卸売業者が店舗アプリの代理店になって実現できる3つのこと
2019/2/12
店舗業務の効率化をサポートする店舗アプリは、働き手不足に悩むオーナーの力強い味方として人気を集めています。
店舗アプリの普及にともない、顧客にアプリを紹介する代理店も増えてきていますが、中でも卸売業者は店舗アプリの代理店として利益を出しやすい職種とされています。
なぜ卸売業者は店舗アプリの代理店に適しているのか、代理店になるとどんなメリットがあるのかなど、気になる情報をまとめました。
店舗業務の効率化に役立つ!店舗アプリの特徴と代理店の基礎知識
「店舗アプリ」とは、店舗業務を効率化する機能を備えたアプリケーションの総称です。
搭載されている機能はアプリによって異なりますが、代表的なものとしては発注や精算、顧客管理、在庫管理などを一元化した「POSレジアプリ」や、理美容院などでよく使われる「予約台帳アプリ」、従業員のシフトを管理できる「勤怠管理アプリ」などが挙げられます。
どれを利用するかは業種や業態によってまちまちですが、いずれのアプリも店舗業務にかかる手間と時間を省くことができます。現在、小売店や飲食店を中心にさまざまな店舗で店舗アプリが導入されています。
そんな店舗アプリをパートナー会社の委託を受けて紹介するのが代理店の役割です。
本業で獲得した顧客に対し、それぞれの業種に見合った店舗アプリを紹介するのが主な業務です。正式に契約が締結されれば、紹介案件ごとに手数料を受け取れる仕組みになっています。
いわば副業のようなものですが、本業の際に店舗アプリを併せて紹介するだけでOK。業務に多くの時間や手間を取られる心配はありません。店舗アプリの代理店業務は、無理なく続けられる収入源として注目されています。
ビジネスチャンスをつかみやすい!卸売業者が店舗アプリの代理店になるメリット3つ
卸売業者が店舗アプリの代理店になると、主に3つのメリットがあります。
1. 代理店として利益を出しやすい
代理店は顧客に商材を紹介し、正式に契約が締結された場合、のちにパートナー会社から手数料が支払われるため、報酬は歩合制です。
ただやみくもに店舗アプリを紹介しているだけでは利益を出すことはできず、期待していたほどの収入源にならないことがあります。
一方、卸売業者は店舗アプリの利用率が高い飲食店や小売店と取引を行っているため、アプリに興味・関心を持ってもらう確率が高い傾向にあります。
ターゲット層を絞り込んで店舗アプリを紹介すれば、効率よく利益を出すことができるでしょう。
2. 顧客との親密度がアップする
店舗アプリのシェア率は近年右肩上がりになっているものの、まだまだ知名度は低く、その存在すら知らないという店舗もめずらしくありません。
しかしながら、少子高齢化が進む現代日本では、生産年齢人口の減少が著しく、いわゆる働き手が不足して業務のやりくりに四苦八苦している店舗が数多く存在します。
店舗アプリはさまざまな業務を効率化し、労働力不足の解消や人件費の削減に貢献してくれるので、人手不足に悩む店舗に大変喜ばれます。
店舗の運営に役立つアプリを紹介すれば、店舗オーナーや店長からの信頼も厚くなり、紹介報酬を得られるだけでなく、本業にもよい効果をもたらします。
3. 店舗が繁盛し、本業の売上アップも期待できる
材料などの発注量の増加・減少は、店舗が繁盛しているかどうかに比例するため、卸売業者にとって取引先の業績は決して他人事ではありません。
売上の伸び率や集客率に悩んでいる取引先があったら、集客支援に特化した店舗アプリを紹介してみましょう。
インターネットが普及している今、サイトやアプリを使った広告・宣伝は当たり前のように行われています。しかし、サイトやアプリの具体的な作り方がわからず二の足を踏んでいる店舗もいまだ多く存在します。
集客支援型の店舗アプリの中には公式アプリの作成をサポートしてくれるものもあり、プログラミングなどの専門知識がなくても簡単に自店のアプリを作ることができます。
公式アプリにはユーザーに対して新しいお知らせやお得な情報をリアルタイムに届けられる機能が搭載されています。また、スタンプカードやポイントカードなどリピーター獲得に役立つ機能も付いていて、アプリを通じて店舗の利用を促せる仕組みになっています。
ほかにも、店の知名度アップに効果的なグルメサイトを紹介するなど、代理店として取引先の集客を支援できます。
取引先の業績がアップすれば、必然的に卸売業者への発注も多くなり、本業にもよい影響をもたらしてくれます。
店舗アプリの種類やノルマに注意!卸売業者が店舗アプリの代理店になるときに気を付けたいポイント
卸売業者は店舗アプリの代理店と相性がよく、利益を出しやすい業種ですが、代理店契約を結ぶ際は、以下の点に注意することが大切です。
1. 自社の顧客に合った店舗アプリを提供している会社とパートナーになる
「店舗アプリ」といっても機能や特徴はさまざまで、飲食店向けのアプリもあれば、理美容院向けのアプリも存在します。
どのような店舗アプリを扱っているかはパートナー会社によって異なるので、自社の顧客に合った店舗アプリを提供している企業を選ぶようにしましょう。
2. 代理店を始めるのにコストがかからないところを選ぶ
代理店契約の内容は会社によって異なり、中には契約金や登録料を徴収するところもあります。
着実に利益を出せればよいですが、代理店業務はあくまで本業の合間に行うものなので、本腰を入れて業務に当たることはできません。
そのため、店舗アプリと自社の顧客との相性が悪いと契約になかなか結びつかず、まったく利益を出せないことも考えられます。
その場合、契約金や登録料の分だけ損をしてしまうことになります。ですので初期投資なしで代理店業務を始められる会社を探すほうが無難です。
3. 毎月のノルマに注意!マイペースで続けられるところがベスト
代理店は紹介案件ごとに成功報酬をもらう歩合制ですが、会社によっては毎月のノルマを設定しているところもあります。
月々のノルマがあると、目標達成のためにそれなりの手間や時間を割かなければならないこともあり、本業に影響が出てしまうおそれがあります。
パートナー会社の方も代理店契約を結んでいる以上、一定の成果を求めてくるのはやむを得ないところですが、「毎月○件以上」というように厳しいノルマを課してくるところは避けた方がよいでしょう。
4. 簡単な基礎知識はチェックしておく
顧客と商談を行い、契約手続きをするのはパートナー会社の仕事です。そのため、代理店側は店舗アプリについて熟知していなくても問題ありません。
ただ、店舗アプリを紹介する際に、特徴や魅力を簡単に説明するだけで、顧客の興味・関心は惹きやすくなるでしょう。基本的な知識のみで十分ですので、店舗アプリごとの特徴をチェックして、顧客に伝えられるよう心掛けましょう。
卸売業者の顧客は店舗アプリとの相性抜群!適切なアプリを紹介して利益を出そう
卸売業者の顧客となる飲食店や小売店などは店舗アプリとの相性がよく、契約につながりやすい傾向にあります。
業者によって顧客の職種や業種は異なるので、自社の顧客層に合った店舗アプリを取り扱っている会社と代理店契約を結ぶようにしましょう。
便利な店舗アプリは顧客に喜ばれますし、店舗の売上がアップすれば卸売業者への発注も増えるので、一石二鳥の効果が期待できます。
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