研究
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テストステロン分泌に関する研究

公開日:2023年12月1日

テストステロン分泌に関する研究

ロコモティブ・シンドロームの予防が期待できる音楽とは

USENは、テストステロンの分泌を増やすために有効な音楽の検証実験を行いました。テストステロンとは、性別問わず体内に存在する男性ホルモンです。男女共にテストステロンが減少すると、イライラする、不安感を覚える、物忘れが激しくなるといった症状や、筋力の低下や骨粗しょう症などロコモティブ・シンドローム(運動器症候群)が現れると言われています。
実験の結果、音楽がテストステロンの分泌にポジティブな影響を与える可能性が示唆されました。

実験方法

①40~50歳代の男女20名、②60歳代の男女20名を①②ともに10名ずつ2群に分け、それぞれ2種類の音楽の聴取前後で唾液採取を行い、アンケートに回答してもらいました。
実験は1日の中でテストステロン値が下がってくると言われている夕方(15:00~18:00)の時間帯に行いました。
音楽はUSENが選曲した2種のプレイリスト(アクティブな曲<音楽A>とリラクシングな曲<音楽B>)をそれぞれの世代の各グループに聴いてもらい、アンケートでは生活習慣や音楽の印象などをたずねました。



図1




結果①-1
音楽A聴取後のテストステロン分泌量の中央値は、聴取前よりも約7%増加した

図2
※テストステロンの分泌量とは、音楽聴取前と聴取後に採取した唾液に含まれる本成分を分析し、数値化したものを表しています。




結果①-2
音楽A聴取後、40代男女共にテストステロンの分泌量の平均値が有意に増加した

図3
※有意・・・統計的に有意である(偶然ではなく調査結果に意味が認められる)ことを表しています。




結果②
音楽Aを聴取後、7割の人がテストステロンの分泌量が増加した

図4




結果③
音楽Aを聴取した人は、50代女性を除いて、年代・性別問わずテストステロンの分泌が増えた

図5




結果④
音楽A聴取後のテストステロン増加者の分泌量を見ると、聴取前よりも有意に増加した

図6




結果⑤-1
音楽Aは、聴いた人の気分にもポジティブな影響を与えた

・ ネガティヴな気分(抑うつ・不安)が有意に低減されました。
・ 高揚感が高まりました。
・ 目の疲れや肩こりなど、身体の自覚症状が有意に緩和されました。(疲労・身体愁訴)


図7
※気分や身体愁訴に関する計25個の質問をそれぞれ5段階(疲労・身体反応のみ3段階)で回答。平均点を比較したものです。




結果⑤-2
音楽Aを聴いた人の約8割が「好き」と回答した

図8




識者からのコメント

関口由紀先生
女性医療スペシャリスト/女性泌尿器科専門医/横浜市立大学大学院医学部客員教授

女性医療LUNAクリニック理事長 関口由紀先生
(日本メンズヘルス医学会テストステロン治療認定医)

テストステロンは男性と女性両方の生きる意欲の向上に寄与するホルモンです。
本研究では、アクティブな音楽を聴くことにより、加齢とストレスにより年々テストステロンレベルが減少する中高年の男女のテストステロンを増加させることができる可能性が示唆されました。
テストステロンが下がってくる時間帯において、ほとんどの年代・性別で音楽A(=アップテンポな音楽)を聴いた群で、唾液中のテストステロン値が上昇しました。ただし50代女性のみテストステロン上昇を確認できませんでした。これは更年期により性ホルモンが大きく変動する世代なのが実験結果の影響を与えた可能性があります。
今回実験に使用されたようなアップテンポな音楽を聴くことは、テストステロンの分泌を促し、その結果生きる意欲が向上し、行動性が増しますので、高齢者うつやロコモティブ・シンドロームへの予防が期待できます。

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心身の健康を支援する「健康BGM」シリーズ。テストステロン値が減少する中高年を対象とした実験に使用し、概ねその上昇が確認された楽曲をもとに制作したオリジナル楽曲をお届けします。ラウンジ・ミュージックの軽快なビートを聴くことでテストステロンの分泌の促進が期待できます。「あとひとがんばりしたい」という気持ちや運動のモチベーションを高めたい、またロコモティブ・シンドロームを予防したい方におすすめです。



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・本ページの実験結果は、各種実験業務の委託により得た分析結果を記載したものです。当社並びに当該分析結果は、何らかの効果を保証しているものではありません。

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