社内イベントを盛りあげるために市販のCDを使用する場合にも、著作権の問題が発生することをご存じでしょうか。「自社で購入したCDだから問題ないのでは？」と考える方もいるかもしれませんが、社内イベントで音楽を流すときにも著作権の問題が発生します。 そこで今回は「社内イベントは営利目的に入るのかどうか」についてお話し、さらに著作権に違反せずにBGMを流す方法についてご紹介します。
目次
営利・非営利目的での著作権の取り扱い
ここでは営利目的のイベントと非営利目的のイベントの違いと、それぞれの条件での著作権の取り扱いについてご紹介します。
著作権が適用される営利目的のイベントの場合
営利目的とは、利益を得ることを目的とした活動のことを指します。顧客から料金を受け取るような営利目的のイベントを開催する場合、著作権料が発生します。くわえて美容院や喫茶店といったお店など、営利目的としている活動団体がイベントを開催する場合も著作権使用料を支払う必要があります。
このように営利目的で行うイベントでは、著作権の許可を得たうえで音楽を使用しなければ法律違反となってしまうため、事前に申請が必要です。
非営利目的のイベントの場合
非営利目的とは、営業・活動からの利益を目的としないことを指します。営利を目的としていない場での音楽の利用については「著作権法第38条第1項」に定められています。
「営利を目的としない上演等 著作権法第38条第1項」
簡単に説明すると、「非営利目的で音楽を利用する場合」とは観客や参観者などから料金を受け取らず、出演者などにも報酬を支払わない場合のことを指します。そのため、非営利目的であれば著作権に関係なく音楽を使用することが可能です。
社内イベントは営利？非営利？
ここでは、社内イベントは営利・非営利のどちらに該当するのかついてご紹介します。
対価を得ていなくても営利目的扱いになる
社内イベントでBGMを使用する場合は、直接対価を得ていなくても「営利目的」として扱われます。これは、会社自体が営利目的として活動している団体であるためです。
音楽を利用しながら社内イベントを行うことで結果的に社員のモチベーションが上がり、売上アップにつながるという解釈がされていることも理由としてあげられます。
社内イベントで安心して音楽を使う方法とは？
社内イベントで安心して音楽を使うためには、事前にJASRACに申請しておくことが大切です。JASRACが管理する楽曲であれば、JASRACに申請することで利用可能になります。
しかしこのような申請や手続きに時間をかけたくない場合は、企業向けの音楽配信サービスを利用する方法もあります。最後に、社内イベントで著作権を気にせずBGMを使える音楽サービスについてご紹介します。
著作権を気にせずBGMを使うなら「USEN MUSIC」がおすすめ
前述したようなJARACへの申請手続きや支払いなどの手間をかけたくない場合には、業務用BGMサービス「USEN MUSIC」 がおすすめです。
「USEN MUSIC」にはサービス利用料にJASRACへの使用料も含まれているため、楽曲の著作権を気にせず安心してBGMを流せます。サービスのための特別な工事は不要で、コンセントに挿してボタンひとつで、すぐにBGMを流せます。楽曲数も豊富で音楽ジャンルも多彩なので、イベントイメージにぴったりな選曲ができるでしょう。
まとめ
今回ご紹介したように社内イベントでBGMを流す場合は、観客や参観者などから利益を受け取らない場合でも営利目的となるため著作権が発生します。そのため、社内イベントでBGMを利用するときはJASRACなどの著作権管理事業者に申請するか、「USEN MUSIC」などの楽配信サービスを利用する方法があります。
音楽の著作権を守りながら、BGMで社内イベントの雰囲気をもりあげましょう。
