592×1944 ・画素:500万画素 ・映像圧縮方式:H.265/H.264/MJPEG ・フレームレート:最大30fps(@5MP) ・レンズ:3.2~10.2mm(3.2倍)モータライズドバリフォーカル ・画角:H95°(Wide)~29°(Tele)、V69°(Wide)~21°(Tele)、D126°(Wide)~36°(Tele) ・音声入力:マイク入力/ライン入力(選択式) ・録画方法:MicroSDカード/SDHC/SDXC(最大256GB)対応 ・その他:IR LED搭載(照射距離30m)、WDR(120dB)、AI機能搭載 |
※レコーダー録画型カメラ(USEN)取り扱い機種
5.ミニPTZ ネットワークカメラ IP-9024MPTZ
「IP-9024MPTZ」は、4メガピクセルの高解像度センサーと4倍光学ズームを搭載したPTZ搭載のネットワークカメラです。暗所での撮影に優れたスターライトテクノロジーを採用しており、夜間でもカラー撮影が可能です。
AIを活用した高度な監視機能を備えているのも特長です。仮想的な境界線を設定し、その線を横切る物体を検知する「トリップワイヤー」機能や、特定エリアへの侵入を検知する機能、顔検出など、多彩なAI監視・分析機能を搭載しています。また、内蔵マイクによる音声収録にも対応しており、映像と音声の両面から監視が可能です。
同カメラは、広範囲な監視と詳細な観察の両立が求められる場所での使用に適しています。例えば、商業施設のエントランスや通路では、広角での全体把握から、不審者発見時の顔認識まで、状況に応じた監視が可能です。また、AIによる人数カウント機能を活用すれば、混雑状況の把握などができ、マーケティングデータの収集にも活用できます。
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主な仕様 |
・解像度:最大2560×1440 ・画素:400万画素 ・映像圧縮方式:H.264H/H.264B/H.264/H.265/MJPEG ・フレームレート:4M/3M/1080P/1.3M/720P@(1-25/30fps) ・レンズ:2.8mm~12mm、F1.8~F2.7 ・画角:水平96.9°~31.6°、垂直51.4°~17.8°、対角116.2°~36.4° ・音声入力:1チャンネル(LINE IN) ・録画方法:MicroSDカード(512GB)/FTP/SFTP/NAS ・その他:4倍光学ズーム、プログレッシブ走査方式 |
※レコーダー録画型カメラ(USEN)取り扱い機種
6.ミニバレット ネットワークカメラ IP-D8002
このカメラは、2メガピクセルの高解像度センサーを搭載し、最大1920×1080の鮮明な映像を撮影できます。暗所での撮影性能も優れており、カラーモードで0.002ルクス、白黒モードでは0.0002ルクスまでの低照度環境に対応します。また、最大約30mまで照射可能な赤外線LEDを搭載し、完全な暗闇でも監視が可能です。
広角レンズを採用しており、水平107度、垂直56度の広い画角で監視エリアをカバーできます。また、動体検知機能や侵入検知機能を搭載し、不審者の侵入を検知した際には即座に通知することが可能です。
耐環境性能もIP67等級を取得しており、防塵・防水性能に優れています。さらに、-40℃から+60℃までの幅広い温度範囲で動作するため、屋外設置にも適しています。
このような特徴から、このカメラは以下のような用途に最適です。
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広範囲の監視が必要な駐車場や倉庫の出入口
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24時間体制での監視が必要な施設の屋外エリア
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気象条件の厳しい屋外環境での監視
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主な仕様 |
・解像度:最大1920×1080 ・画素:200万画素(1/2.8" 2メガピクセルプログレッシブCMOS) ・映像圧縮方式:H.265/H.264/MJPEG ・フレームレート:メインストリーム1080P/1.3M/720P(1~25/30fps) ・レンズ:焦点距離2.8mm、F1.6 ・画角:水平107°、垂直56° ・音声入力:入力×1(内蔵マイク) ・録画方法:FTP/SFTP/NAS/MicroSDカード(最大256GB) ・その他:動体検知機能(4ゾーン)、逆光補正機能(BLC/HLC/WDR)、SmartIR機能、IP67等級の防塵・防水性能 |
※レコーダー録画型カメラ(USEN)取り扱い機種
7.バレットカメラ PNO-A9081R
バレット型カメラ「PNO-A9081R」は、4K(3840×2160)の高解像度で撮影でき、AIを活用した物体検知機能を搭載しています。4.5~10mmのモーターライズドバリフォーカルレンズにより、広角から望遠まで電動で焦点距離を変更できます。
耐環境性能も高く、IP66/IP67規格の防水・防塵性能、IK10の耐衝撃性能を備えており、また-40℃~+55℃の広い温度範囲で動作します。
IK10の耐衝撃性能があるカメラでは、意図的な破壊行為や落下物からもカメラを保護できます。そのため、同カメラは、工事現場など落下物の危険がある場所や、人通りの多い公共空間などに特に適しているでしょう。
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主な仕様 |
・解像度:最大3840×2160(4K) ・画素:800万画素 ・映像圧縮方式:H.265/H.264/MJPEG ・フレームレート:最大30fps(全解像度) ・レンズ:4.5~10mm(2.2倍)モーターライズドバリフォーカル ・画角:水平101.4°(Wide)、垂直45.5°(Tele) ・録画方法:MicroSDカード/SDHC/SDXCメモリ(2スロット、最大512GB) ・その他:AI物体検知機能、赤外線LED(30m)、IP66/IP67防水防塵、IK10耐衝撃性能 |
※レコーダー録画型カメラ(USEN)取り扱い機種
8.乾電池センサーカメラ AT-1
「AT-1」は、動体検知機能を搭載した乾電池式の防犯カメラで、PIR方式の検知センサーにより最大約18mの範囲で人や動物の動きを感知できます。検知から約0.4秒という高速なトリガースピードで撮影を開始するため、重要な瞬間を逃しません。
夜間でも約20mの範囲で撮影が可能な赤外線投光機能を搭載しており、暗所での監視にも対応します。また、IP66相当の防水性能により屋外での使用も可能です。ただし、完全防水ではないため、設置場所には注意が必要です。
電源は単3形乾電池4本で動作し、アルカリ乾電池使用時で動画録画約5~6時間の稼働が可能です。動体検知時のみ録画する機能により、バッテリー消費を効率的に抑えられます。
これらの特徴から、一時的な防犯や野生動物の観察など、電源の確保が難しい場所での短期的な監視用途に適しているでしょう。
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主な仕様 |
・解像度:静止画最大5872×3296P、最大動画1920×1080P ・映像素子:2MP HD COMSセンサー ・映像圧縮方式:ー ・フレームレート:30fps ・レンズ:3.6mm、F2.0 ・画角:水平約80°、垂直約40° ・音声入力:内蔵マイク搭載 ・録画方法:SDカード(最大128GB) ・その他:動体検知機能(PIR方式)、赤外線投光機能(約20m)、防水性能(IP66相当)、2.0インチ液晶モニター搭載 |
防犯用途でおすすめの録画装置3選

防犯カメラの映像を記録する録画装置(レコーダー)は、接続可能なカメラの台数を示すチャンネル数(ch)によって分類されます。レコーダーには、4ch、8ch、16chなどの種類があり、設置する防犯カメラの台数や用途に応じて選択する必要があります。
なお、レコーダー選びで重要なのは、「どのメーカー製のものか」ではなく、映像信号方式と解像度がカメラと適合しているかです。従来のアナログカメラを使用する場合はDVR、IPカメラを使用する場合はNVRを選択する必要があります。また、4KやフルHDなど、カメラの解像度に対応したレコーダーを選ぶ必要があります。
このように、設置場所の規模や用途、使用するカメラの仕様に応じて、最適なレコーダーを選択しましょう。以下では、おすすめのレコーダーを3製品ご紹介します。
※「エンコーダー」と呼ばれる、ネットワーク経由で映像を受信・記録するレコーダーを使用すれば、アナログカメラでもNVRへの接続が可能となります
1. 4ch ネットワークビデオレコーダー IPN-VI2104-1T
ネットワークビデオレコーダー「IPN-VI2104-1T」は、4台のカメラ映像を同時に記録・管理できる録画装置です。4K対応の高画質な映像処理能力により、鮮明な映像記録が可能です。
映像処理においては、最大12MPの高解像度に対応し、H.264/H.265の圧縮方式により効率的なデータ管理が可能です。4分割表示と単画面表示の切り替えにより、監視状況に応じた最適な画面レイアウトを選択できます。
例えば、4分割表示では、出入り口、レジ、バックヤード、駐車場など、複数のエリアを同時に監視できます。一方、単画面表示では、特定のエリアの詳細な監視や、不審な動きをしている人物の追跡などに役立ちます。
このような特徴から、同レコーダーは小規模店舗や事務所での防犯用途に最適です。4台のカメラで必要十分な監視範囲をカバーできます。
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主な仕様 |
・映像入力:4ch ・映像出力:HDMI×1、VGA×1 ・ディスプレイ・解像度:12MP/8MP/5MP/4MP/3MP/2MP/720P/D1 ・録画レート:80Mbps ・録画モード:手動録画/アラーム録画/スマート録画/スケジュール録画 ・画像圧縮方式:H.264/.H265/MJPEG ・PoE:4ポート搭載(IEEE802.3af/at対応) ・HDD:SATA×1(最大10TB)、初期1TB搭載 ・その他:4分割表示/単画面表示対応、4Kライブ映像表示対応、最大5000枚の顔画像登録可能 |
※レコーダー録画型カメラ(USEN)取り扱い機種
2. 8ch ネットワークビデオレコーダー IPN-AI5208-HH-4T
ネットワークビデオレコーダー「IPN-AI5208-HH-4T」は、8台のカメラを接続できる録画装置です。
多様な録画モードに対応しており、手動録画に加え、アラーム発生時や予め設定したスケジュールに基づいた自動録画も可能です。また、最大4TBのハードディスクを搭載し、長期間の映像保存が可能です。さらにH.264/H.265の圧縮方式に対応しており、高画質な映像を効率的に保存できます。
AI機能として、顔検出・認証機能を搭載しており、最大20,000人分の顔画像を登録可能です。これにより、登録者の入退室管理や不審者の検知などが可能です。
このような特徴から、同レコーダーはオフィスビルや商業施設での入退室管理や、広域な敷地を持つ工場での監視などの活用に適しています。顔認証機能により、セキュリティレベルの高い入退室管理が可能です。また、映像の入力は8chに対応しているため、8台のカメラで広範囲をカバーでき、死角を最小限に抑えられます。例えば、工場の出入り口、生産ライン、倉庫など監視エリアが広域なシーンで活躍するでしょう。
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主な仕様 |
・映像入力:8ch ・映像出力:HDMI×1、VGA×1 ・ディスプレイ・解像度:32MP/24MP/6MP/12MP/8MP/5MP/4MP/1080P/720P/D1/CIF/QCIF ・録画レート:384Mbps(AIオフ時)、200Mbps(AIオン時) ・録画モード:手動録画/アラーム録画/SMD録画/スケジュール録画 ・画像圧縮方式:H.264/.H265/MJPEG ・PoE:8ポート搭載(IEEE802.3af/at対応) ・HDD:SATA×2(最大40TB)、初期4TB×1本搭載 ・その他:1/4/8/9分割表示対応、4Kライブ映像表示対応、音声入出力各1、IVS機能搭載、顔検出・認証機能搭載、最大20000枚の顔画像登録可能 |
※レコーダー録画型カメラ(USEN)取り扱い機種
3. 16ch ネットワークビデオレコーダー IPN-AI5216-HH-4T
ネットワークビデオレコーダー「IPN-AI5216-HH-4T」は、16台のカメラを同時に接続できる高性能な録画装置です。4Kライブ映像表示に対応し、高解像度での監視が可能なため、細部まで詳細な監視が期待できます。
同レコーダーは、AI機能を搭載しているのが特長です。まず、IVS(インテリジェント映像解析)機能は、映像内の動きを高度に分析します。例えば、特定のラインを横切る動作の検知や、指定エリア内での不審な滞留など、様々な状況を自動で認識できます。そのため、工場や倉庫での立入禁止エリアの監視や、美術館での展示物周辺の不審な行動の検知、小売店での万引き防止など、人の目による常時監視が困難な場面で特に効果を発揮するでしょう。
次に、SMD Plus機能は、映像内の対象物を人・車両・その他に正確に分類する機能で。従来のモーション検知では起こりがちな、木々の揺れや小動物による誤報を大幅に削減できます。必要な警報だけを確実に通知することで、警備業務の効果・効率を高めます。
これらの機能により、例えば商業施設での万引き監視や、工場での立入禁止区域管理、オフィスビルでの不審者対策など、様々なセキュリティニーズに対応できます。
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主な仕様 |
・映像入力:16ch ・映像出力:HDMI×1、VGA×1 ・ディスプレイ・解像度:32MP/24MP/6MP/12MP/8MP/5MP/4MP/1080P/720P/D1/CIF/QCIF ・録画レート:384Mbps(AIオフ時)、200Mbps(AIオン時) ・録画モード:手動録画、アラーム録画、スマート録画、スケジュール録画 ・画像圧縮方式:H.264/.H265/MJPEG ・PoE:16ポート搭載(IEEE802.3af/at対応) ・HDD:SATA×2(最大40TB)、初期4TB×1本搭載 ・ディスプレイモード:1、4、8、9、16分割 ・その他:4Kライブ映像表示対応、IVS機能搭載、顔検出・認証機能搭載、SMD Plus機能、ビビッドサーチ機能、スマート音声検知機能 |
※レコーダー録画型カメラ(USEN)取り扱い機種
防犯カメラを導入する際の注意点

高性能なレコーダーを用意しても、防犯カメラの設置方法や性能に問題があると、防犯性が落ちてしまうリスクがあります。そのため、以下の点に注意しましょう。
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カメラの位置・向きを最適化する
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被写体の識別性の高い画質・撮影性能を確保する
カメラの位置・向きを最適化する
防犯カメラの設置では、死角を最小限に抑えることが重要です。敷地が広い場合、4台以上のカメラを設置して監視範囲を確保するのが理想的です。しかし、予算や設置スペースの制約で台数が限られる場合は、建物の出入り口や窓際など、侵入されやすい場所を優先して設置しましょう。
また、屋外に設置する際は、太陽光の影響も考慮が必要です。西日や朝日が直接カメラに入ると映像が白く飛んでしまい、重要な瞬間を記録できない恐れがあります。そのため、日の出・日の入り時の太陽の位置を確認し、光が直接レンズに入らない向きにカメラを設置することが大切です。
加えて、カメラの設置角度にも気をつけましょう。高すぎる位置に設置すると真上から撮影することになり、人物の顔が映りにくくなります。一方で低すぎると死角が増えるため、地上2.5~3メートル程度の高さが目安となります。
DIYでカメラの位置・向きを最適化するのは困難なため、防犯カメラベンダーに依頼するのがおすすめです。設置場所に応じた最適なカメラの選定から、設置工事までサポートしてくれます。
被写体の識別性の高い画質・撮影性能を確保する
防犯カメラの映像は、犯罪発生時の証拠として活用できる画質が求められます。一般的に、人物の顔を識別するには200万画素(1920×1080ピクセル)以上、車両のナンバープレートを判読するには400万画素(2560×1440ピクセル)以上の解像度が推奨されます。
また、犯罪は夜間や悪天候時にも発生するため、暗所での撮影性能も考慮すべきです。夜間でもカラー撮影が可能な赤外線機能を搭載したカメラなら、服装の色や車体の色も識別しやすく、犯人特定の手がかりを得やすくなります。
これらの点をDIYで判断するのは難しいため、防犯カメラベンダーに依頼するとよいでしょう。ベンダーであれば、設置環境・用途に応じた最適な機種の提案が可能です。
防犯カメラなら、USENがおすすめ!

防犯カメラの導入を検討している場合は、USENの以下のプランがおすすめです。
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USEN Camera
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USEN Camera ライト
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レコーダー録画型カメラ(USEN)
今回ご紹介した製品の多くを取り扱っており、効果的な防犯カメラシステムの構築が可能です。
USENはサービス内容・サポート体制が充実しており、防犯カメラ設置サービスでは、提案から設置工事、運用保守まで一括して対応可能です。専門スタッフが店舗を訪問し、用途や規模に応じた設置台数や場所を詳しく提案します。例えば、現金管理が目的の場合はレジや金庫付近、置き引き防止が目的の場合は座席エリアや店内の死角などに設置することなどを提案します。
設置工事はUSENのエンジニアが担当し、必要な付属品も標準セットで提供するため、防犯システムを手軽に構築可能です。その他、以下のような特徴もあるので、この機会にぜひ検討してみてください。
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