「美味しい」を伝えるだけじゃない 本部にも店舗にも

「美味しい」を伝えるだけじゃない 本部にも店舗にも"おいしい" サイネージ

株式会社松屋フーズ(取材場所:松屋 三鷹店)
レストラン
株式会社松屋フーズ(取材場所:松屋 三鷹店) 様
導入サービス:
レストラン
株式会社松屋フーズ(取材場所:松屋 三鷹店) 様

目次

  1. 導入背景 きっかけはお客様にもっと「美味しい」を伝えたい
  2. 導入効果① デジタル化により店頭広告の制作~情報発信までのスピード感がアップ
  3. 導入効果② 集客増にも寄与するUSENサイネージの"光"
  4. 展望 デジタルサイネージによる店頭広告を全国・全店へ

全国に1,400店舗以上を展開する飲食店チェーン「株式会社松屋フーズ」。「みんなの食卓でありたい。」をスローガンとする牛丼チェーン「松屋」をはじめ、様々な業態を展開しています。
松屋ではお客様の目に付く店頭広告にUSENサイネージを採用し、動画でおすすめメニューをPR。販促効果のアップはもちろん、プロモーション内容を本部で管理できるからこその現場スタッフの労務負荷軽減など、様々なメリットを感じ、今ではビルインのテナント店舗や新規・リニューアル店舗を中心に全国のおよそ450店舗(※2023年3月時点)への導入が予定されています。
今回は、販促物の責任者である株式会社松屋フーズ 販売促進企画部 中村祐輔さんにUSENサイネージ導入の背景やその効果についてお話を伺いました。

導入背景
きっかけはお客様にもっと「美味しい」を伝えたい

中村:松屋は「みんなの食卓でありたい。」のスローガンのもと、身近な価格で、安心・安全の食材を使用し、美味しい料理をお客様に提供したいと考えています。だからこそ、商品開発には力を入れており、お客様が毎日ご来店いただいてもメニューに飽きないよう、毎週のように期間限定品を含めた新商品等をリリースしています。
ですが、お客様に食べていただく前にもっと商品の魅力、美味しさを伝えなければ、こだわって開発した商品も注文していただけません。そのため、「どうしたら美味しさが伝わるのか」という点においても常に知恵を絞っています。
そんな中、弊社の社長が駅のデジタルサイネージに映っていた料理広告の動画を見て、「こんなに美味しく伝わるのか!」と感激し、デジタルサイネージの導入を前向きに検討するようになりました。
また、ポスターをデジタルサイネージに置き換えることができれば、告知内容の切り替えを本部で一括管理することができます。店舗で発生している新商品展開時や特定の時間帯に行っている告知ポスターの張り替え業務を削減できるのではないかという期待感もありました

1日の店頭広告における業務変化
1日に3回発生していたポスターの張り替え作業がUSENサイネージ導入後は0に。

中村:松屋では毎日、早朝5時(朝定食メニューの案内)、午前11時(ランチメニューの案内)、夕方17時(レギュラーメニューの案内)に店頭広告の内容を変更します。ポスターの店頭広告を張り替える場合、とくに、午前11時のタイミングは、朝食を求めるお客様とランチを求めるお客様の来店が重なるので、その時の来店客数や、調理、片付け業務のタイミングによっては張り替え作業が行えず、午前11時以降も朝定食のポスターが掲示されていたり...ということがまれに起こっていました。
しかし、USENサイネージ導入店では、本部で配信プログラムを一括管理することで張り替え作業自体が解消され、誤った掲示もなくなりました。
正しい情報を、正しい時間に、正確に伝えることができるので、お客様への信頼感という意味でもこの導入は大きかったと思います。

デジタルサイネージの配信内容に関しての打ち合わせの様子
デジタルサイネージの配信内容に関して打ち合わせを行う、株式会社松屋フーズの広告制作を指揮する販売促進企画部の中村さん(右)と弊社営業担当(左)

導入効果①
デジタル化により店頭広告の制作~情報発信までのスピード感がアップ

中村:弊社では新商品のプロモーションが毎週火曜日の10時から始まります。そこから逆算して広告ポスターやデジタルサイネージ用の広告動画を制作します。

ポスターとデジタルサイネージの制作期間の違い
デジタルサイネージ用の動画は先行しているポスター案を元に制作される

基本的にはいつも決まった制作ルーティンで動いてますが、まれに、予定になかった商品の緊急告知案件が発生することがあり、その時は決定後、1週間ぐらいで準備しなければなりません。この緊急のスピード感にも対応できるのは、デジタルサイネージならではの強みだと思います。印刷物だと特大サイズのバナーを制作したり、雨に濡れてもいいようにラミネート加工したりと、どんなに速くても2週間はかかってしまいますからね。
お客様のニーズが目まぐるしく変わっていくのが飲食の世界です。デジタル化をしたからこそ、よりスピード感を持って対応できるようになりました。

USENサイネージの設定の様子
USENサイネージで流す映像は、左下のサムネイルから動画をドラッグ、右上の配信スケジュール設定へドロップするだけで簡単に設定できる。

あとは、コロナ禍の緊急事態宣言が発令されたときに、「急遽閉店」の対応を迫られたことがありました。このような緊急対応が迫られたときにUSENサイネージがあれば、本社でお客様への案内をコントロールすることができます。緊急時の対応は、会社としてワンランク強くなったと思います。

導入効果②
集客増にも寄与するUSENサイネージの"光"

中村:コロナ前の松屋は24時間営業が当たり前でしたが、コロナ禍になり24時間営業を実施している店舗は300店舗ほどに縮小しています。24時間営業のイメージが薄くなった中で、夜間のUSENサイネージの灯りと映像の動きは「営業中」であることをお客様に伝えてくれています。
その効果もあり、夜10時から朝11時までの集客をUSENサイネージ導入店舗と未導入店舗で比較すると、導入店舗の方が多い結果となっています。

USENサイネージ導入店と未導入店舗を比較すると夜間の集客が約2%アップしていると中村さんは話す。

ポスターと比較すると遠くからお客様が見た時の視認性は確実にデジタルサイネージの方が高いです。それに加えて、映像表現に関して言えば、20~50m先からでも商品の魅力が伝わるように少し大げさな演出をしていて、必要以上の動き(ダイナミックさ・わざとらしさ)が出るように制作しています。なので、ストレートに商品の美味しさが伝わるようになったのも大きいと思います。

ポスター画像
ポスター画像
動画について中村さんは「近くから見ると偽物感溢れる違和感・わざとらしさがありますが、ターゲットとしている距離から見たときにベストとなるよう調整しています」と、制作時のポイントを明かしてくれた。

展望
デジタルサイネージによる店頭広告を全国・全店へ

中村:USENサイネージ導入店では、その視認性の良さと、動きのある映像によって1枚のポスターで表現しきれなかった商品の魅力をよりお客様に伝えられるようになりました。
また、「ポスターの張り替え作業の削減」や「店頭広告を展開するまでのスピード感のアップ」、「夜間の集客効果アップ」と、ポスターの商品訴求では起きなかった効果も実感できており、弊社の上層部もUSENサイネージには非常にポジティブなイメージを持っています。
今はビルインのテナント店舗や新規・リニューアル店舗など、駐車場がないお店を中心にUSENサイネージを設置していますが、2023年からは駐車場付きのお店にも導入し、効果を検証していく予定です。視認性の良さから、車からでもその広告効果は非常に高いと思っています。
そして、最終的には全国・全店へ設置店舗を拡大していくという認識でいます。

デジタルサイネージは5年、10年と使い続けていくものだと思います。保守メンテナンスを含め全国的にカバーしてもらえるとろこに依頼しなければ、トラブルが起こった際などの対応が難しくなります。しかし、USENならスピード感を持って全国規模に対応してもらうことができ、また、大きな導入台数にも対応していただける。これは弊社としてもとても有難いことですね。

導入サービス:

株式会社松屋フーズ(取材場所:松屋 三鷹店) 様

株式会社松屋フーズ(本社)様 東京都武蔵野市中町1-14-5