Research 調査
公開日: 2019.09.30
更新日: 2019.09.30
美容室のBGMに関する調査
20~40代の女性22名を対象に調査を行いました。
「居心地の良いBGMの音量に関する研究(ヘアサロン編)」に参加した、実験当日より3か月以内にヘアサロンでカラーリングやパーマをかけたことのある女性を対象に、ヘアサロンの環境やBGMに対するインタビュー調査を実施しました。多くの人に居心地が良いと感じてもらうにはどのような環境が良いのでしょうか。
設問 -1-
普段行くヘアサロンではどんなBGMが流れていますか。(複数回答)
皆さんの行かれているヘアサロンでは、どのようなBGMが流れているでしょうか。こちらのアンケートでは洋楽が最も多い回答となっていますが、一口に洋楽と言ってもテンポや雰囲気は様々です。ヘアサロンの雰囲気によってBGMも異なってくるでしょう。ヘアサロンとBGMの雰囲気については研究ページに記載がありますのでぜひのぞいてみてください。
設問 -2-
どんなときにBGMが聴こえると感じますか。(複数回答)
ヘアサロンではドライヤーの音など、大きい音も多く聴こえてくるため、常にBGMが聴こえているわけではないでしょう。最も回答の多かった施術の待ち時間は、美容師さんが常にそばにいるわけではありませんし、何もすることがない状況になることもあるため、自然と耳がBGMを捉えるのではないでしょうか。
設問 -3-
ヘアサロンにBGMはあった方が良いですか。それはなぜですか。(複数回答)
あった方が良いという回答が過半数を占めました。では、その理由はどのようなものでしょうか。
「リラックスできる」という回答が最も多く、ついで「無音だと気まずい」、「ドライヤーの音が気になる」、「(BGMがあると)周りの声が気にならない」、などの回答がありました。前問のどのような時にBGMが聴こえるか、という設問の回答の中に、「会話がとぎれたとき」というものがありました。会話がとぎれたときにBGMがないとシーンとしてしまいますよね。その気まずさを和らげるためにもBGMが必要だと考える人が多くいるのでしょう。
ですが、BGMもただ流せば良いというわけではありません。音が大きすぎても小さすぎても快適とは言えませんよね。BGMの音量について、気になるポイントはどういったところなのでしょうか。
設問 -4-
BGMの音量について気になることは何ですか?(複数回答)
最も多かった回答は、周りの音とのバランスです。ヘアサロンでドライヤーの音や、シャンプー台の水音など、様々な音で溢れている上、ドライヤーなどは結構大きな音がするものですよね。そんな環境の中で、BGMの音量は小さいと全く聴こえないし、ドライヤー中でも聴こえるほど大きくすると他のお客様にとってはうるさく感じるでしょう。そのバランスがうまく取れると、必要なときに良い働きをしてくれるのではないでしょうか。
設問 -5-
普段よく聴くのはどんな音楽(ジャンル)ですか?(複数回答)
普段聴くジャンルは「J-POP・邦楽ロック」が多く、ついで「POPS・洋楽ロック」、「K-POP」と続きました。やはり、いわゆる流行の音楽が人気ですね。では、ヘアサロンでも流行の音楽を流すのがふさわしいのでしょうか。
設問 -6-
ヘアサロンではどんなジャンルのBGMが流れていると良いと思いますか。
前問とは打って変わって、最も多かった回答は「ヒーリング」でした。ヘアサロンには、リフレッシュが目的で来ている方も多く、落ち着いてゆっくりとした時間を過ごしたい、ということでしょう。ついで「ハワイアン」も挙げられていますが、ハワイアン系の音楽も南国のリゾート感があり、リラックスできそうですね。前問の普段よく聴く音楽ジャンルとして挙げられたジャンルとはかなり異なっていることがわかります。もちろん自分の好きな音楽を聴くことでリラックス、リフレッシュできるということもあると思いますが、ヘアサロンで求められるのは、このグラフのような音楽ジャンルということですね。
キーワード:ヘアサロン・美容室・音環境・音の問題・音楽ジャンル