お客様との距離感が変わらないよう意識。人気店のハンディ&モバイルオーダー併用術

お客様との距離感が変わらないよう意識。
人気店のハンディ&モバイルオーダー併用術

坂上俱楽部パート3
居酒屋
坂上俱楽部パート3
矢野 祐希 様
導入サービス:
居酒屋
坂上俱楽部パート3 様

まずは、お店について教えてください。

坂上俱楽部パート3は、串焼きと餃子を中心とした居酒屋です。
大阪・梅田から少し歩いたところにある西天満エリアに位置していまして、系列店の「坂上俱楽部」「坂上俱楽部パート2」「坂上さちこ」も展開しています。このお店は「パート3」というだけあって3店舗目で、2024年にオープンしました。
2店舗目までの客層が比較的若い方が多いのに対し、3店舗目は30~40代と少し高めの年齢層の方によくご利用いただいています。
古い建物の居抜きの雰囲気を残しながらオーナーが自らDIYした内装も特徴です。

坂上俱楽部パート3の外観
レトロな建物の雰囲気を活かしつつセンス良く手が加えられた外観は思わず足を止めてしまう。

USENレジを導入いただいて1ヶ月とのことですが、導入のきっかけを教えてください。

系列店も含めて4店舗同時に導入しました。
これまではレジを導入しておらず、現金とキャッシュレス決済端末のみを置いて運営していました。注文はスタッフが受けて紙伝票にメモするスタイルです。機械があまり得意じゃなかったのでここまでレジを入れずにやってきたのですが、店舗数が増えてきた中で作業効率を上げる必要があるなと。営業中のオペレーションだけでなく締め処理や売上管理にも時間を要していましたし、今後も出店予定があるのでこのタイミングで導入することになりました。この「坂上俱楽部パート3」では、レジとハンディに加えてモバイルオーダーもセットで導入しました。

レジカウンター(坂上俱楽部パート3)

初めてレジを導入されて、いかがですか?

まずハンディを使うようになったことで業務効率が上がりました。これまではテーブルに注文を取りに行って、伝票に記入して、戻って伝票のチップを剥がしてキッチンに伝える......という工程でしたが、ハンディに入力してすぐ注文内容を送信できるので時短になりました。
また、ハンディで一番助かっている機能は「在庫管理機能」です。この機能をかなり活用しています。商品ごとに、「今日何品出せるか」をハンディ上で設定してスタッフ間で共有することができる機能です。営業時間が18時から翌朝4時までと長いので、人気メニューの焼き鳥などはどうしても時間が経つと品切れてしまうんです。モバイルオーダーにも在庫情報が反映されて、品切れしたメニューは注文できないようになるので、せっかく注文いただいたのにキャンセルせざるを得ない、ということがなくなりました。

ハンディ端末(坂上俱楽部パート3)
ハンディの在庫管理機能を活用してオペレーションが円滑に回るようになった。

坂上俱楽部さんはいつも賑わっている印象です。何名のスタッフで回しているんでしょうか?

ホールとキッチン合わせて平日は計3名、週末はホールに人を増やして計4名で回しています。週末は4名で回すのも大変です。ドリンクのオーダーも多いので、効率的に注文が取れるようになったのは大きいですね。

ドリンクカウンターで作業する矢野さん(坂上俱楽部パート3)
ドリンクの品揃えも豊富。長い営業時間の中で品切れてしまうことも。

続いて、USEN Mobile Orderについてもお話をうかがいます。モバイルオーダーを導入してどのような効果を感じていますか?

先ほどの話に続き、混雑時の注文が効率よく取れるようになったのはモバイルオーダーのおかげでもあるんです。満席近くになるとテラス席にもお客様が座られるんですが、特にスタッフとの距離が遠くなってしまうので注文時にいちいち呼んでいただかないといけなかったんですね。そういう時にモバイルオーダーがあると、お客様の手元で完結するのでストレスなくご注文いただけるようになりました。

お客様からの反応はいかがでしょうか?

モバイルオーダーの注文画面(坂上俱楽部パート3)
料理のイメージが一目でわかる注文画面。鮮やかなブルーの絵皿に載せられた焼き鳥が並ぶと見映えも抜群。

新規のお客様から特に好評です。全メニューに写真を載せているので、どんな料理かわかりやすいというお声をいただいています。一方、常連さんの中には、これまで通りスタッフに注文することを望まれる方もいらっしゃるのでその場合はハンディで注文を受けるようにしています。
それと、紙伝票を使っていた頃と比べてどうしても接客回数が減ってしまう分、客席に目を配る意識は強くなりましたね。お客様との距離感の近さが店のウリでもあるので、雰囲気が変わってしまわないように意識しています。お客様自身で注文できるシステムですけど、自分たちはお客様のテーブルをよくチェックして自ら注文を聞きに行ったりしています。
これまでと比べてすべてのお客様に毎回注文を聞きに行かなくてよくなった分、気遣いができる余裕が生まれたかなと思います。

導入時のサポートはいかがでしたか?

レジ導入自体が初めてだったので、対面でサポートしていただけたのがすごくよかったです。
運用が始まって使っていくうちにちょっとやりにくい部分が出てきたりするんですが、スムーズに使えるようフォローいただきました。例えばドリンクの焼酎など割り方が選べる場合、導入当初はサブメニューで割り方を選択できるように設定していたんですが、その分タップする回数が増えるので手間がかかっていたんです。そこで、「焼酎」の注文だけ通して、割り方は口頭で伝えるというオペレーションに変更する提案をいただきました。うちのお店はカウンターが近いので、それで十分なんですよね。こういう細かい声にもすぐ対応いただけるので、本当にいつも助けてもらっています。

笑顔で話す矢野さん(坂上俱楽部パート3)
USENの営業に相談しながら最適な使い方を探っていると話す矢野さん

取材日:2025年3月10日

  • 掲載内容は取材当時のものです
導入サービス:

坂上俱楽部パート3
矢野 祐希 様

大阪府大阪市北区西天満6-5-7