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禁煙を支援する音楽の研究

更新日:2021年4月8日

禁煙を支援する音楽の研究

喫煙欲求を緩和する音楽とは

USENでは、公立諏訪東京理科大学・篠原菊紀教授監修のもと、「喫煙欲求が働くときの脳活動に対する音楽の効果」について検証実験を行い、ある条件をもつ音楽を聴くと、タバコを吸いたいという気持ちを紛らせる効果が期待できる可能性が指摘できました。「禁煙をしたい」と思っていてもなかなか踏み出せない方に、その第一歩となるための音楽を制作いたしました。

実験概要

20~60代の男女喫煙者23名に、喫煙欲求を刺激するような映像を、BGMが流れている条件とBGMが流れていない条件でそれぞれ見てもらい、脳活動などの状態を測定しました。また映像を見た後に、タバコを吸いたい気持ちを10段階で回答してもらいました。 BGMは3種類を聴いてもらいました。尚、BGMの有無や楽曲の順序は参加者によって入れ替えています。

実験


結果-1- 脳活動測定

右脳の前頭葉活動は喫煙欲求が高いと活性化し、欲求がないと鎮静化する可能性があることがわかりました。

実験グラフ1


結果-2- 脳活動測定

右脳の前頭葉活動を見てみると、音楽Aを聴いたときにタバコを吸いたいという欲求が抑制されました。

実験グラフ2


結果-3- 主観評価

喫煙欲求に対する音楽の効果の有意差が認められました。音楽Aが無音より喫煙欲求を有意に抑制することがわかりました。参加者の心理でも確かめられました。

実験グラフ3


結果 -4- アンケート

音楽がある時はない時と比べ「タバコを吸いたい気持ちが紛れる」と全体の6割の方が回答しました。

実験グラフ4


監修者からのコメント

篠原菊紀教授
東京大学、同大学院博士課程等を経て、公立諏訪東京理科大学応用情報工学科教授、医療介護健康工学部門長、学生相談室長。専門は脳科学、応用健康科学。

<監修>公立諏訪東京理科大学応用情報工学科 篠原菊紀教授

前頭前野の腹内側部は、喫煙欲求の強さに比例した活動を示し、喫煙したいときには、前頭前野の背外側部の活動が高まります。そして、この活動を人工的な刺激を与え、抑制すると喫煙欲求が減衰することが報告されています。
今回の実験結果でも前頭前野の活動が喫煙欲求とかかわり、ある種の音楽を聴くことで、その欲求が減衰しうることが示されました。人の欲求は思い込みで変わることも知られているので、この音楽を聴くことで喫煙欲求が下がると素直に信じて、禁煙の助けとしてもらえればと思います。余談ですがWHOは認知症及び認知機能低下予防に禁煙を強く推奨しています。

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【健康BGM】禁煙を支援する音楽

心身の健康を支援する「健康BGM」シリーズ。公立諏訪東京理科大学・篠原菊紀教授との共同研究で開発した、禁煙を支援するための音楽です。脳科学の観点から、喫煙欲求に対する音楽効果を検証しました。優雅な旋律の楽曲が、タバコを吸いたいという気持ちを紛らせます。タバコをやめたいけれどやめられない方におすすめです。



※詳しくは、お客様が加入されている各サービスのホームページをご覧ください。
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【免責事項】
・本研究は、十分な説明を行い同意が得られた参加者を対象に行ったものです。
・本ページの実験結果は、各種実験業務の委託により得た分析結果を記載したものです。当社並びに当該分析結果は、何らかの効果を保証しているものではありません。



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