- 飲食店
- 株式会社オールウェイズ 様
「いつもを、熱くする。」をコンセプトに、全国に居酒屋事業を展開する株式会社オールウェイズ。大きなのれんをくぐれば自慢の出汁の香りが漂う「おでん屋たけし」は、懐かしの昭和を想起させるカウンターメインの内観が印象的です。
そんな株式会社オールウェイズでは、「おでん屋たけし」全店舗にUSENレジ FOODを導入しています。使用していた大型POSレジからタブレットPOSレジへ切り替えた理由や懸念点、導入後の効果について、取締役の齋藤さんと店長の岡田さんにお話をうかがいました。
導入背景
現場からの切実な声でタブレットPOSレジへの切り替えを検討
スタッフとの距離の近さが魅力だが、業務スペースが狭いという課題も。
齋藤:弊社はさまざまな飲食店ブランドを展開しており、この「おでん屋たけし」では全店舗でUSENレジ FOODを導入しています。以前はタブレットPOSではなく、いわゆるレガシーPOSレジと呼ばれる大型のレジを使用していたのですが、小規模店舗でバックヤードがないため収納面がどうしても課題でした。現場から少しでもスペースをつくりたいからコンパクトなレジに変えてほしいという声を受け、USENレジ FOODへ切り替えることにしました。
導入効果①
念願の省スペース化で導線が改善。スタッフの教育時間短縮にも貢献
岡田:要望していたとおり省スペース化が実現できてよかったと思っています。小さい店舗ではわずかなスペースも重宝するので助かりますね。また、以前のレジとは違って持ち運べるのでオペレーション改善にも有効でした。おでん屋たけしでは厨房の出入口にレジを置いていて、すぐ後ろに洗い場があります。閉店後の作業ではレジ締めスタッフと洗い場作業のスタッフが背中合わせで作業しなければならなかったため窮屈だったんです。一番忙しい洗い物とレジ締めを同じ場所で作業するのは非効率でしたね。洗い物が多いと機材に水がかかってしまうのではと気になっていましたし。今ではタブレット端末を客席に持って行って作業できるので、導線がスッキリしました。
齋藤:店舗のオペレーション面ではもう一つ、新人スタッフの教育コストを抑えることができました。ハンディ端末を使ってオーダーを受けるため操作方法を全員に教えないといけないのですが、これまではオリジナル端末の操作やメニュー配置などを覚えるまでに時間を要していました。USENレジ FOODのハンディ端末は馴染みのあるスマホアプリなのですぐに使いこなすことができ、教育時間の短縮につながっています。当店には外国人スタッフもいますが、スマホ操作の理解度は万国共通なのであっという間に使えるようになっていますね。
一方でタブレット型POSに切り替える懸念事項として、端末の堅牢性が気になっていました。軽いのでうっかり落としてすぐに壊れるのでは......と思っていましたが、POSレジもハンディ端末もオリジナルカバーを使うとあまり気にならないですね。重さがしっかりあるので落としづらくて、立派なカバーだなと思っています。
導入効果②
リアルタイムな売上管理を実現!基幹システム連携で経理に負担をかけない運用
齋藤:お店を管理する立場からすると、USENレジ FOODは管理画面で売上データの確認やダウンロードが完結する点が非常に助かります。以前導入していたPOSレジでは、売上を確認しようとするとすべて間に挟んでいる基幹システムを経由しないといけませんでした。
そしてデータをいつでもどこからでも閲覧できるようになったのもありがたいですね。リアルタイム性が高いので、レジ締め後だけでなく営業中にも売上進捗をチェックできて便利です。特に客足が少なくなりがちな雨天や台風の日は気になって見ています。
また、おでん業態はどうしても暑い夏のシーズンに客数が減ってしまうことが課題です。客単価を上げるなどさまざまな打ち手を講じますが、その際に分析データは重宝します。高単価の日本酒やお刺身の出数をABC分析でチェックしていますが、分析データの表現がわかりやすいしダウンロードもできるので使い勝手がいいと思います。
一方で、本部の経理部門のオペレーションはこれまでと変わらず運用できています。というのも、他業態では違うPOSレジを使用しているので、おでん業態だけデータ集計先が変わると経理にとっては不便になってしまいます。USENレジ FOODは弊社が長らく使用しているガルフネットの基幹システムとデータ連携できるので、POSレジの管理画面だけでなくガルフネット側でも集計できるようにしています。経理側の業務はこれまでと大きく変わらないまま、店舗管理や店内オペレーションは改善することができました。
導入効果③
メニューデータを共通化して、本部も店舗もオペレーション効率アップ
齋藤:メニューデータを全店舗一括で更新できてすぐにPOSレジ上に反映できるという点も助かっています。おでん業態は関東エリアの18店舗をグループ設定でまとめていて、どの店舗もキッチンプリンタの配置や台数を揃えているので店舗ごとに作業する必要がありません。
これはメニュー設定をする際に工夫していることですが、ハンディ端末上のメニュー配置を紙のメニューブックと同じ順番に並べるように意識しています。おでん屋なので、注文されるメニューは大体決まっているんですよね。実際にお客さまのほとんどが、メニューブックの右から順番に注文されます。スタッフが注文を受ける際にハンディ端末上でも同じ順番で並んでいたらスムーズに選択できますし、外国人スタッフがすべて日本語を読めなかったとしても、わかるメニュー名の隣、という探し方ができます。どの店舗も共通のメニューレイアウトでレジやプリンタの配置も変わらないので、他店舗にヘルプをお願いしても不便なく入ってもらえるようになりました。
展望
お客さまに寄り添うという考えのもとで機能を活用していきたい
齋藤:タブレット型POSレジに切り替えたことで本来の課題は解消できましたが、使いこなしたいUSENレジ FOODならではの機能がまだまだたくさんあります。まずは原価率の算出ですね。商品ごとに原価を設定しておくと、出数に応じてその日の売上から原価率を概算できると聞いています。最近、スーパーバイザーに使い方をレクチャーしてきましたので彼にもお願いしながらさっそく取り組んでいくつもりです。
また、必要に応じて、他のブランドでも導入しているモバイルオーダーを取り入れることも検討していこうと思っています。最近はインバウンドのお客さまが増えてきまして、中には日本語メニューが読めない方もいらっしゃいます。そういったお声を多くいただくようになったら、英語や中国語など多言語表示できるモバイルオーダーを提供できるといいのではと感じています。お客さまにどうやったら楽しんでいただけるか、おいしいものを選んでいただけるかを中心に考えて取り入れていきたいですね。
- 導入サービス:
株式会社オールウェイズ
取材・撮影場所:おでん屋たけし 新富町店 様
東京都中央区新富1-9-6
その他の導入サービス:
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