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ドライアイ改善の可能性に関する研究

公開日:2022年3月1日

ドライアイ改善の可能性に関する研究

ドライアイ改善に効果的な音楽とは

日本に2,000万人、世界に10億人以上いると推測される最も多い眼疾患と言われ、パソコンやスマートフォンを長時間使い続けることで生じるドライアイ(※)には、多くのオフィスワーカーが悩まれていることでしょう。
そこで、USENでは、音楽によるドライアイ改善の可能性を検証するため、ロート製薬株式会社と共同で音楽が目に与える影響について検討を実施しました。

(※)順天堂大学医学部附属 順天堂医院
『新ドライアイ診断基準により「ドライアイ確定」患者が3割増加 ~ 確定診断によりドライアイ治療の適応拡大へ ~』より

試験概要

20~50代のオフィスワーカー男女10名(男性5名、女性5名)に対し、試験前の涙液量・最大開瞼時間(目を開けていられる最大の時間)を測定し、目に関する自覚症状をたずねました。その後、参加者には音楽を聴かない状態でデスクワークを行っていただき、60分後、120分後に涙液量・最大開瞼時間を計測し自覚症状をたずねました。翌日、音楽を聴いた状態で上記と同様に計測を行いました。
尚、試験にはUSENの番組「Concentration ~働く人の集中力UP~」の楽曲を使用しました。



結果

測定項目のうち涙液量に関して、デスクワーク中に音楽を聴かなかった場合と比較して、音楽を聴いた場合は、涙液量変化率が有意に高くなりました。



グラフ


識者のコメント

三宅 琢
株式会社Studio Gift Hands
代表取締役
労働衛生コンサルタント、眼科専門医、メンタルヘルス法務主任者
公益法人Next Vision理事、Zホールディングス株式会社産業医他

産業医、眼科専門医 三宅 琢

リモートワークの浸透により眼精疲労は多くの労働者の健康課題となりつつあります。
我々産業医は労働者の労働環境の改善が職務であり、本研究では音楽の存在により涙液分泌量に影響があった可能性があり、自律神経への良好な影響を示唆する内容であったと言えます。
在宅勤務を含めて今後労働者は自律して自身の健康管理と生産性向上を行う必要性が増加するため、本研究のような実生活に応用可能な研究が進むことが望まれます。

眼科医としてもスマートフォンの普及もありドライアイは現代人の病気とも言えます。本研究は対象人数は少ないものの、聴覚的な刺激が涙液量に影響を及ぼす可能性を示唆しています。 今後より大規模で詳細な追加研究を行うことで、涙液増加のメカニズムの解明がされることに期待しています。

おすすめ番組

USEN番組

Concentration ~働く人の集中力UP~

この番組の楽曲は、オフィスワーカーの疲れを癒し、集中して仕事に取り組めるコンディションに導くことを目的として、埼玉医科大学短期大学 和合治久名誉教授の提唱される副交感神経の働きを高める音楽要素を取り入れ、すべてUSENオリジナルで制作しています。4,000Hz以上の高い周波数帯域の音や、明るくシンプルな短い旋律の繰り返し、心地よい和音が多用されています。



※詳しくは、お客様が加入されている各サービスのホームページをご覧ください。
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【免責事項】
・本ページの実験結果は、各種実験業務の委託により得た分析結果を記載したものです。当社並びに当該分析結果は、何らかの効果を保証しているものではありません。

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