研究
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BGMによる価格判断の変化

公開日:2022年10月11日

BGMによる価格判断の変化

BGMの有無によって見ているモノの値段の判断がかわる

スーパーで買い物をするときに、BGMを意識することはありますか。ふだん何気なく耳にしているBGMによって、見ているものの価値判断が変わっている可能性があります。
USENでは、東京農工大学 北原義典教授監修のもと、音楽がある状況とない状況でモノの価格の印象について評定してもらう実験を行いました。

実験概要

男女33名対し、BGM有り・BGM無しそれぞれの状況下において、スーパーなどで販売されている生鮮品や総菜などの画像13点を提示し、それらの価格がどのくらいと思うかをたずね、回答してもらいました。
尚、実験にはUSENの番組「モーツァルト」を使用しました。

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実験用画像の一部


結果

ほとんどの品目で、BGMが流れている状態の方が判断価格が高額となりました。
BGMがあると金額を高く、BGMがないと金額を安く判断される傾向があることがわかりました。



<判断価格の変化>
赤い数字は音楽が流れている時、青い数字は無音の時の平均判断価格(円)
中央のラインは全回答の平均値、矢印の長さは平均値との乖離度合いを反映



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監修者からのコメント

北原義典名誉教授
(株)日立製作所中央研究所主管研究員を経て、東京農工大学教授に就任。2021年より現職。専門は、人間行動科学、音声情報処理、消費者行動分析。

<監修>東京農工大学 北原義典名誉教授

今回の実験の結果、多くの商品において、BGMの流れる中の方が、無音の中よりも、価格を高めに判断する傾向が見られた。とくに、朝食関連のコーヒー、レーズンパン、食パン、ウインナー、アイスオレなどで顕著であった。
この結果は、音楽を有効な販売促進の手段として活用できる可能性を示唆するものである。
商品によっては、音楽効果が見られないものもあるが、それぞれの商品に最適な音楽が存在する可能性があり、さらに音楽の種類を変え実験を重ねる必要がある。

※詳しくは、お客様が加入されている各サービスのホームページをご覧ください。
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【免責事項】
・本ページの実験結果は、各種実験業務の委託により得た分析結果を記載したものです。当社並びに当該分析結果は、何らかの効果を保証しているものではありません。

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