公開日:2022年5月17日
ドライシンドロームを緩和する可能性がある音楽とは
目・鼻・口の乾燥対策に
ドライシンドロームという言葉はご存知でしょうか。
ドライと名前がつくだけあって、さまざまな部位が乾く状態で、近年その症状に悩む人が増加しているといわれています。
今回は、「ドライアイ(目)」「ドライノーズ(鼻)」「ドライマウス(口)」の改善の可能性に関する音楽効果の研究についてご紹介したいと思います。
ドライアイ
ドライアイは、主な原因に加齢やストレス、そしてパソコンやスマートフォンといったデジタル機器の長時間使用により引き起こされ、いわば現代病といえるでしょう。症状としては眼精疲労、眼痛、頭痛、自覚視力の低下などが見られます。
ロート製薬株式会社と共同で「ドライアイ改善の可能性に対する音楽が目に与える影響」について研究を実施しました。
・ [研究記事]ドライアイ改善の可能性に関する研究
ドライノーズ
ドライノーズは、加齢や冷暖房環境の増加、アレルギー性鼻炎などが原因とされており、主な症状に鼻粘膜の軽度発赤、鼻閉塞、鼻出血、掻痒感が挙げられます。
この「ドライノーズ改善の可能性に対する音楽の効果」を検証するため、はりまざかクリニック院長(順天堂大学客員教授)三輪正人先生と共同で研究を実施しました。
・ [研究記事]音楽によるドライノーズ改善の効果に関する研究
ドライマウス
ドライマウスは、加齢、服薬、精神的要因、ホルモンバランスの変化、代謝異常などの全身疾患等が原因とされています。埼玉医科大学短期大学・和合治久名誉教授監修のもと行った研究で、音楽聴取により唾液の分泌量が増加することがわかりました。
・ [研究記事]高齢者に対するBGMの効果研究
・ [研究記事]「Concentration ~働く人の集中力UP~」の効果
ドライシンドローム改善の可能性に関する音楽効果の研究についてご紹介しました。
USENの音楽コンテンツが、ドライシンドロームに悩む方の一助となれば幸いです。