ロボットでの配膳を徹底し20店舗以上へ導入!「れんげ食堂 Toshu」が実現した効率化と顧客満足度向上

ロボットでの配膳を徹底し20店舗以上へ導入!「れんげ食堂 Toshu」が実現した効率化と顧客満足度向上

れんげ食堂 Toshu
中華料理
れんげ食堂 Toshu
オリジン東秀株式会社 大村伊貴 様、佐藤あゆみ 様
導入サービス:

中華料理
れんげ食堂 Toshu 様

目次

  1. 人手不足で起きる課題は最小限に
  2. 徹底的に配膳ロボットを活用することで実現した業務効率化
  3. 配膳ロボット活用で生まれた空き時間で清掃を徹底
  4. ディスプレイ広告を活用してお店の魅力を発信

課題

  • コロナ禍の採用活動停止による人員不足
  • 衛生面への配慮

導入の決め手

  • 人員不足を解消し、なおかつ衛生面への配慮が可能

成果

  • 人員不足で起きる課題の解消
  • 下善業務の負担軽減
  • 店内清掃の強化

ボリュームある中華料理をリーズナブルな価格で楽しめる人気チェーン店「れんげ食堂Toshu」。こちらでは、ディスプレイ付き配膳ロボット「KettyBot」シリーズを活用しており、配膳・下膳の効率化を実現しています。

そこで「れんげ食堂Toshu」を運営するオリジン東秀株式会社 外食第2営業部 部長 大村様と、現在、商品開発部 商品開発グループで、トップクラスの配膳ロボットの稼働率を誇っている調布店の店長をかつて務めていた佐藤様に、導入のきっかけや、活用方法を伺いました。

人手不足で起きる課題は最小限に

大村部長 配膳ロボット導入のきっかけは、コロナ禍における外食業界全体の営業時間短縮と、それに伴う採用活動の一時停止でした。採用をストップしたことで人員不足になり、加えて、衛生面を気にするお客様も多くいらっしゃいました。そこで、人員不足の解消と衛生面への配慮という二つの課題を同時に解決できると考え、配膳ロボットの導入を決めました。

営業時間の正常化に伴い採用活動を再開しましたが、店舗運営に必要な人員をすぐに確保することはできませんでした。その時に活躍してくれたのが配膳ロボットです。配膳・下膳業務をロボットが担うことで、0.5人から1人分の活躍をしてくれたと思っています。

現在、スタッフ数は十分に確保できていますが、スタッフの中心が学生なので、卒業や就職によって2〜3年周期で入れ替わります。そのため、長年働いてくれたスタッフが退職し、また新たな人材を育成するというサイクルは避けられませんが、配膳ロボットが業務をサポートすることで、人員不足で起きる課題は最小限に抑えられています。

今では、配膳ロボットが一番のベテランスタッフです。

オリジン東秀株式会社 外食第2営業部 部長 大村様

徹底的に配膳ロボットを活用することで実現した業務効率化

佐藤様 導入当初は、配膳ロボットの扱いに慣れないスタッフもいましたが、せっかく導入したロボットが活用されないまま撤去される事態だけは今後の店舗運営を考えていく上で避けたかったため、まずはスタッフ全員が徹底的にロボットを使用するオペレーションを実施しました。

徐々に操作に慣れるにつれて、2段トレーを同時に使いこなせるスタッフも増え、配膳だけでなく下膳でも積極的に活用することで、業務効率は大幅に向上していきました。

また、導入当初はお客様にアンケートを実施し、配膳ロボットによるサービスについてご意見を伺いました。その結果、否定的な意見はほとんどなく、むしろ「スタッフが料理を配膳してくれたが、ロボットに配膳してもらいたかった」という声が寄せられるほど好評でした。

当初は、スタッフによる配膳とロボットによる配膳を併用していましたが、お客様からのご意見を受け、すべての配膳をロボットに切り替えることにしました。正直なところ、スタッフとロボットで分担した方が時には効率的です。ですが、様々なお考えのお客様がいらっしゃいますので配膳手段に関するお申し出を最小限にするという意味でも、すべてのお客様に平等に配膳するために「1名様でもロボットが配膳する」というルールを徹底しました。

ルールを明確化することで、「ロボットでの配膳が苦手なお客様」にも、「すべてのお客様にロボットが配膳するルールで運用しています」と説明できるようになり、ご理解いただけるようにもなりました。 

れんげ食堂Toshu調布店の店長経験もあるオリジン東秀株式会社 商品開発部 商品開発グループ 佐藤様

配膳ロボット活用で生まれた空き時間で清掃を徹底

佐藤様 他のスタッフとも話すのですが、配膳ロボットの導入で、特に下膳業務の負担が大幅に軽減されました。下膳が迅速に行えることで、次のお客様をスムーズにご案内できるだけでなく、ロボットが下膳を行っている間にテーブルを清掃し、常に清潔な状態を保つことができます。

下膳業務の効率化により生まれた時間を有効活用するため、スタッフには「手が空いた時間はお店の清掃を」という意識を共有しています。比較的落ち着いているアイドルタイムにおいても、清掃に力を入れることができ、常に清潔な店内環境を維持することができています。

このような取り組みは、スタッフの衛生意識向上にも繋がっていると感じています。

大村部長 当店は「町中華」をコンセプトにしていますが、女性のお客様にも快適にご利用いただけるよう、清潔感のあるお店づくりを心がけています。床やテーブルが油でベトベトしているといった町中華のイメージを払拭し、常に清潔で快適な空間を提供したいと考えています。

れんげ食堂Toshu調布店ではすべての席にロボットで配膳している

ディスプレイ広告を活用してお店の魅力を発信

大村部長 20店舗以上に導入している配膳ロボットのディスプレイに表示するメニュー広告は、本部で決めていて、季節限定商品やランチメニュー、新メニューを中心に表示しています。お子様は興味津々でロボットを見ていることが多いのですが(笑)、大人の方も無意識のうちに目にしているはずですので、メニューの訴求効果はあると考えています。その場でのご注文はもちろん、次回ご来店時などのご注文につながれば良いと思っています。

れんげ食堂Toshuでは、「中華料理=れんげ食堂Toshu」を目標に、リーズナブルな価格でボリューム満点の中華料理を提供しています。

配膳ロボットのディスプレイ広告も活用しながら、当店の魅力を発信し、男性、女性、ご家族連れなど、より多くのお客様に気軽にご利用いただけるお店づくりを今後も目指していきたいです。

ディスプレイには季節限定メニューやランチメニュー、新商品を表示

取材日:2025年5月 8日

  • 掲載内容は取材当時のものです
導入サービス:

れんげ食堂 Toshu
オリジン東秀株式会社 大村伊貴 様、佐藤あゆみ 様

東京都小島町2丁目51−9
座席数:36席、従業員数:23人(2025年4月30日現在)