動体検知とは|仕組みとメリット・注意点、カメラの導入事例

動体検知とは|仕組みとメリット・注意点、カメラの導入事例

2024年10月02日

動体検知とは、人や物の動きを感知する機能のことで、防犯カメラやドライブレコーダーなどで活用されています。人や動物を感知する人感センサーと違い、動体検知はあらゆる物の動きの検知が可能です。

「動体検知機能を備えた防犯カメラなどを導入したいけれども、動体検知とはそもそもどのような仕組みなのか」、「どのようなメリットがあるのか」と疑問をお持ちの方もいらっしゃると思います。

この記事では、動体検知の仕組みから、導入のメリット・注意点、導入事例まで詳しく解説します。

動体検知について知りたい方や、動体検知機能のある防犯カメラの導入を検討している方は参考にしてみてください。

目次

  1. 1. 動体検知とは
    1. 動体検知の仕組み
    2. 人感センサーとの違い
  2. 2. 動体検知機能を活かした製品
  3. 3. 動体検知のメリット
    1. 録画容量を節約できる
    2. 目的のシーンが映ったデータを見つけやすい
  4. 4. 動体検知の注意点
    1. 誤検知の可能性がある
    2. 検知から録画開始にタイムラグがある
    3. 人通りが多い箇所では、常時録画と変わらない場合もある
  5. 5. 動体検知の導入事例
    1. 店舗や倉庫の防犯
    2. 情報漏洩の防止
    3. 駐車場での車両ナンバーチェック
  6. 6. 動体検知機能のあるカメラはUSEN Cameraがおすすめ
    1. 製品ラインアップが豊富
    2. 手厚いサポートで安心して設置できる
    3. 設置箇所の相談が可能
  7. 7. 動体検知を活用しよう

動体検知とは

動体検知とは、人や物の動きを感知する機能のことです。防犯カメラなどに搭載される機能で、カメラの視野内で発生する動きを感知する仕組みのことを指します。

例えば、店舗や倉庫などのセキュリティ対策として、防犯カメラに動体検知機能を導入することで、不審な動きや異常を迅速に察知し、即座に対応が可能です。この機能は、防犯カメラが常に録画を行うのではなく、動きがあるときのみ録画を開始するため、効率的かつ効果的な監視が可能です。

動体検知の仕組み

動体検知は、カメラが撮影する動画を構成する各フレーム(静止画像)の間で生じる変化を検出する仕組みです。

画像処理技術を用いて前後のフレーム間でピクセルレベルの変化を比較し、その変化が一定の基準を超えた場合に「動きがあった」と判断します。

例えばカメラの前を人が通過したり、車が移動したりする動きを検出します。AI技術を使えば、より精度の高い動体検知が可能となり、誤検知を減少させることもできます。カメラの画角や設置場所によって、感知範囲や感度を調整できるため、環境に応じた最適な設定が可能です。

人感センサーとの違い

動体検知とよく比較されるのが、人感センサーです。

人感センサーは、主に赤外線や超音波を利用して、人間や動物の体温などを検知する機能です。これに対し動体検知は、画像の変化に基づいて動きを感知するため、物体や光の変化にも反応します。

この違いから、動体検知は人や動物以外の動きにも対応でき、より広範な用途で活用が可能です。

一方で、環境条件によっては誤検知が発生するリスクも潜んでいるので、設置場所や利用目的に応じてどちらのセンサーが適しているかを選ぶ必要があります。

動体検知機能を活かした製品

動体検知機能を活かした製品

動体検知機能は、防犯カメラやドライブレコーダーのようなセキュリティ関連の製品に採用されています。

例えば、店舗の防犯カメラでは、営業時間外における不審者の動きを感知し録画することで、異常事態の記録が可能です。またドライブレコーダーでは、車両への接触や不審な動きを捉え、事故やトラブルの際に証拠として活用できます。

動体検知機能によって、通常の常時録画よりも効率的な監視や記録が可能となります。

動体検知のメリット

動体検知機能には、主に次の2つのメリットがあります。それぞれのメリットについて詳しく説明します。

  • 録画容量を節約できる
  • 目的のシーンが映ったデータを見つけやすい

録画容量を節約できる

動体検知機能付きのカメラは、常時録画のカメラよりも大幅に録画容量を節約できます。常時録画は全ての映像を記録するのに対して、動体検知は動きがあるときにのみ録画を開始し、必要のない場面の映像が記録されないためです。

録画容量の節約により、長期間の映像を保存できます。長期間の映像を保存しておけることは、後から過去の映像が必要になった際に役立つでしょう。

また、録画容量が少ないことは、データの管理やバックアップが効率的に行えるというメリットもあります。

目的のシーンが映ったデータを見つけやすい

カメラの映像を確認する際、常時録画されたデータから目的のシーンを探し出すことは非常に手間がかかります。確認したいシーンの正確な日時や場所が不明な場合、数分や数秒の映像を見つけ出すために長い時間を費やすことも少なくありません。

しかし、動体検知機能のあるカメラであれば、動きがあったシーンのみを録画しているため、必要な映像を効率よく見つけ出すことができます。不審な動きや事件を確認したいけれども時間や場所が定かでない場合に、この機能は非常に有用です。

また、特定の動きが発生したときにアラートを受け取れるカメラもあるため、リアルタイムでの状況把握にも役立ちます。

動体検知の注意点

動体検知機能には録画容量を節約できる、目的のシーンが映ったデータを見つけやすいというメリットがある一方で、以下のような注意点もあります。

  • 誤検知の可能性がある
  • 検知から録画開始にタイムラグがある
  • 人通りが多い箇所では、常時録画と変わらない場合もある

動体検知機能のあるカメラを利用する際には、これらの注意点も認識しておきましょう。

誤検知の可能性がある

動体検知機能には、環境条件によって誤検知が発生するリスクがあります。例えば、風で揺れる木の葉や、日差しの変化、車のライトの反射など、意図しない動きを感知してしまうことがあります。

誤検知が起こると、無駄な録画が発生したり、不必要なアラームが鳴ったりする可能性があるため、設置場所や設定に注意が必要です。誤検知を防ぐためには、カメラの感度を適切に調整する、特定のエリアのみを監視対象とするなどの対策を行いましょう。

また、AIを活用した高精度な動体検知機能を搭載した製品を選べば、誤検知のリスクをさらに低減することができます。

検知から録画開始にタイムラグがある

動体検知機能付きのカメラは、動きを感知してから録画を開始するまでに、数秒のタイムラグが生じる場合があります。

タイムラグによって、重要なシーンが録画されない可能性はゼロではありません。このような事態を防ぐためには、タイムラグを極力少なくできる高性能なカメラを選ぶことや、カメラの設置位置を工夫して、対象物が画面内に長く留まるようにするなどの対策が有効です。

なお、録画の開始前後の数秒間を自動的に記録する「プリレコーディング機能」付きのカメラもあります。

人通りが多い箇所では、常時録画と変わらない場合もある

人通りが多い場所に動体検知機能のあるカメラを設置すると、頻繁に動きを感知してしまい、結果として常時録画と変わらないことがあります。この場合、動体検知のメリットである録画容量の節約ができません。

ショッピングモールや繁華街のような常に人や車の往来がある場所で動体検知機能を効果的に利用するためには、監視対象エリアを限定するゾーニング機能や、動体検知の感度を調整できる機能のあるカメラを選ぶと良いでしょう。

動体検知と常時録画を併用し、必要な場面のみ動体検知を有効にするなど運用方法を工夫することも有効です。

動体検知の導入事例

動体検知の導入事例

動体検知機能は、さまざまなシチュエーションで活用されています。例えば下記のような用途で使われています。

  • 店舗や倉庫の防犯
  • 情報漏洩の防止
  • 駐車場での車両ナンバーチェック

店舗や倉庫の防犯

動体検知機能を備えたカメラは、店舗や倉庫における防犯対策として非常に有効です。

不審者の動きを感知したらすぐに録画を開始するので、営業時間外の従業員がいないときでも安心です。リアルタイムで警報を発する機能を利用すれば、迅速な対応も可能となります。

人のいることが少ない倉庫においても、侵入者をすぐに感知できれば盗難被害の抑止が期待できます。特に高価な商品や機材が置かれている場合は、カメラで監視しておくことがおすすめです。

動体検知機能を活用すれば、従業員の不正行為や棚卸し時のトラブルも未然に防ぎやすくなります。

動体検知機能のあるカメラにより、店舗や倉庫のセキュリティレベルを向上させることができます。

情報漏洩の防止

無人の資料室やサーバールームといった、重要な情報が保管されている場所にも、動体検知機能が役立ちます。

例えば無許可で誰かが入室した場合、その動きを即座に感知し映像を記録することで、情報漏洩が発生した場合の対応を迅速に行い、被害を最小限に抑えることができます。事前に設定した特定の人物以外が入室した場合に警報を発するシステムと連携させれば、さらにセキュリティを高めることが可能です。

動体検知機能は、情報資産を守り企業の内部セキュリティを向上させることにも寄与します。

駐車場での車両ナンバーチェック

動体検知機能は、駐車場の監視にも有効です。駐車台数をカウントしたり、事故車両を特定したりする場面で動体検知機能が活用されます。

駐車台数は、お客様の来店動向を掴むための重要な指標の一つです。

事故が発生したときには、どの車両がいつどのように駐車場に入出庫したのかを追跡することが可能であり、トラブルの解決に役立ちます。

また、動体検知機能が車両の動きを感知し、その際にナンバープレートを自動的に記録することで、不審車両や長時間駐車している車両の特定も容易になります。

動体検知機能を備えたカメラを使えば、駐車場全体のセキュリティを向上させることができます。

動体検知機能のあるカメラはUSEN Cameraがおすすめ

動体検知機能のあるカメラはUSEN Cameraがおすすめ

USEN Cameraは、高性能な動体検知機能を備えた信頼性の高い防犯カメラシステムです。多様なニーズに対応する製品ラインナップと充実したサポート体制により、安心して導入できる選択肢として注目されています。以下に、USEN Cameraの主な特長をご紹介します。

製品ラインアップが豊富

USEN Cameraは、多様なニーズに応える豊富なラインアップを取り揃えています。

まず、SDカード録画プラン、AI分析機能付きプラン、クラウド録画プランから選択が可能です。AI分析機能付きであれば、遠隔でカメラを確認できる機能、来店客の属性を分析する機能、顔認証による顧客の管理機能を兼ねそなえています。

各カメラには動体検知機能も搭載されているので安心です。

USEN Cameraであれば、店舗の規模やセキュリティの目的に合わせた最適なカメラを選択できます。

手厚いサポートで安心して設置できる

USEN Cameraは、24時間・365日対応の電話サポート体制を整えており、いつでも安心して利用できます。

日本全国で対応可能なネットワークを持っているので、設置からメンテナンスまで自社の技術スタッフが一貫して対応します。設置後も万全のサポートが受けられ、万一のトラブル時にも迅速な対応が可能です。

電話やメールでのサポートだけでなく、現地にスタッフが訪問して問題を解決するなど、きめ細やかなサービスを提供します。

USEN Cameraは、アフターサービスの充実度も特長です。

設置箇所の相談が可能

USEN Cameraでは、設置箇所のご相談にも応じています。テクニカルスタッフが現地を訪問し、店舗の規模や用途に合わせて最適なカメラの設置場所や台数をご提案します。

テクニカルスタッフの助言を受けることで、無駄なく効果的に防犯カメラを設置することが可能です。カメラの用途を現地で詳しく確認し、防犯、現金管理、置き引き防止など、各目的に合わせて設置場所や画角をご提案します。

設置前に現地調査を行うことで、精度の高い防犯システムを構築できます。

さらに、設置後もUSEN Cameraの窓口に連絡すればサポートを受けられるので安心です。

動体検知を活用しよう

動体検知は、人や動物のみならず、あらゆる物体の動きを感知できる便利な機能です。防犯カメラなどに活用されており、動きを検知したときにだけ録画することで録画容量を節約できたり、目的のシーンが映ったデータを見つけやすかったりというメリットがあります。

ただし、誤認知の可能性がある、検知から録画開始までタイムラグがある、人通りが多い箇所だと常時録画と変わらないなどの注意点も認識しておくことが必要です。

動体検知機能を備えたカメラは、店舗や倉庫の防犯、情報漏洩の防止、駐車場での車両ナンバー検知などに活用されています。

動体検知機能のある防犯カメラを設置したいときは、USEN Cameraがおすすめです。USEN Cameraは導入から設置後まで24時間・365日の電話サポートが受けられるので、カメラの故障など万が一のトラブル時にも迅速に対応してもらえ、店舗運営に集中することができます。

テクニカルスタッフが店舗現地を訪問し、多彩なラインアップの中から最適な製品を最適な場所に設置できるようにサポートいたします。防犯カメラの設置をご検討の際は、ぜひお問い合わせください。

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