広告業界の会社が代理店となって勧められる商材2選と代理店業務のメリット
2019/02/12
広告業者の中には、本業とは別に、パートナー会社の商材を紹介する代理店業務を行う企業があります。代理店業務は、代理店として商材を紹介した後、顧客が正式に契約すれば案件ごとの手数料が得られるので、貴重な収入源となります。ただし、代理店業務にも会社によって向き・不向きがあり、どの業種も成功するわけではありません。
ではなぜ多数の広告業者は代理店契約を結ぶのでしょうか。今回は広告業者におすすめの商材と、広告業者が代理店になるメリットや注意点について説明します。
広告業界の会社にぴったりの勧めやすい商材2選
効率的に利益を出したいのなら、自社の顧客に合った商材を選ぶのがポイントです。ここでは広告業者が代理店になる際におすすめの商材を2つ紹介します。
1. 広告業のプロとして助言しやすい!グルメサイトへの登録
広告業者の顧客は、どうやって店の良さをアピールするか、どうすれば集客率をアップさせられるのかを常に模索しています。そこをサポートし、良い広告を提案するのが広告業者の仕事です。もし顧客が飲食店業者であれば、代理店としてグルメサイトへの登録を促してみましょう。
1人が1台スマートフォンを持っている現代では、お店探しにインターネットを利用する人が大多数で、グルメサイトに掲載されているか否かは集客率に大きな影響を与えます。
実際、グルメサイトを利用したことのある人を対象に実施したアンケート調査によると、グルメサイトの口コミやレビューを参考にしてお店に行く人は7割近くに達しているそうです。[注1]
集客率や広告の打ち立て方に悩んでいる顧客がいたら、グルメサイトへの登録がいかに効果的かを説明してみるとよいでしょう。
[注1]グルメサイト・アプリに関する利用実態調査
https://mmdlabo.jp/investigation/detail_1466.html
2. リアルタイムに情報発信できる店舗公式アプリの作成サービス
店舗の売り上げをアップするには新規顧客の獲得だけでなく、リピーターをより多く確保することも大切です。実際、一見のお客さんは来ても次の来店につながらず、なかなか固定客を確保できないと悩んでいるお店は少なくありません。
そんなお店には、店舗公式アプリの作成サービスを紹介しましょう。
店舗公式アプリがあれば、お得なキャンペーンやセール情報をリアルタイムに配信することが可能です。また、お店独自のポイントシステムを搭載して、商品の購入時や来店時に、一定のポイントを付与することもできます。
お客様にとっては、アプリで情報が自動配信されれば、いちいち自分から検索しなくてもお得な情報をキャッチできます。そして店舗側にとっては、お得なポイントシステムが、お客様がお店へ訪れる後押しとなり、リピーターの獲得に役立ちます。
アプリ作成をしたことのない業者は「難しい」というイメージだけで、アプリ導入を敬遠しがちです。しかし実際のところ、店舗公式アプリ作成サービスを利用すれば簡単にアプリが作成できます。アプリの作成が容易であることをアピールすれば、サービスを利用してもらえる確率は高くなるでしょう。
広告業者が広告以外の代理店になる3つのメリット
広告業者が広告以外の代理店業務を行うことには、以下のような3つのメリットがあります。
1. いろいろな業種と関わりがあるので商材を紹介しやすい
代理店として紹介する商材にはさまざまな種類があります。ただ業者によっては、紹介する商材の業種や業態が絞られてしまうケースも少なくありません。たとえば、扱う商材が「飲食店向けのレジアプリ」の場合、顧客の中にレストランやカフェ、居酒屋といった飲食店業がいなければ、これらを紹介する機会に恵まれることはないでしょう。
もちろん万人向けの商材も多くあります。しかし限られた職種・業種としか接点のない業者の場合は、必然的に成約率が低下してしまいます。
その点、広告業者であれば、広告を出したい店舗であれば業種・業態に関係なく接点を持つことができます。他業種と比べて、商材を紹介できるチャンスがより多くつかめるメリットがあるのです。
顧客のニーズに合わせて商材を厳選すれば、商談・成約まで持ち込める確率が高くなります。順調に利益を出すことも不可能ではありません。
2. 本業に支障なく代理店業務を行える
どんな会社であっても、いくつもの業務を兼任していると、収入源が増える一方で、負担も大きくなってしまい、場合によっては本業に支障が出てしまうこともあります。特に広告業界は1年の中で複数回の繁忙期があり、大型連休や年度が切り替わる時期や、ボーナス前の時期などは猫の手も借りたいほど忙しくなるものです。
そのため、一般的に、広告業者が他の業務を兼任するのは難しいとされています。しかし代理店業務であれば、本業と併せて商材を紹介するだけなので、多くの時間や手間をかける必要はありません。それでいて成約のたびに手数料が支払われるので、繁忙期でも効率よく副収入を得ることが可能です。
3. 顧客から喜ばれ本業にもよい影響を与える
代理店として紹介する商材は、店舗の雰囲気作りや業務の効率化に役立つものばかりです。ですので、導入後の満足度は高くなるでしょう。顧客からは「よいものを紹介してもらった」という感謝の気持ちを寄せられ、信頼度や親密度がアップして本業にもよい影響を与えます。
広告業界は他社との競争が激しい職種。本業とは別のところで取引先にアピールできれば、一石二鳥の効果を期待できるでしょう。
広告業者が代理店になるときに注意したい3つのポイント
広告業者は代理店業務との相性は良好ですが、パートナーとなる会社の選び方を間違えると、思ったような利益を出せなくなる可能性があります。広告業者が代理店になるとき、どんな点に注意してパートナー会社を選べばよいのか、主なポイントをまとめました。
1. 各顧客のニーズに合うものを紹介できるよう商材の種類が豊富なところを選ぶ
広告業者の取引先は多岐にわたるため、顧客によって紹介できる商材は大きく異なります。顧客のニーズにマッチする商材を紹介しなければ、興味・関心を寄せてもらえません。できるだけ多種多彩な商材を取り扱う会社と代理店契約を結びましょう。
2. コストが発生するところやノルマのある契約先は避ける
代理店契約の内容や規約は会社によってまちまちです。中には契約の際にコストがかかったり、月々のノルマを課したりするパートナー会社もあります。繁忙期が多い広告業者にとって、代理店業務はあくまで副次的なもの。本業を圧迫するようなコストやノルマがある会社は避けた方が無難です。
3. サポート体制がしっかりしているところを選ぶ
代理店として紹介する商材の中には、直接広告業と関係のないものもいくつかあります。ときには商材を紹介する際に疑問に思うこともたくさん出てくるはずです。サポートやフォロー体制がしっかりしたパートナー会社を選びましょう。
さまざまな店舗に複数の商材を紹介できる広告業者は代理店向き!
広告業者はいろいろな業種・業態の店舗と付き合いがあり、効率よく商材を紹介できるところが強みです。顧客のニーズに合わせて最適な商材を選んで紹介できれば、本業に支障のない範囲で、着実な利益を出せるでしょう。
商材の代理店業務は、その他の副業とは異なり、本業とセットで営業や手続き業務を行えるのがメリット。繁忙期の多い広告業者であっても無理なく続けやすい点も魅力です。
また、できるだけ多種多彩な商材を取り扱っているところと代理店契約を結べばさらにビジネスチャンスが広がります。代理店業務を始める際は、パートナー会社選びを慎重に行うのがポイントです。
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