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店舗DX導入エピソード | 事例.013

分析をもとに考案した新メニューの
“アナゴ”のサンドイッチがSNSなどで高評価をいただきました

すし食堂ito

すし食堂ito:メイン画像

阪急神戸三宮駅西口の高架下に立ち並ぶ店の中に『すし食堂ito』があります。2021年10月のオープンに伴い、タブレットPOSレジ「USENレジ FOOD」やオーダーシステム「USEN HANDY」、モバイルオーダーシステム「USEN SelfOrder MOBILE」など、店舗運営に必要な各DXサービスを導入。
USENのDXサービス導入後の効果を、店舗の運営に携わっている株式会社カラーズエンターテイメントの杉本さんと料理人の伊藤さんにうかがいました。

導入サービス

  • 通信USEN AIR
  • POSレジUSENレジ FOOD
  • オーダーシステムUSEN HANDY
  • オーダーシステムUSEN SelfOrder MOBILE
  • キャッシュレス決済USEN PAY
  • キャッシュレス決済USEN PAY QR
  • 店舗BGMUSEN MUSIC

サポートの顔が見えることへの安心感

――杉本さん USENのDXサービスを導入して最初に感じたことは“USENの担当者の顔が見える”ことです。弊社では『すし食堂 ito』のほかにも複数店舗の飲食店を運営していて、ここの店舗を除く全店舗には他社タブレットPOSレジを導入しています。他店舗で使用しているタブレットPOSレジのサポートは、主にメールになるため、返信が返ってくるまで時間がかかったり求めている回答ではなかったりします。そのため対応に不満を感じていました。低コストで導入したので仕方がないと感じていますが、現場のことを理解して何かあったとき、すぐに駆けつけてくれるような寄り添った対応を求めていました。
このような要望が生まれる中、ここ『すし食堂ito』のオープンが決定。その際にUSENからタブレットPOSレジの「USENレジ FOOD」をはじめとするDXサービスを紹介いただいたんです。USENでは担当者が丁寧にサポートをしてくれるとのことでしたので、今回の導入に至りました。それに業務に必要なサービスを一気通貫で提供している点も魅力を感じましたね。
導入後は窓口・レクチャー・設置設定・フォローの面で各担当者が弊社や店舗のことをしっかり把握したうえで店舗へ訪問して対応してくれました。そのため誰に対応いただいたのか分かるため安心して使用することができています。サポートいただく中で一番嬉しかったことは、弊社の窓口を担当してくれているUSENの営業担当者に、「分からないことがあったらいつでも連絡してくださいね」と言っていただいて、実際に連絡すると何でも親切に答えてくれることです。これまで使用していたサービスとのギャップもあるのですが、この対応がとてもありがたいと感じています。

すし食堂ito:イメージ画像1

オーダーのシーンに合わせたサービスで対応することが料理提供の質を向上させる

――伊藤さん 1階が立ち食い(2021年11月時点)、2階が着座スタイルの当店では、1階にオーダーシステムの「USEN HANDY」、2階にモバイルオーダーシステムの「USEN SelfOrder MOBILE」を導入していますが、フロアごとの異なるオペレーションにマッチした使い方ができています。
コの字型のカウンターになっている1階では、寿司を握る私がお客様から注文を聞き、その商品をスタッフが「USEN HANDY」に打ち込むオペレーションを取っています。手書きで注文を受けていたときよりも、1人で対応できるお客様の人数を増やせましたし、一番拘りたい料理に集中できます。それに、お客様側からしても寿司を握る手で食材以外に触れられるのは嫌だと思うんです。衛生面の観点からも利便性を感じています。

――杉本さん 「USEN HANDY」では、注文を受けたりメニューの更新を行なう本来の使用方法のほかに、当店ではSNSでの投稿やグルメサイトでの予約確認などでも活用しているため無くてはならない存在となっています。さらに「USENレジ FOOD」など他のDXサービスとも連携が取れるのでありがたいですね。

また、「USEN SelfOrder MOBILE」も当店には欠かせないDXサービスです。
当初は1階も2階も「USEN HANDY」だけで考えていたのですが、「USEN HANDY」では、スタッフを2階に常時待機させておかないといけませんでした。2階はコース料理などゆっくりと食事をされたいお客様にご利用いただいていますが、コース料理は決まった食事になりますし、ドリンクもひっきりなしに注文が入るわけではないため、この運用では人件費がもったいないなと。なのでお客様自身で注文していただける「USEN SelfOrder MOBILE」も追加で導入したんです。これによって、スタッフを2階に常時待機させておく必要がなくなったため、ホールスタッフ1人分の人件費を縮小できています。

当店のオペレーションに沿ったDXサービスを一つの会社で選べる点は他社では実現できないことだったのでUSENで導入して良かったと感じています。

すし食堂ito:イメージ画像2

お客様の『おいしい』を引き出すのは料理人のアイデア

――杉本さん USENのDXサービスは、運営を管理する側である私と料理人として店に立つ伊藤のどちら側の視点からも便利なサービスだと感じています。

管理側からしてみれば、飲食店におけるDXは料理人の力や店舗の力が最大限に発揮できるようなものであってほしい。USENのDXサービスは、そこに手が届いていると思います。

たとえばABC分析では、いままで気付けなかったニーズが見えてきました。現在、当店では寿司に合うワインを注文して欲しいと思っていて、スパークリング、白、赤を提供しています。その中でもスパークリングは一番注文が多いだろうと想定していたのですが、実際に一番売れたのは白ワインだったんです。驚きつつもニーズを的確に捉えられるようになったことは運営していくうえで貴重なデータになっています。
料理の面でも、新しい取り組みを実施できています。当店ではアナゴが系列店舗と比べて多く注文されることが日々の売上を分析することで分かってきました。これは当店の強みになります。このデータをもとに、伊藤はアナゴのサンドイッチを考案してくれました。早速、試験的にメニューに加えたところ、SNSなどで「おいしい」や「アナゴとパンの組み合わせが意外だけどマッチしてる」などのお声を目にしています。看板メニューとしていましたが、コロナ禍の影響で仕入れを調整したため、現在では裏メニューとして常連さんにのみ提供しています。そこでも人気を博していますよ。

今まではニーズが分からない故に受け身の姿勢でいた店舗側が、グラフなどの視覚で読み取れるデータがあることで、強みを生かした新メニューを自発的に考案できるんですよね。
オープンして2ヶ月足らずですが、USENのDXサービスのおかげで良いスタートが切れていると思います。

すし食堂ito:イメージ画像3
すし食堂ito:店舗画像

すし食堂ito

1階と2階のスタイルが違う空間で、和の職人が繰り広げる多彩な「鮨」を堪能できます。鮨の固定概念を覆したカジュアルな様相や駅からすぐの場所にあることから若い女性に人気があるお店です。

住所
兵庫県神戸市中央区北長狭通1-31-30