本部も店舗も来店客も!三⽅よしな簡略化オペレーション

本部も店舗も来店客も!
三⽅よしな簡略化オペレーション

株式会社エスエルディー
飲食店
株式会社エスエルディー
取材・撮影場所:kawara CAFE&DINING 横浜店 様
導入サービス:
飲食店
株式会社エスエルディー 様

目次

  1. 導入背景 変化が求められたコロナ禍、未来を⾒据えた施策のひとつとして導⼊ 
  2. 導入効果① 注⽂や会計のミスを防いで、スタッフも来店客もストレスフリーに
  3. 導入効果② メニュー更新が圧倒的に楽!モバイルオーダーにひと⼯夫で訴求⼒アップも
  4. 展望 利⽤シーンやお客様のニーズに合わせてオーダー形式を使い分けたい

⼊⼝に「⽡」と書かれた⻘い暖簾が印象的なkawara CAFE&DININGは、「和」をトータルコンセプトとした Japanese
modern cafe&diningです。
全国の繁華街エリアを中⼼に13店舗(2023年4⽉時点)展開し、にぎやかな街の中でひと息つける隠れ家カフェには若い世
代から⼦育て世代まで幅広い年齢層が訪れています。
kawara CAFE&DININGをはじめとした飲⾷事業を全国展開する株式会社エスエルディーは、コロナ禍をきっかけにUSENレ
ジ FOODとUSEN SelfOrder MOBILEを導⼊して今の時代に合った円滑なオペレーションを実現しています。
今回は、営業⽀援部の菊地さんと飲⾷事業部の尾家さんに、導⼊する経緯や導⼊後の効果についてお話をうかがいました。

導入背景 
変化が求められたコロナ禍、未来を⾒据えた施策のひとつとして導⼊ 

各店舗のマネジメントを統括している飲⾷事業部の尾家さん
各店舗のマネジメントを統括している飲⾷事業部の尾家さん

尾家:USENレジ FOODとモバイルオーダー(USEN SelfOrder MOBILE)を導⼊することになったきっかけは、コロナ禍で飲⾷業界に⾮接触をはじめとする変化が求められるようになったことからでした。

それまでは他社のPOSレジを導⼊していて、オーダーはスタッフがハンディ端末を持ってお客様から直接うかがっていました。コロナ流⾏がきっかけで決済⼿段がQR決済に移⾏したり、セルフオーダーが定着したりと業界全体でIT化が進んでいく中で、弊社も未来を⾒据えた施策に取り組んできました。その中のひとつが、注⽂オペレーションをセルフ化することだったんです。

機材構成図
機材構成図

尾家:実はこの「kawara CAFE&DINING」に導⼊する以前から、弊社が業務委託で経営する店舗にUSENのセルフオーダーを導⼊していたんです。そこでオペレーションが簡略化された実績があったので、直営店にも取り⼊れたいという流れがありました。

業務委託店舗ではタブレット型の注⽂端末を利⽤するタイプのセルフオーダーを導⼊していますが、kawara CAFE&DININGではお客様のスマホを注⽂端末として使うモバイルオーダーを導⼊することにしました。

当時はコロナ禍で施策に投じる資⾦が限られていたため、注⽂端末を購⼊する必要がないモバイルオーダーは初期投資を抑えられて助かりました。特にUSENは、全国各地へのサポート体制が充実しているなど、コストパフォーマンスが⾼くてありがたかったですね。

導入効果① 
注⽂や会計のミスを防いで、スタッフも来店客もストレスフリーに

尾家:モバイルオーダーを導⼊してすぐに感じたオペレーションへの変化は、想像通りオーダーの業務量が軽くなったことです。ハンディで注⽂を取っていた頃は焦りからくる⼊⼒ミスが多発していました。お客様⾃⾝で注⽂を⼊⼒していただくことで、スタッフの⼼理的な負担を軽減できたと思います。あとは新⼈スタッフへの教育時間もずいぶん短縮できたので助かっていますね。

もうひとつ、弊社のようなカフェ業態、特に横浜店のような駅ナカの店舗ではランチタイムやカフェタイムは⼊店してすぐに注⽂されたいお客様が多いんです。従来⽅式だとスタッフを「すみません」と呼び⽌める必要があったところを、モバイルオーダーならご⾃⾝のタイミングですぐ注⽂できるので、お客様にとってもストレスが軽減されたのではと感じています。

POSレジと決済端末間で会計⾦額が連携され、ミスなくスムーズな会計業務を実現。
POSレジと決済端末間で会計⾦額が連携され、ミスなくスムーズな会計業務を実現。

菊地:また、モバイルオーダー導⼊に合わせてレジもUSENレジ FOODに切り替えました。そこで感じた⼤きなメリットは、キャッシュレス決済端末「stera terminal(ステラターミナル)」と連携できたことです。

以前導⼊していたPOSレジではシステム上連携できておらず、会計⾦額を決済端末に⼊⼒し直す⼿間が発⽣していました。
そこで⼗の位と⼀の位を逆にして打ってしまうようなミスもあったりして......(笑)経理がミスに気づいて店⻑に確認したくても現場に⼊っているのでなかなかレスポンスがない、というような状況が多々あって⼤変だったんです。

POSレジの会計⾦額が決済端末に連携している現在ではそのようなミスが起こることもなく、本部や店舗にかかっていた業務負担が改善されたなと思っています。

導入効果② 
メニュー更新が圧倒的に楽!モバイルオーダーにひと⼯夫で訴求⼒アップも

菊地:本部の⽴場から申し上げると、POSレジやモバイルオーダーに登録しているメニューの更新業務がかなり楽になりました。

以前のPOSレジだと、本部側の業務はまず店⻑にPOSレジからメニューデータを出⼒して送ってもらい、それを編集して送り返して店⻑にインポートしてもらう...という煩雑なフローでした。全店舗分なので相当な業務量でしたね。
USENレジ FOODは管理画⾯から編集できて、売上管理などの経理側とのやりとりもスムーズになったのですごく助かっています!

メニューメンテナンスの業務削減
メニューメンテナンスの業務削減

店舗側も、メニューを変えるときにはレジに付きっきりでないといけませんでした。店⻑の時間を割いてしまうし、本部とのやり取りも発⽣してとにかく時間がもったいなかったのですが、今では更新データをワンタッチでレジに取り込むことができます。本部と連携する業務が⼀切なくなったのですごく時間が短縮されましたし、スピード感を持って対応できるのでとても楽ですね。

パソコンさえあればどこでも編集できて時短にもつながっているので、働き⽅が今の時代に合っているなと思っています。

菊地:また、モバイルオーダーで表⽰する写真やメニューの説明など、注⽂画⾯の調整は各店舗に任せています。⾒せ⽅をうまく⼯夫して取り組んでくれている店舗もありますね。

例えばランチメニューの注⽂画⾯には「このメニューはプラス○○円でドリンクセットにできますよ」という⼀⾔をキャプションに加えています。スタッフが対⾯で注⽂を受けていた頃はお客様に直接ご案内していたんですが、セルフオーダー化したことでご案内する機会がなくなったためこのキャプションで補うという⽅法が⽣まれました。
使い⽅次第でセットメニューの訴求や他のメニューへ誘導できるんだと気づいた⼀つの事例でしたね。
本部としては、こういった店舗発信で⽣まれた成功事例を全店舗に共有して伸ばしていきたいと思っています。

展望 
利⽤シーンやお客様のニーズに合わせてオーダー形式を使い分けたい

尾家さんと、本部で全店舗を管理する菊地さん(画像右)
尾家さんと、本部で全店舗を管理する菊地さん(画像右)

尾家:モバイルオーダーを活⽤したオペレーションという点ではこれからかなというところもあって。時間帯別のご利⽤シーンやお客様のニーズに合わせて適切なオーダー形式を使い分けていきたいなと思っています。

運⽤し始めて気づいたのは、追加注⽂の有無によってオーダー形式を使い分けたほうがいいということでした。
お酒を提供しているディナータイムはお客様1組あたりの注⽂回数が多いのですが、モバイルオーダーで注⽂をセルフ化したことでサービスの主体性がなくなるという課題が⽣まれたんです。例えば、グラスの空き具合をみてお声掛けするなどで
すね。
ランチタイムやカフェタイムは完全セルフオーダーでスピーディーなサービスに徹していますが、ディナータイムではモバイルオーダーだけでなくスタッフが客席に⽬を配ってハンディ端末で追加注⽂を取るハイブリッド型が適していると気づきました。さっそく実践し始めていますが、このようにご利⽤シーンに合わせた活⽤が定着したらもっと良くなりそうだなと考えています。

株式会社エスエルディーでは、「To Entertainment People より多くの⼈を楽しませる」を企業理念に掲げています。お客様にもっと楽しい時間を過ごしていただくために、よりコンセプトに近いサービスをお届けできるよう取り組んでいきたいですね。

導入サービス:

株式会社エスエルディー
取材・撮影場所:kawara CAFE&DINING 横浜店 様

住所:東京都港区芝4-1-23 三⽥NNビル18F
その他の導入サービス:USEN Camera USEN SelfOrder TAB USEN Ticket & Pay