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視覚障害者向け有線放送機器の試作機を
第70回全国盲人福祉大会 福祉機器展に出展

2017年05月25日
株式会社 USEN

株式会社 USEN(本社:東京都港区、代表取締役社長:田村公正 以下、USEN)は、視覚障害者向け有線放送機器の試作機を第70回全国盲人福祉大会 福祉機器展に出展いたします。なお、視覚障害者向け有線放送機器の製品化は、2017年夏以降を予定しています。

音楽放送を通じた社会福祉活動

USENでは、1988年(昭和63年)より、視覚に障害のある方に向けた日本で唯一の専用ラジオ番組「JBS日本福祉放送」の再送信や点字による番組表でのご案内、月額利用料の特別提供など、視覚障害者の日常生活における情報取得手段の一つとしてUSEN音楽放送をご活用いただいています。

視覚障害者向け有線放送機器の開発

30年近い活動の中ではニーズの多様化や機器の高機能化に伴い、既存のサービスでは視覚障害者が使いにくい点が散見されるようになりました。より使いやすい新たな機器を開発するため、厚生労働省(実施団体:公益財団法人テクノエイド協会)による「平成27年度及び28年度障害者自立支援機器等開発促進事業」に応募し、「視覚障害者向け有線放送機器の開発」が採択されました。

視覚障害者向け有線放送機器は、お客様からの「いま流れている番組名や内容がわからない」「リモコンが複雑で操作が難しいので人に頼んで番組を変えている」「どのボタンを押したのか操作内容が分からない」「番組名や曲名を音声で案内してほしい」などのご意見をきっかけに2年前に開発が始まりました。
視覚障害者のニーズに応えるため、「分かりやすく確実な操作が可能なリモコン」と「文字情報を音声で案内可能なチューナー」を目指して試作機を製作し、社会福祉法人日本盲人会連合をはじめとした視覚障害者関連団体の協力による実証試験を経て、「分かりやすい新型リモコン」と「音声案内チューナー」を開発いたしました。

本視覚障害者向け有線放送機器の試作機は、既に公益財団法人テクノエイド協会主催の障害者自立支援機器「シーズ・ニーズマッチング交流会2016」に出展し、ご来場のお客様に「分かりやすい新型リモコン」や「音声案内チューナー」を実際にご体験いただき、大変ご好評をいただきました。

全国盲人福祉大会 福祉機器展に出展

この度、5月26日(金)、27日(土)に徳島市で開催される「第70回全国盲人福祉大会 福祉機器展」に、試作機をご紹介するブースを出展します。ブースでは機器を実際にご体験いただける環境をご用意しています。

【展示会概要】
展示会名称:
第70回全国盲人福祉大会 福祉機器展
会期:
2017年5月26日(金)、27日(土)
会場:
ホテルクレメント徳島 4Fホワイエ(徳島県徳島市寺島本町西1丁目61番地)
主催:
社会福祉法人日本盲人会連合、公益財団法人徳島県視覚障害者連合会

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