「USEN SelfOrder TAB」によるオーダー業務の改善から店内サービスの質向上へ
『Trattoria&Caffe Passo』の店舗DXにおいてその一端を担っているテーブルオーダーシステムの「USEN SelfOrder TAB」は、現在全席に配置しており、幅広い場面でその効果を発揮しています。
「USEN SelfOrder TAB」の導入以前は、オーダーシステムを利用しておらず、店内のホールスタッフがオーダーごとに客席におうかがいするアナログな運用を行ってきました。接客面だけを考えると、お客様と質の高いコミュニケーションがとれる運用と言うことができますが、一方でそこには時間がかかりすぎるという課題があり、その他の面でも料理の提供スピードや感染症対策などに関して、あまり良い運用とは言えない状況がありました。
最終的に導入の決め手となったのは、新型コロナウイルスの感染拡大です。可能な限りお客様と接触する機会を減らすことがお店にとっての急務となり、その対応として「USEN SelfOrder TAB」の導入に至りました。
「USEN SelfOrder TAB」の導入後は、非接触でオーダーを受けられることはもちろん、オーダーテイクの負担軽減によって人手不足が解消し、他にも料理の提供スピードアップ、オーダーミスの抑止、提供サービスの質の向上といったさまざまな場面で店舗DXによるお店の課題解決が実現できています。
併設するホテルと会計機能を集約!サービス連携によってオペレーションを改善
「USEN SelfOrder TAB」がお客様の目に触れるフロント部分でのDXサービスなのに対して、同じくUSENから導入させていただいた「USENレジ FOOD」はバックヤードで行われるアナログ作業の業務改善に大きく貢献しています。
お店の運営上、客単価や来客数などは必須で分析が必要となりますが、「USENレジ FOOD」導入以前は、Excelに手打ちで入力していくしか管理をする方法がなく、スタッフはかなりの時間をその資料作成に費やしていました。「USENレジ FOOD」を導入してからは、必要なデータが自動で集計されるので作業時間の大幅な短縮に繋がっています。
また、「USEN SelfOrder TAB」と「USENレジ FOOD」を連携させることで会計業務のオペレーション改善を実現することができました。
『Trattoria&Caffe Passo』は系列のホテルと併設する特殊な店舗形態をとっているのですが、これまではそのホテルと『Trattoria&Caffe Passo』で別々の会計場所を設けていたんですね。「USEN SelfOrder TAB」では注文情報が自動で「USENレジ FOOD」に反映されるので会計業務がスムーズになり、その結果、会計機能をホテルのフロントへ集約することができるようになりました。会計ごとに伝票を座席までお持ちする作業ををなくすことができ、感染症対策にも繋がっていますし、ホールのオペレーション改善にも反映されています。
開業時の店舗の負担も減らせるDXサービス
新型コロナウイルス感染拡大の影響はさまざまなところにあって、『Trattoria&Caffe Passo』においても、現在はお食事のシェアをおすすめしておらず、コース料理をメインに提供しています。仕方のない状況ではあるのですが、コース料理はアラカルトと比べるとスタッフの負担が大きいんですね。料理提供のタイミングを見計ったり、一皿ずつ盛り付けに力を入れたり。そういった状況下において、「USEN SelfOrder TAB」によるオーダーテイクの時間削減や「USENレジ FOOD」による集計業務の簡略化、そしてサービス連携による会計業務のオペレーション改善といった店舗DXには、助けられている部分が非常に大きいです。
店舗開業時は、新人スタッフの教育やメニュー表作成などの業務が発生するかと思いますが、「USEN SelfOrder TAB」や「USENレジ FOOD」といったDXサービスを活用することでそこでの負担は大きく減らせると思います。さまざまな準備で追われる開業のタイミングで本当に時間をかけなければいけないことに時間を費やせるというのは店舗DXのメリットの一つだと思いますね。
店舗DXについて、個人的にはまだまだ活用の幅を拡げることができると思っていますので、今後さらにサービスの一本化や連携が進んでいくことに期待しています。