コラム
コラム
USENが持つ音量調整技術とは

公開日:2020年12月11日

USENが持つ音量調整技術とは



BGMを適正な音量で放送することで、店舗の空間演出と感染症予防の効果が期待できます。

音楽を聴いていて、同じアルバムの楽曲でも、突然次の曲ではボリュームが大きくなったり、反対に小さくなったりしてしまい、音量のばらつきに対して戸惑った経験はありませんか。
このような問題を解決するために、USEN では、2011 年より日本の放送・配信業界に先駆け、「ラウドネス」という音響技術を取り入れています。「ラウドネス」とは、人の聴覚の特性に合わせて音量の統一を図る技術で、現在では地デジやBS 放送、動画配信サービスなど、多くのメディアでも採用されています。実際に、USENの番組と、そこで流れる同じ楽曲をCDで流した場合の音量の比較をしたところ、以下のような差が出ています。

音量画像


また、以下の図のように、一曲の中でもダイナミックレンジ(音の大小の幅)が大きな楽曲は、USEN独自の技術により、楽曲のイメージを損なうことなくその幅を狭め、BGM として聴きやすいように調整しています。

音量画像


USENでは、以上のようにBGMの選曲や制作だけでなく、音量についても追究しています。これまで、オフィス、飲食店、ヘアサロン、医療施設と4つの業種別に、「居心地の良いBGMの音量に関する研究」を行いました。その結果については「 研究リンクアイコン 」ページよりご覧いただけます。



昨今、飲食店での食事中は、ボリュームを控えめにして会話を行うことが推奨されています。これまでお伝えしてきたように、USENのBGMについても音量に配慮してお届けしています。BGMは店舗の空間演出だけでなく、マスキング効果をもたらし、必要以上に大きな声での会話を抑制し、感染症予防の一助として役割を担うことが期待できます。

コラム記事一覧はこちらリンクアイコン