2020年5月25日
株式会社サンエー様
沖縄に必要な「台風」関連の多言語アナウンスも、USENおもてなしキャストで解決!那覇メインプレイスの場合
2018年度の外国人観光客数は290万3800人と過去最高を記録(参考:沖縄県入域観光客数/沖縄県文化観光スポーツ部観光政策課)するなど近隣諸国の台湾や韓国・ビザの規制が緩和された中国から多くの観光客が訪れる沖縄の中心都市「那覇」は、観光客増加に伴い、英語や中国語、韓国語など多言語対応が求められています。
多くの訪日外国人観光客が訪れる沖縄は、年間約360万人もの訪日外国人観光客が那覇空港を利用し、クルーズ船寄港は260回と全国最多(参考:2019年度訪日クルーズ旅客数及びクルーズ船の寄港回数/国土交通省港湾局産業港湾課)を記録しています。訪問者増加に比例し沖縄の消費額も増加傾向にあり宿泊を伴う外国人渡航者数と外国人渡航者全体の消費額について2009年から2017年の年間成長率で沖縄が世界トップに選ばれるなどショッピングを目的とした訪日外国人観光客が増加しています。(参考:Mastercard/2018年世界渡航先ランキング)
株式会社サンエーが運営する那覇メインプレイスは多くの訪日外国人観光客が利用する商業施設として、お客様への注意喚起やお呼び出しを外国語で発信するためにUSEN-NEXT GROUPの株式会社USENが提供する、「USENおもてなしキャスト アナウンスアプリ インフォ」(以下、おもてなしキャスト)を導入しています。
沖縄県最大級の商業施設「那覇メインプレイス」のインフォメーション担当者に、導入経緯や導入後の感想についてインタビューしました。
那覇メインプレイスとは
那覇市北部にある那覇市内最大級のショッピングセンターとして2002年10月にオープンオープンしました。近隣には沖縄県立博物館・美術館や国際通り、DFS Tギャラリア 沖縄など人気の観光施設が多くショッピングやグルメを目的に多くの訪日外国人が来店しています。
導入前の状況と課題
以前より英語を中心に外国語対応は進めてきましたが、中国のビザ緩和やクルーズ船の入港増加などの影響により、現在は中国・韓国からのお客様が中心となっています。
これまで外国語対応として小型翻訳機器や対面翻訳サービスなどを導入してきました。
他にも数名の外国語スタッフが案内業務を行うなど対面であれば対応可能ですが、館内の放送となると、小型翻訳機や対面翻訳サービスは使えず、外国語スタッフが日本語の放送内容を元に多言語化し放送していました。その場合対応するスタッフにより言い回しが違うこと、勤務時間が1日5~7時間勤務のため不在の時間帯があること、春節など時期にお休みを取る方も多く海外のお客様は増える時期にスタッフが不在となるケースの対応が課題となっていました。
おもてなしキャストを選んだ理由
導入のきっかけになったのは台風の影響による閉店時間変更を外国語放送で放送できなかったことです。閉店時間が伝わらず海外のお客様からお問い合わせを頂いたことから館内アナウンスも多言語化が必要となり導入を検討させて頂きました。
館内アナウンスに関して何度かお客様から内容の確認や指摘を頂く事がありましたが、「おもてなしキャスト」を導入後は内容確認や指摘を受けることがなくなり安心して使用しています。インフォメーションに来られる方の約8割が中国の方のため、外国語スタッフは接客が優先になりアナウンスは他のスタッフが行えることも現場で喜ばれる点だと思います。
他には待ち合わせやお子様の呼出し注意喚起などを利用しています。
使ってみてよかった点
・選んで再生だけ、操作がわかりやすい
・必要な言語だけ放送できるのでアナウンス時間の短縮ができる
・日本語操作だからスタッフを選ばず安定したアナウンス放送できる
・今回追加された「新型ウイルス」など突発的に必要なアナウンスが入っている
・原稿を確認する事ができ、誤訳の心配がない
・履歴/非表示などの現場に即した機能
外国語スタッフが不在でも、お客様の対応ができることがインフォメーション業務の業務軽減につながっています。
追加してほしいフレーズや機能
① 海外の方のお名前は日本語で表すことが難しく、ローマ字でお教えいただくようにするのですが、中国の方はローマ字が理解できない方も多く、英語や中国語、韓国語で入力できればお客様に直接入力していただけるので間違いがなくなる
② 外国語のヒアリングは個人差もあるため、録音した音声をアナウンスに組み込めると文字入力が不要になる
③ 階数や車のナンバーは2回繰り返しているので特定の箇所を2回再生にできるとお客様に伝わりやすくなる
④ 現場で自由に入力した内容が放送できるようになると突発的なアナウンスでも利用できる
USEN SOUND Lab.編集部