ドーム型防犯カメラの見え方は?メリットや適した設置場所を解説

ドーム型防犯カメラの見え方は?メリットや適した設置場所を解説

2024年10月24日

「店舗やオフィスの防犯対策が不十分ではないかと不安を感じている」といった悩みを抱える中小企業のオーナーや店舗管理者の方も多いのではないでしょうか。

実際に、適切な防犯対策を怠ると、窃盗や不正行為のリスクが高まり、事業に深刻な影響を及ぼす可能性があります。そこでおすすめなのが、ドーム型防犯カメラです。

本記事では、防犯に役立つドーム型防犯カメラの特徴や見え方、効果的な設置場所について詳しく解説します。

目次

  1. 1. そもそもドーム型防犯・監視カメラとは
    1. ドーム型防犯カメラの種類
  2. 2. ドーム型防犯カメラの見え方
    1. 約360度の視野をカバーする
    2. 四隅が曲がったように見える
  3. 3. ドーム型防犯カメラのメリット
  4. 4. ドーム型防犯カメラに適した設置場所
    1. 屋内
    2. 屋外
  5. 5. ドーム型防犯カメラを導入する際の注意点
    1. 利用用途・目的に適したタイプを選ぶ
    2. 設置方法を間違えると死角ができ、効果が薄れる
  6. 6. ドーム型防犯・監視カメラなら、USENカメラがおすすめ!

そもそもドーム型防犯・監視カメラとは

そもそもドーム型防犯・監視カメラとは

ドーム型防犯・監視カメラは、その丸みを帯びたデザインにより、目立ちにくく、設置場所の美観を損なわないという利点があります。また、広角レンズや魚眼レンズが搭載されており、設置場所を中心に広範囲の監視が可能なことや、カメラの向きが外部から判別しにくいため犯罪の抑止力としての効果が高いこともメリットです。

以下では、ドーム型防犯カメラの基礎知識をより詳しく解説します。

ドーム型防犯カメラの種類

ドーム型防犯カメラには以下2つの形状があります。

  • 半球型

  • 全球型

半球型カメラは、単一のレンズを使用してカメラの水平方向360度と、上半分の視野をドーム状に撮影します。このタイプは主に店舗の天井や壁に設置されることが多く、広い室内空間や通路の監視に適しています。半球型の設計により、カメラは目立たずにスムーズに環境に溶け込むのが特徴です。

一方、全天球型カメラは前後に2つのレンズを搭載しており、これらのレンズで撮影した映像を合成して360度全方向の視野を実現します。この設計により、カメラの上下を含む完全な球状の視野が得られ、一度に非常に広い範囲を記録できます。全天球型は、大規模な屋内空間や屋外エリアなど、広範囲の監視が必要な場所に有用です。

それぞれ異なる特徴を持つため、用途や設置場所に応じて、適切なタイプを選択することが重要です。

なお、いずれの形状においても、PTZ機能が搭載されていることが多いです。PTZ機能とは、「Pan(パン):水平方向の回転」「Tilt(チルト):垂直方向の傾斜」「Zoom(ズーム):拡大」の操作が可能な機能です。この機能により、カメラを遠隔で自由に操作し、必要な部分を詳細に監視できます。

ドーム型防犯カメラの見え方

ドーム型防犯カメラの見え方

ドーム型防犯カメラの大きな特徴は、その独特な見え方にあります。以下では、映像の特性について解説します。

約360度の視野をカバーする

前述の通り、ドーム型防犯カメラは、その形状を活かして機種によっては水平方向約360度の視野をカバー可能です。この特徴により、1台のカメラで広範囲を監視でき、死角を最小限に抑えられます。ただし、厳密に360度ではなく、実際には死角が生じるため、345度程度の視野となります。

四隅が曲がったように見える

ドーム型防犯カメラの映像では、画面の四隅が曲がったように見える現象が発生することがあります。具体的には、映像の中心部分は正常に見えるものの、周辺部分が膨らんだように歪んで表示されます。この歪みは、広角レンズを使用することで生じる光学的な歪みが原因です。

この現象は広い範囲を一度に撮影する際に生じる副作用ですが、多くの最新のドーム型カメラには画像補正機能が搭載されています。そのため、実際の映像確認の際には、歪みの少ない映像を確認することができます。

ドーム型防犯カメラのメリット

ドーム型防犯カメラのメリット

ドーム型防犯カメラは1台で幅広い範囲を録画できるため、従来の固定カメラと比較して必要な設置台数を減らせます。これにより、カメラ導入の初期費用だけでなく、設置工事費やその後のメンテナンス費用も軽減できるでしょう。

ドーム型防犯カメラの多くは複数の表示モードを備えています。「魚眼モード」では、円形の画像内に360度全方向を表示します。映像の端が歪む傾向がありますが、場所の全体像を一目で把握するのに適しています。

「ダブルパノラマモード」は、360度の映像を2つの180度パノラマ画像として縦に並べて表示します。歪みが少なく、通常のカメラ映像に近い見え方になるのが特徴です。

「4分割モード」では、撮影した映像を4つに分割して表示します。これにより、4台のカメラを個別に設置したかのように、特定の場所や方向を詳細に確認することができます。

これらのモードを状況に応じて使い分けることで、1台のカメラで多様な監視方法ができるのがドーム型防犯カメラのメリットです。

ドーム型防犯カメラに適した設置場所

ドーム型防犯カメラに適した設置場所

ドーム型防犯カメラの効果的な活用には、適切な場所への設置が重要です。屋内と屋外それぞれの環境に応じた設置場所について、詳しく見ていきましょう。

屋内

屋内での設置シーンとしては、以下の5つが挙げられます。

  • オフィス

  • ホテル

  • 小売店

  • 教育施設

  • 文化施設

オフィス

オフィスでドーム型防犯カメラを用いると、防犯対策はもちろんのこと、来客者の把握や社員の勤務状況の確認なども可能です。

しかし、プライバシーへの配慮も忘れないようにしましょう。個人情報を扱う場所や休憩室などでの設置はなるべく避け、設置する場合はカメラの存在を明示することが重要です。また、導入目的や運用方針について社員に十分に説明し、理解を得ることも大切です。

ホテル

ホテルでドーム型防犯カメラを設置する際には、ロビー、フロント、非常階段、エレベーターホールなどの共用部分が最適です。これらの場所にカメラを設置することで、不審者の早期発見がしやすくなります。また、犯罪の抑止力となり、宿泊者には快適で安全な宿泊環境を提供できます。

小売店

小売店にドーム型防犯カメラを設置すると、防犯対策とマーケティングの両面で活躍します。防犯面では、特に店舗の出入口など、比較的死角の少ない場所に設置すると効果的です。陳列棚の多い場所では死角ができやすいため、従来型カメラとの併用が望ましいでしょう。万引き防止や不審者の早期発見が期待できます。

マーケティングの観点では、カメラ映像を分析することで、顧客属性や顧客の購買行動パターンの把握が可能になります。例えば、顧客の滞留箇所や通りやすい経路を把握することで、商品配置の最適化や効果的な販促物の設置場所を見つけられるでしょう。

教育施設

教育施設にドーム型防犯カメラを設置する際には、校門、廊下、教室の入口などが効果的です。これらの場所にカメラを設置することで、不審者の侵入を抑制できるのはもちろん、生徒間のトラブルも早期に発見でき、迅速な対応が可能になります。また、閉館時の安全確認にも役立ち、施設全体のセキュリティが向上します。

文化施設

博物館、美術館、展覧会などの文化施設でも、ドーム型防犯カメラの設置が効果的です。貴重な展示物の周辺や施設の入口、出口に設置するとよいでしょう。これにより、展示品の盗難や破損のリスクを軽減できます。また、来場者の安全確保やトラブル防止にも役立ち、文化財保護と快適な鑑賞環境の両立ができるでしょう。

屋外

屋外でも多様なシーンで設置可能ですが、ここでは建設現場と駐車場を例にご紹介します。なお、屋外設置では、長期的に稼働できる耐環境性能に優れたカメラを選択することがポイントです。

建設現場 

建設現場でドーム型防犯カメラを設置すると、工事管理と防犯の2つのメリットが得られるでしょう。立体的な映像により現場状況を把握しやすくなり、安全管理の向上にもつながります。遠隔地からのリアルタイム監視も可能となるため、防犯はもちろんのことマネジメントにも活かせるでしょう。また、防犯面では夜間の資材盗難防止などに効果的です。

駐車場

駐車場でドーム型防犯カメラを設置すると、広範囲をカバーできるため、車両の盗難防止や事故抑止に効果的です。ただし、駐車場の構造によっては死角が生じる可能性があるため、死角が生じる場合は追加でカメラの設置が必要です。

ドーム型防犯カメラを導入する際の注意点

ドーム型防犯カメラを導入する際の注意点

ドーム型防犯カメラの導入に際しては、適切なカメラの選択と設置が重要です。以下では、導入時に注意すべき重要なポイントについて詳しく解説します。

利用用途・目的に適したタイプを選ぶ

利用用途・目的に合ったカメラを選ぶことが大切です。例えば、ドーム型防犯カメラを屋外で使用する場合は、防塵・防水性能の高いモデルを選びましょう。IP66以上の防水規格を持つカメラなら、雨や埃にも十分に耐えられます。

また、夜間の監視が必要な場合は、赤外線機能付きのカメラを選択しましょう。赤外線機能付きのカメラであれば、暗闇でも鮮明な映像を捉えられます。さらに、高解像度や広角レンズなど、具体的な監視ニーズに合わせた機能を持つモデルを選ぶことで、より効果的な防犯システムを構築できます。

設置方法を間違えると死角ができ、効果が薄れる

ドーム型防犯カメラを設置する際に、誤った方法で設置してしまうと、思わぬ死角が生まれ、監視の効果が大幅に低下する恐れがあります。

設置時の主な注意点として、高さと角度の調整が挙げられます。カメラを適切な高さに設置し、監視したい領域全体をカバーできるよう角度を調整しましょう。また、複数のカメラを設置する場合は、それぞれの監視範囲が重なるように配置し、死角を最小限に抑える工夫が必要です。

さらに、カメラの向きや周囲の環境にも注意が必要です。例えば、直射日光や強い光源に向けて設置すると、逆光により映像が見づらくなる可能性があります。また、樹木や柱などの障害物によって視界が遮られないように、設置位置を慎重に選ぶことも大切です。

これらの点を考慮して適切な場所に設置・配置するには、専門知識や経験が必要となるため、プロの業者に設置を依頼するのが賢明です。プロによる設置によって、防犯効果を最大限に高められるでしょう。

ドーム型防犯・監視カメラなら、USENカメラがおすすめ!

ドーム型防犯・監視カメラなら、USENカメラがおすすめ!

ドーム型防犯カメラを導入することで、幅広い範囲の映像を撮影でき、防犯性を高められます。ドーム型防犯カメラを導入する際には、USENカメラがおすすめです。

USENカメラは、単にカメラを提供するだけでなく、顧客のニーズに合わせた機種の提案から設置までトータルでサービスを提供できるのが強みです。

USENカメラが取り扱うドーム型カメラは、パン345度、チルト117度の広範囲な撮影が可能です。遠隔操作もできるため、スマートフォンやパソコンから店内の様子を確認できます。録画方法はSDカードによるローカル録画とクラウド録画から選択可能で、最大360日間の長期録画にも対応しています。

さらに、AI機能により来店客の属性分析や顔認証による顧客管理も可能です。24時間365日の電話サポートに対応しており、プロが設置工事を代行してくれるため、防犯カメラの導入経験が無くても安心かつ効果的に導入いただけます。

USEN Cameraでは、「防犯・監視カメラ2台/PoE給電HUB/AIベースユニット」のセットで、月額2,480円~提供しているため、この機会にぜひご検討ください。

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