2020年5月22日
株式会社サンエーパルコ様
日本を代表するリゾート地「沖縄」の商業施設には、昼夜問わず外国人観光客が来店!多言語対応は「USENおもてなしキャスト」でスムーズに
台湾や韓国・ビザの規制が緩和された中国から多くの観光客が訪れる日本屈指のリゾート地「沖縄」は、2000年に開催された第26回主要国首脳会議(通称:沖縄サミット)を契機に観光客が増加し、これまでの英語を中心とした外国語対応から中国語や韓国語などの対応が求められています。
多くの訪日外国人観光客が訪れる沖縄は、空路以外にも海路による旅行者が増え、2019年度のクルーズ船寄港は260回と全国最多(参考:国土交通省港湾局産業港湾課)、2018年度の外国人観光客数は290万3800人と過去最高を記録(参考:沖縄県文化観光スポーツ部観光政策課)するなど多くの外国人が沖縄での買い物を楽しんでいます。
株式会社サンエーパルコが運営するサンエー浦添西海岸パルコシティは多くの訪日外国人観光客が利用する商業施設として、お客様のお呼び出しなどを外国語で発信するためにUSEN-NEXT GROUPの株式会社USENが提供する、「USENおもてなしキャスト アナウンスアプリ インフォ」(以下、おもてなしキャスト)を導入しています。
沖縄県最大級の商業施設「サンエー浦添西海岸パルコシティ」のインフォメーション担当者に、導入経緯や導入後の感想についてインタビューしました。
サンエー浦添西海岸パルコシティとは
東アジア最大の米軍兵站基地があるキャンプ・キンザー地域開発事業の一環として2019年6月27日にオープンしました。テナント数は250その約40%が沖縄県初出店のテナントです。もちろん沖縄らしさを感じられるグルメや伝統品のお店もありオープン以降多くの観光客に喜ばれています。那覇市内から離れた立地ですが、シャトルバスなどを利用し多くの方にいらして頂いております。フードコートや展望デッキから見える沖縄らしいエメラルドグリーンの海は人気撮影スポットにもなっています
おもてなしキャストを選んだ理由
訪日外国人対応スタッフとして中国語スタッフと英語スタッフはいますが、シフトの関係や春節など不在になることもあり、不在時の対応が求められていました。特に夜は不在のことが多く、夜に寄港した団体様が来店した際に対応におわれ苦労することもしばしばありました。また、テナント店舗内で海外のお客様対応ができない場合、インフォメーションに応援を求められることもあり、外国語スタッフが不在になることがあります。
不在時用に翻訳機を導入し対応していますが、翻訳された内容が正しいか判断がつかないことなどから全館放送には向いておらず、最初から必要なアナウンスが収められている「おもてなしキャスト」が活躍しています。
利用シーン
① 沖縄は台風などの影響により急遽営業時間を変更することがあります。「おもてなしキャスト」には臨時閉店のアナウンスが標準搭載されているので状況に合わせたアナウンスが流すことができるので助かっています。
② お買い上げいただいた商品を渡し忘れた、クレジットの控えを渡し忘れた、人とはぐれ待ち合わせしたいなどお客様への「お言付け」も使用することが多いです
③ 団体でいたらした場合の迷子のお子様を呼び出しも放送頻度が高いと思います。
④ 車で来られるお客様も多いことから車の呼出しも放送することがあります。
追加してほしいフレーズ
・迷子の呼出しでは、上着は放送できるのですが、絞り込むには情報が少なく「ズボン」や「靴」などの情報があると便利だと思います。選択できる項目は「長袖」「半袖」「長ズボン」「半ズボン」程度で種類までは細かく必要ないと思います。パルコシティでは「●色の長袖、▲色の長ズボン、■色の靴をお召しになったお子様」というように種類別の色を重視しています。
・待合せやお言付けでは、テナント名が流せると良いと思います。例えば商品の渡し忘れの場合、インフォメーションに呼出し、内容を説明しテナントへ伺ってもらう流れになります。お客様がいらしたときにインフォメーションに外国語スタッフがいるとは限らないので、直接テナントへご案内出来れば手間が省けるので良いと思います。
・臨時閉店の告知をした場合、次の日の営業時間案内を伝えたいのですが、今は入っていないのでと問合せを頂くことがあります。そのため臨時閉店告知の最後に次の日の営業時間を案内できればさらに使いやすくなると思います。
・免税カウンターの対応時間案内ができると良いです。施設自体の営業時間は22時までですが免税カウンターは21時30分までしか対応していません。閉店間際に来られるお客様がお困りのこともあるので免税カウンターの営業時間があると使いやすくなると思います。
USEN SOUND Lab.編集部