キャッシュレス対応はマスト。欲を言えば回転率アップ、省人化も・・・
『ロバーツコーヒー 麻布十番店』は『ロバーツコーヒー 千歳烏山店』に次いで都内2店舗目となる出店だったのですが、出店に際しては千歳烏山店で学んだ経験や取得してきたデータを活用しながら店舗づくりを進めていきました。
その中で特に決済に関しては、“千歳烏山店でのキャッシュレスの使用率が50%以上”というデータを持っていましたので、そのデータに基づき、麻布十番店でもキャッシュレスの対応はマストでと考えていたんです。BGMの相談を含めて、USENに相談させていただく中でDXサービスのひとつであるハイブリッド型券売機「USEN Ticket & Pay」を紹介いただき、コロナ禍での非接触需要増加も踏まえて導入を決定しました。
「USEN Ticket & Pay」では、オーダーから決済までお客様にセルフでご対応いただくことになるので、お客様の流れが非常に早く、回転率アップやスタッフの省人化という面でも大きな効果を実感しています。麻布十番店では「USEN Ticket & Pay」でのオーダー決済を中心としながらレジカウンターでも注文を受けているのですが、既にメニューが決まっていて手早くオーダーを済ましたい方や会話を好まれない方は、積極的に「USEN Ticket & Pay」をご利用いただいている印象を受けていますね。
入店から退店まで、オペレーションの無駄を一切無くすことで売上までを引き上げる
「USEN Ticket & Pay」を活用したシーンでは、お客様自身で商品をご購入いただいた後、「USEN Ticket & Pay」からチケットを発券、ドリンクやフードが出来上がるとそのチケットに記載の番号をスタッフがお呼びして、お客様自身に取りに来ていただくようなイメージで運用しています。食後もセルフで返却口まで運んでいただいています。そのため、スタッフはお客様がお帰りの後、アルコール消毒をする他はホールに出る必要がなく、実質ホールスタッフは0人での運用が実現できています。
そうした店内オペレーションの徹底とDXサービスの活用によって、スタッフはお客様との接触機会を最小限に抑えることができ、空いた時間でドリンクやフードの調理に専念することができています。また、それは提供スピードのアップにも繋がるので、結果的に回転率アップやひいては売上アップにまで好循環をもたらせていると思いますね。
DXサービス間の連動においても、「USEN Ticket & Pay」での購入履歴が「USENレジ FOOD」に自動連携されるので、売上管理を一括で楽に行うことができています。
お店の規模やスタイルによって可能性が広がる「USEN Ticket & Pay」
『ロバーツコーヒー 麻布十番店』では、座席数が多かったりメニュー数もかなり多いこともあって「USEN Ticket & Pay」を利用したセルフオーダーからのセルフ決済と、レジカウンターでスタッフが有人対応するオーダー会計の2パターンで運用していますが、これからお店をオープンされる方で特にラーメン店や小さなカフェのように座席数やメニュー数が少ないお店の方は、また違った「USEN Ticket & Pay」の利用方法があるんじゃないかと思いますね。
レジカウンターでのお会計を無くして「USEN Ticket & Pay」のみの運用にすることで、そもそもレジ業務を覚える時間やスタッフに教える時間を削減することができますし、経費も抑えることができるかもしれません。さらに、お金のトラブルも減らせますし、感染症対策をより徹底することもできると思います。提供する料理の質も向上しそうですよね。お店の規模やスタイルに合わせることで運用方法を工夫できるのが「USEN Ticket & Pay」の良いところかなと思います。
「USEN Ticket & Pay」の話が中心となってしまいましたが、まだオープンして3ヵ月目ということも合って店舗DXについては“徐々に徐々に”という感じがあります。「USEN Ticket & Pay」だけでも十分にDXはできていると思いますが、個人的にはモバイルオーダーシステムを導入してみても面白いと考えています。コーヒーをおかわりしたい時にテーブルでスマホからオーダーができるとすごく楽ですよね。他には店舗の公式アプリにも興味があります。アプリ上でテイクアウトの予約ができると便利ですよね。最近では年配の方でもキャッシュレスの方が増えてきていますし、そういった世の中のニーズに合わせてデジタルへのシフトチェンジを進めていければと考えています。